Iwahata Takahiro

岩畑 貴弘 教授

所属
国際日本学部
国際文化交流学科
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専門分野

言語学、英語学

キーワード

Profile

世界には数千もの異なる言語があります。でも「ことばが異なる」というとき、何が違うのでしょうか。そんなことをゼミでは、映画の吹き替えやコミックのセリフなどを見ながら、一緒に楽しく研究しています。

趣味/海外旅行、ドライブ、息子と遊ぶこと、モータースポーツ鑑賞(もっぱらテレビで)、スタバなどのカフェめぐり
子供の頃の夢/警察官→スーパーマン→スーパーカーのオーナー→漫画家→大学の先生
尊敬する人/妻
休日の過ごし方/家族と過ごす
好きな食べ物/Flavor Coffee
好きな国/世界中の国が好きでとにかく行ってみたいのですが、あえて挙げるとすれば5年半住んでいたアメリカ

学生時代の今だからできる、いろいろなことにトライしてみよう。

楽しい雰囲気で受け入れやすい授業を

私はさまざまな科目を担当していますが、大きく分けて、1.英語を勉強する科目(「国際文化英語演習」「日本文化英語演習」「英語(理解)」など)、2.言語学を学ぶための科目(「英語学演習D」「対照言語学」)、3.ゼミ(テーマは「アメリカンジョーク」)の3種類を担当しています。
それらの異なる科目に共通して心がけていることは二つです。一つは聞くだけでなく、学生たちが喋ったり、意見を述べたりする機会をなるべく多く作ること、そしてもう一つはできるだけ楽しい雰囲気にして、学生たちと良好な関係を築き、授業内容が受け入れやすくなるようにすることです。人間は、リラックスしている時と、緊張あるいは退屈している時とでは、同じことを言われてもその理解度がまったく違ってきます。前者は比較的簡単ですが、後者はけっこう難しいので、時には冗談を言ったり、雑談をしたりするようにしています。言語学の真面目な説明の中に、おかしな日本語の例文を混ぜたりもします。
神奈川大学に転任してきたのは2003年ですが、以前は関東近郊にある小規模な私立大学で英語を主に教えていました。あまり学生の英語能力が高いとは言えず、英語嫌いな学生たちがほとんどでしたが、それを克服させるべく、いろいろ工夫してやっていました。楽しい雰囲気で授業をした方が学生の理解度も高い、ということもそこで学びました。苦労も多かったのですが、現在の授業に役に立つ、本当に良い経験をさせてもらったと感謝しています。
自分自身の研究テーマとして最近調べているのは、言語コミュニケーションにおける「認識共有」の役割・位置づけです。日本語で言うと、おそらく「ね」という終助詞がそれと大きく関連しています。「いい天気だ!」と言うのと「いい天気だね!」と言うのではまったくニュアンスが異なります。「いい天気だ!」というのは「いい天気である」ということを表現することが主目的ですが、「いい天気だね!」の主目的は、主張ではなくその認識を共有することにあります。ひいては、認識を共有することによって、連帯感まで醸成しようとする働きがあります。このプロセスとメカニズムがおもしろいと思って、調べています。

大学時代にやっておきたい4つのこと

1.「こつこつと積み重ねる」
授業に毎回出るというのは大変地味な作業です。スポーツをしたり、旅行をしたり、コンサートに行った時のような興奮はないかもしれませんが、それでも毎回こつこつ積み重ね、最終的に自分が分かるようになったこと、できるようになったことに気づいた瞬間の感動は、その他のどんな感動にも勝るとも劣らないものです。もし、この意味がまだ分からない人は、ぜひ在学中に分かるまで勉強してみてほしいと思います。だまされたと思って。
2.「せっかく大学に来ているのだから、いろんなものに興味を持って勉強しよう」
遊ぶのは年をとってからも気持ち次第でいくらでもできます。私はと言えば、人並みの青春を楽しんだ上に、24~30歳まで留学していたアメリカはボストン郊外の大学の大学院でさらに青春を謳歌し、実は現在もなお青春が継続中なのです。
3.「若いうちの苦労は買ってでもせよ」
若くて頑張れる時に頑張っておいたほうが後々に楽です。勉強をする、努力をするというのは、新たな畑を開墾するようなものです。畑を開墾するのは大変だけれど、後はずっとそこに実る作物で豊かに生きていくことができます。一方、開墾できるうちにしておかないと、結局自分の畑を持てずに、後は他人のおこぼれを拾って歩くだけの人生になります。
4.「世界は広い。若いうちに海外をたくさん見ておこう!」
航空チケットが安い時期をねらって、どんどん海外に行ってみてください。写真を見せながらその報告を授業内でプレゼンしてくれれば、英語の授業を休んでも多少大目に見てあげられるかもしれません!?

Photos

  • アメリカ留学中から現在に至るまでの海外旅行の思い出の写真。中でも気に入っているのがアメリカ西部。荒涼とした大自然、断崖、岩山、砂漠など、日本にはない風景と、田舎町ならではの人の温かさに惹かれます

  • ここ最近、副業のようにして出版している英語学習本。二人で練習するワークブックなど、授業のノウハウを応用してまとめています。現在までに3冊出版(いずれも発行/ベレ出版)、うち1冊は台湾版が翻訳出版されています

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