Mineshita Hiroki

峯下 弘毅 特別助教

所属
工学部
機械工学科
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専門分野

ロボティクス、知能機械システム

キーワード

Profile

出身地/広島県広島市
子供の頃の夢/ロボットエンジニア
趣味/電子工作、プログラミング、読書
休日の過ごし方/電子工作、プログラミング、読書
好きな音楽/J-POP
好きなTV番組/『ザ!鉄腕!DASH!!』

人間が活動しづらい環境下で活躍できる人型ロボットの開発をめざす。

ヒューマノイドロボットが生活の至るところで活躍する世界

私の専門分野はロボット工学で、特に、人体に似た形のロボットであるヒューマノイドロボットの研究に取り組んでいます。めざしているのは、人間の負担を軽減し、人間の代わりに活躍してくれるロボットの開発。例えば、災害現場などの二次災害が起きやすい危険な場所での作業や、介護において人の身体をベッドから車椅子に移動させるような重労働をロボットに代替するための研究を行っています。現在はロボットの「歩行」に焦点を当てており、土壌がゆるくなった場所や重いものを持った状態などを想定しています。壊れないための強度や、曲がらないための硬さといったハードウェア面の調整に力を注いでいます。

ヒューマノイドロボットの研究をしているのは、小学生のころに手塚治虫の『鉄腕アトム』に魅了されたのがきっかけです。人が操縦することで動くガンダムなどに影響を受ける研究者もいますが、私の場合はアトムのように、“自律していて人と同じような見た目をしたロボット”をつくりたいと思ったんです。小学4年生のころからロボットの学習塾にも通って、自分がつくった機械が動く瞬間がうれしくてのめり込んでいきました。現在の研究でも、想定通りにロボットが動いた時が一番やりがいを感じますね。夢見ているのは、人型ロボットが生活の至るところで活躍する世界。盲導犬の代わりになるロボットやドローンの研究にも取り組んでいます。今後も、人間が活動しづらい環境下でいかにロボットが活躍できるかを考えていきたいと思っています。

実践的なロボット製作を通して機体設計やプログラミングを学ぶ

私が担当している「ロボティクスデザイン/MデザインC」の授業では、実際に小型ロボットを製作することで、コンピュータ上での制御プログラムの作成やロボットを動かす駆動原理などを学んでもらっています。特に実践的な学びを重視していて、理論的な制御や設計方法だけでなく、目的に合わせた機体の設計や製作、実用的な制御方法についても身につけることができます。ロボットをつくるにはソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と技術が必要ですが、それゆえにうまく動かすことができた時にはとてもうれしいものです。ロボット製作を通してこうした成功体験を積んでもらい、社会で活かしてほしいです。

学生時代は、とにかく好きなことに好きなだけ取り組める時間がたくさんあります。ですから、ただ漫然と学生生活を過ごすのではなく、サークルに参加してみたり、好きなスポーツに取り組んでみたり、なにかに一生懸命取り組んでほしいと思います。私の場合は、ロボコンサークルに所属して「NHK学生ロボコン」での優勝をめざしてがむしゃらに取り組んでいました。ピットクルー(競技者の補助)として参加した大学2年生の時に優勝してアジア大会に出られたこともうれしかったですね。このように授業や研究以外の環境からも学べることがたくさんあるので、好きなことに積極的に取り組んでみてください。

ロボティクス研究室

進行する高齢化社会を見据え人に優しいロボットを開発

人とロボットが協調し共存できる社会の実現をめざし、ロボットの機構や制御を研究しています。ロボティクスは、機械工学・電気電子工学・制御工学・情報工学を基礎とし、機械を構成するメカニズム・アクチュエータ・センサ・コンピュータを融合させて、広範なロボットシステムの研究を行う分野です。 私たちは高齢化社会の進行を見据え、さまざまなシーンで生活支援に利用できる人間共存協調型ロボット、片づけロボット、エンターテインメントロボットなどを開発しています。この開発において、操作性と同時に重視しているのが対人安全性と環境認識です。

Photos

  • 収集しているもの:3Dクリスタル 電車に乗ることや車窓から見える景色が好きで、よくローカル線に乗りながら全国各地をめぐっています。立ち寄ったり観光したりした場所で記念に3Dクリスタルを購入していたのが、気づいたら結構な量になっていました。美しさと立体物であるところに惹かれています。なかには海外に訪れた際に買ったものもあったりします

  • 思い入れのあるもの:一眼レフカメラ 高校生ぐらいの時に家用に購入したものですが、それをきっかけに写真撮影にハマりました。今でこそスマートフォンのカメラの性能が上がったので使うことは減ってきましたが、車窓からの風景や星空を撮影する際は同じカメラを使って撮り続けています

SDGsの取組み

地域課題

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