Yang Xiaoyu

楊 暁雨 特別助教

所属
建築学部
建築学科(建築学系)
関連リンク
専門分野

鋼構造、露出柱脚、非構造部材、軽量鉄骨間仕切り壁

キーワード

Profile

出身地/中国遼寧省丹東市
子供の頃の夢/学校の先生
尊敬する人/夢のために努力している人
愛読書/『1984』『Walden』
趣味/音楽、映画、ライブ、美術館巡り
休日の過ごし方/上記と旅行
好きな音楽/安溥、Sodagreen、Sam Fender
好きなTV番組/『月曜から夜ふかし』『康熙来了(台湾の番組)』
好きな映画/『Everything Everywhere All At Once』『Nomadland』
好きな著名人/マツコ・デラックス
好きな食べ物/焼肉、寿司、ラーメン

好奇心を持って、いろんなものを挑戦してみてください。

構造部材の耐震性能を高めるための実験に挑戦

2008年、中国の四川省で、およそマグニチュード8.0にもなる大地震があり、建築物の倒壊も多く起こりました。その時、世界でもトップレベルの技術力を誇る日本の耐震設計を学びたいと思ったのが、日本への留学を決意したきっかけです。私の専門は建築構造で、建物を構成する床や壁、柱といった構造部材・非構造部材の耐震性能について研究しています。特に注目しているのは、中低層鉄骨構造のベースに使われることが多い「露出柱脚」です。露出柱脚とは、建物の鉄骨の柱とその下にあるコンクリートでできた基礎の柱をアンカーボルト(ネジ)でつなぎ、固定した構造部材。鋼構造とコンクリート構造という異なる構造を接合するものであるため、研究や実験は少し複雑で、先行研究もそれほど多くありません。しかし、2011年の東日本大震災と2016年の熊本地震で、この露出柱脚におけるコンクリートの部分が崩れたり、アンカーボルトが曲がったりする被害が発見された。私の研究では、実験でさまざまなシチュエーションを用意して露出柱脚が破壊されるメカニズムを探り、より安全な露出柱脚の設計に役立てることをめざしています。

研究成果は、日本建築学会が発表している「鋼構造接合部設計指針」の改定することに貢献できました。今後も、実験を続き、かつ数値解析を活用して、より安全な建築構造を模索していきたいですね。

チームワークを大切にしながら実験に取り組んでほしい

私が担当する1年次の授業「力と形」では、簡単な実験を行いながら建築構造に関連する力学の概念を基礎から理解していきます。例えば、ただの折り紙であっても、ある形に折ると見かけ上の厚みが生まれ、重いものを上に置いてもある程度は耐えられる強度が出ます。そうしたものをつくりながら、構造の仕組みに少しずつでも興味を持っていただけたらと考えています。3年次の「建築構造・材料実験」では、より発展的な内容になり、力学の知識を生かして、グループで実験を行います。そして、レポートにまとめ、最後にどのような結果になったのかを発表してもらいます。

建築構造の実験は大規模なものが多く、一人で行うことがほぼ不可能であるため、多くの人と協力しながらプロジェクトを進めていく力が非常に大切になります。課題や研究に取り組むなかでそうしたスキルも養ってほしいと思います。また、自分で調べることも大切です。授業、そして卒業研究のなかでわからないことがあれば、他人に聞く前に、まず自分で調べてみてください。それは皆さんが社会に出てからも必要になるスキルだと思います。

耐震耐風構造研究室

Photos

  • 東京オリンピックとパラリンピックにボランティアとして参加しました。言語サポートの役割を担い、有名な選手との身近な交流の機会を得ました。さまざまな国の方々と会話でき、非常に貴重な経験となりました

  • 渋谷で2回、フリーハグを実施しました。勇気を出せずに実施できていなかったのですが、ついに長年の夢が叶いました。たくさんの人々から温かいハグを頂きました。今後も毎年恒例のイベントとして続けていけるようにがんばります

SDGsの取組み

地域課題

SDGs・地域課題について

Teacher's News

楊 暁雨先生の関連ニュース

Recommend

他の先生もチェック!