Iwata Keisuke
岩田 啓佑 特別助教
Profile
出身地/神奈川県
尊敬する人/母
愛読書/『ONE PIECE』
好きなTV番組/アニメ
好きな映画/『ドラえもん』シリーズ
好きな食べ物/ラーメン
有機合成によって新たな発光分子を開発し、社会の発展を素材の面から支える。
まだない分子をつくり、未来の材料につなげる。
私は有機合成を用いて新しい素材を開発する研究に取り組んでいます。めざしているのは、世の中を変えられるような特性を持つ分子や素材を生み出すこと。ひとつ一つの反応をブロックのように組み合わせ、新しい構造をつくるようなイメージで研究を続けています。 特に注力しているのが、よく光る新たな発光分子の開発です。発光分子は、光や電気などからエネルギーを受け取ると光を放つ性質があります。一般的に、発光分子は溶液中ではよく光る一方で、固体にすると光りにくくなることがあります。しかし、実際の発光材料は固体で使われることが多いため、固体でも明るく光る分子をつくることが重要です。この問題を解決するため、私は固体の状態でもよく光る分子の開発に取り組んでいます。研究では、分子の構造を工夫して設計し、有機合成によって実際に分子を作ります。さらに、作った分子の光の性質を詳しく調べ、構造と機能の関係を明らかにしています。特に、研究室で開発してきた「炭素架橋オリゴフェニレンビニレン(COPV)」という発光分子をもとに、新しい性質や機能を引き出す研究に取り組んでいます。
研究で大切にしているのは、単に新しい分子を生み出すだけでなく、それを社会で役立つ材料につなげることです。開発した発光材料を、次世代の光源として期待されるレーザーなどに応用することで、将来的には医療をはじめ、さまざまな分野に貢献できる可能性があります。当面は、次世代の光源を支える発光材料の開発を目指し、未来の社会の発展を素材の面から支えたいと考えています。
熱中した経験が自分を成長させてくれる
大学は、まとまった時間を使って、自分の興味のあることにじっくり取り組める貴重な時期です。だからこそ、ぜひ何か一つでも熱中できるものを見つけてほしいと思います。勉強でも、研究でも、スポーツでも、趣味でも構いません。何かに熱中して取り組んでいると、自然と「なぜ?」「どうして?」という疑問が生まれてきます。その疑問について自分なりに考え、試してみることが、新しい発見や成長につながります。
私自身、高校時代に分子や電子に興味を持ったことをきっかけに化学の道に進み、大学では研究に熱中するようになりました。研究では、実験が失敗することもたくさんあります。そんなときも、「なぜうまくいかなかったのか」「どうすればうまくいくのか」と考え、方法を変えて何度も試してきました。一つのことに熱中して取り組んだからこそ、うまくいかない理由まで知りたいと思い、自分で考えて試すようになったのだと思います。
学生の皆さんにも、ぜひ自分が「もっと知りたい」「もっとやってみたい」と熱中できるものを見つけてほしいと思います。熱中して取り組むからこそ、見えてくる疑問があります。その疑問を大切に、考えて、試して、また考える。その経験が、皆さん自身の成長につながると思います。
Photos
地域課題
SDGs・地域課題について