Asami Noriko
浅海 典子 教授
Profile
出身地/東京都
趣味/旅行、とくにお寺巡り、とくに塔を眺めること
子供の頃の夢/ミュージカルスター
尊敬する人/大学院時代の恩師
愛読書/好きな作家は澤地久枝、高村薫、立原正秋
休日の過ごし方/家事全般をそれなりに楽しんでやっています
血液型/AB型
好きな音楽/最近買ったCDはヘレン・メリルの「Lilac Wine」
好きな食べ物/おいしいお酒と季節の野菜
好きな国/今すぐ行きたいのはニューヨーク。いつか住みたいのは奈良と岩手
誰もが無限の可能性を持っています。 自分をみくびらないで、さまざまなことに挑戦してほしい。
サラリーマンから勤労中年女子大生へ
私が大学を卒業した当時は、まだ男女雇用機会均等法が施行される前で、働く女性にとっては厳しい時代でした。とくに誰かのアシスタントではなく、責任ある仕事を自分でやっていきたいと考えていた私にとって、思うような仕事に就くことは大変でした。それでもなんとか、雇用条件などに男女格差のない職場を探して小売業に就職し、販売や仕入れ、商品企画などに従事しながら10年勤めました。その会社で主任に昇格した際に、自分の役割を理解するための研修を受講する機会に恵まれ、そのときの先生が女性だったこともあって、教育研修の講師という仕事にとても興味を持ちました。
30歳代でキャリアチェンジを考えたとき、私が受けた研修を実施している会社の求人をみつけて転職しましたが、同僚たちが心理学などさまざまな知識を学んできているのに比べ、私には小売業の現場経験しかありません。 講師の仕事を続けるうえで、確かな知識のバックボーンがほしくて夜間の大学院に入りました。 講義の中で、理論と自分の経験を照らし合わせたり、知らない業界の事例を知ることはとても面白く、勤労中年女子大生としての7年間に、多くのことを学びました。
企業社会で得た情報と学んだことを伝えていきたい
2年前に神奈川大学に着任し、これまでに見聞きし、学んだことを学生に伝える、という気持ちで講義しています。 担当している「キャリア形成論」は、自分らしい「ワークキャリア(職業経歴)」と「ライフキャリア(生き方の軌跡)」を描いていくために、キャリアに関する知識と情報を得て、在学中から自分のキャリア作りに取り組むための科目です。また「実社会体験研究」は、大学で学ぶ諸理論が社会でどのように活かされているかを、企業や公務の現場での実習によって研究する、いわゆるインターンシップで単位を取得する科目です。 アルバイトでは体験できない仕事の実際を知ることができるだけでなく、将来のキャリアを考えるための参考にもなり、自分の適性を知る手がかりを得ることができます。
学生の皆さんには“私なんかこの程度”と自分をみくびらないでほしい。誰もが無限の可能性を持っているけれど、開花するかしないかは本人次第です。慣れた生活や友人関係に満足しないで、読んだことのないジャンルの本、新しい先生との出会い、見知らぬ土地への旅、初めてのアルバイトなどに自分から挑戦して、自分を育ててあげてほしいと思います。
浅海典子ゼミナール
ゼミでは、人々の働き方、キャリア形成、労働を取り巻く環境などについて学びます。3年生は、グループ研究に取り組んで秋に開催される経営学部インターゼミナール大会への参加をめざします。労働問題に限らず、広く社会に存在する問題から各グループがテーマを設定し、調査・分析・プレゼンテーションを行います。長期間のグループ研究によって、考える力と表現力、チームで成果を得る力を養います。
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SDGs・地域課題について