
新しい時代にふさわしい「知の拠点」を目指して
学校法人神奈川大学では、21世紀の知識基盤社会を先導するための希望と期待に満ちた改革を推進中です。
本学園は、創立者・米田吉盛先生が、横浜桜木町に本学の前身である横浜学院を開設して「教育は人を造るにあり」と説いて以来、伝統的に重視してきた教養教育により思考力、判断能力、検索情報を精査するリテラシー能力など人としての基礎力を培い、変容する資本主義社会をしなやかに生き抜く実践的能力と国際的感性を身につけた「良識ある市民」を育成し、卓越した研究に基づく教育重視の伝統を堅持して、世界に通用する有為な人材を輩出し続けてまいりました。
2020年度からは新たに5か年の中期計画(2020-2024)を掲げ、大学においては教学マネジメントの確立、国際化とダイバーシティの推進、そして持続可能な新しい経済社会を目指すSDGsへの取り組みを基軸にして、教育組織の改革と教育研究環境の向上を図ります。
また、附属学校では社会に評価される教育の実践、基盤整備ではキャンパス総合計画・中長期財政計画・事務組織改革等を推進し、建学の精神にのっとり、時代と社会の負託に応えるべく、掲げる使命(ミッション)の実現を目指し、将来構想を実現してまいります。
折しも2021年春には「神奈川大学」のグローバル系3学部(外国語学部、国際日本学部、経営学部)を集約し、約5000名の学生が学ぶ「みなとみらいキャンパス」が開設いたします。
この「みなとみらいキャンパス計画」、そして新学部開設と既存学部の再編、横浜キャンパスの整備事業を見直す「キャンパス新総合計画」などの計画も進行中で、さらに競争力強化やブランド向上、強固な財政基盤構築などを念頭に、「中長期財政計画(2018-2028)」および「第二期中期実行計画」の見直しも行い、このたび「将来構想実行計画」としてとりまとめました。
学校法人神奈川大学、神奈川大学は、より強力に教育組織の改革を推進し、時代を切り拓く「知の拠点」としての責務を全うする新しい学園として生まれ変わります。
来る2028年の創立100周年に向けて始動する、本学園にご期待いただければ幸甚です。
2020年10月
学園の目標
-
教育組織総合計画、教員組織総合計画、キャンパス総合計画を推進し、魅力ある学園を構築する。
-
グローバル社会の中核を担う、主体性を持ち新たな価値を創造する「中正堅実」な人材を育成する。
-
幅広い教養、専門的な知識のもと、人間形成を行う「真の実学」により教育の質を高め、学生・生徒の成長を支援する。
-
社会の諸課題の解決に取り組む専門的な研究を推進する。
-
ガバナンス及びマネジメントを改革し、経営基盤を強化する。
実行計画[2018-2028]の重点事業
-
未来を創造する人材を育成する教育の進化 ※
-
キャンパス新総合計画の推進
-
Society5.0を見据えたダイバーシティの推進 ※
-
将来構想を推進するための財政基盤の強化
実行計画[2018-2028]の推進の流れ