
Ueno Masaya
上野 正也 准教授
Profile
生年/1981年
出身地/横浜市
血液型/A型
家族構成/妻、娘、息子
子供の頃の夢/考古学者か南イタリアで漁師
尊敬する人/お世話になった多くの先生
趣味/料理(作ること・食べること)、旅行、美術館・展覧会巡り
休日の過ごし方/家族と出かける、掃除・洗濯などの家事
好きな映画/スタジオジブリ作品(特に「耳をすませば」)
好きな音楽/なんでも聞きます
好きなTV番組/お笑い番組(特に「笑点」)と「あぶない刑事」(横浜の古い風景が出てきます)
好きな国/ブータン、台湾
「創造性」を活かした、これからの「新しいまちづくり」のあり方を探究しています。
社会人としての現場経験が教員生活の大きな糧
私は大学院を卒業してから設計事務所に就職しました。3年間でしたが、そこで社会人としての基本と建築設計の奥の深さを学んだのです。福祉施設や保育園、さらに遊具などさまざまな設計に携わりましたし、コンペティションへの参加などもとても濃密な体験でした。その後、まちづくりのNPO法人に転職しました。現場で実践を重ねていく中で、立ち止まって論理的に考える時間を持つことも大切だと考えたのです。仕事をしながら大学院博士課程にも在籍しました。NPOでは地域の方との対話や行政との調整連携、アーティストやクリエーターとの協働などの取り組みから新しいまちづくりの基礎を学ぶことができました。これらの経験は今の教員生活の糧となっていますし、現場での体験を研究に活かしていきたいと考えています。
私の主な研究テーマは「創造性を活かしたまちづくり」です。芸術文化などに備わる創造性をうまく活かしながら地域の価値を高め、あるべき方向に持っていこうとする動きに着目しています。個人や特定の団体、官民協働など、その動きはさまざまですが、時にはプロジェクトに参加しながら、今まであまり語られてこなかった創造的な活動に焦点を当て、これからの新しいまちづくりのあり方について研究しています。
他大学や他学年との積極的な交流で刺激を受けよう
大学生活では、他大学との交流をぜひ積極的に行ってほしいと思います。他校との接点を増やすことは自分の成長にとって重要な要素で、学内とは異なる評価に触れることで自分自身も違う視点を持つことができます。学内においても、他の学年との交流に努めましょう。建築という分野では、先輩や後輩、他校生が持つ「暗黙知」に触れて学びを得るといった経験が非常に重要になります。私自身も学生時代、他大学の学生と連携し、作品の発表会・講評会などを企画することで大いに刺激を受けましたし、良き先輩後輩に恵まれ、学部生・院生時代を過ごせました。今はなかなかそういう機会がないようなので、教員として「場づくり」のサポートができればと思っています。
また、挑戦することに臆病にならずに、頭で考えているだけでなく、まずは実際に手を動かしていろいろなことをやってみましょう。考え込んだり立ち止まったりするのはその後です。新しい知識に触れることは将来、必ず成長の糧になっていくはずです。目標到達までの道のりが遠いとわかると、「大変そうだから自分はここまででいいや」とあきらめてしまう人が多いけれど、それはとてももったいないこと!限界を自分で決めてしまわずに、いろいろなことに挑戦して可能性を広げましょう。

[まち再生コース]まちづくり研究室
人に学び、地域に学び、まちの未来を描く
まちづくりは、地域住民が主体となって、自らが住む「まち」をより良くしていこうとする活動ですが、活動の主体は、住んでいる人だけに限りません。行政や警察といった公共機関が関わることもあれば、そのまちで商売する人や働く人、そして、学生などが主体となり得ます。そこで本研究室は、地域の課題解決や魅力創出に向けて、様々な人が関わりあう多様なまちづくりに着目します。そして、ハード(建物)だけでなく、その場所にあった新しい地域活動や、地域運営(エリアマネジメント)のあり方を考える、実践的なまちづくり活動を展開します。このような取組みを通じて、まちづくりの新たな手法や可能性を探り、それを社会に還元することで、より良い地域社会の実現を目指します。
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