Yamaguchi Shigeo

山口 栄雄 教授

所属
工学部
電気電子情報工学科
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専門分野

半導体工学

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Profile

出身地/大阪府
血液型/O型
趣味/読書(とくに時代小説)など
子どもの頃の夢/宇宙物理学者になること
愛読書/藤沢周平、池波正太郎、柴田錬三郎の著作
休日の過ごし方/書店巡り、温泉巡り、スポーツ
好きな映画/ダーティーハリー、マッドマックス
好きな音楽/尾崎亜美、Cyndi Lauper
好きな食べ物/魚介類
好きな国/日本

まだ世にない自分のひらめきが、 実際に<素子>となって動作をする。 この醍醐味、喜びが私を研究の虜とするのです。

世に役立ってこそ、研究が報われる

従来の半導体というのは、エレクトロニクスの分野でしか使われていなかったのですが、やはりそれでは限界が来ているのを実感しています。そこで、私は数年前から半導体の新しい可能性に目を向けて取り組み始めています。
それは、半導体エレクトロニクスの、主に熱やエネルギーの観点に着目したことです。熱は、すべてのエネルギーの最終形態。ゆえに現在では様々な電子機器や回路が高集積化により、熱問題の回避ができなくなっている状態です。この熱をなんとかして利用、あるいは制御することができないかを日々考え、それを応用した新しい<素子>を創る研究を行っています。
現在、私のひらめきから生まれた研究で、まだ誰も手をつけていない分野を開拓中で、今後どういった動きに展開するかが今から楽しみです。何と言っても、どこかの会社でこの<素子>を用いてもらえ、それによって世に還元されることが第一歩。研究というのは題材を見つけ、そして最終的には世の中に役立つものでなければ、と思っていますから。

研究はアウェアネスを学ぶとき

手がける研究は、世の中に役に立つものであって、かつ、学生自身もやっていて楽しいと思う事柄をと意識しています。また、目に見えないものを意識するというアウェアネス(気づき)の点も、研究にとっては大事な姿勢です。そんな四年間の学生生活がのちにどう生かされるか、それは自分次第。平等に与えられた一日24時間をどう生きるかも自分自身。学生生活の中で何らかの結果を出そうと思えば、何かを犠牲にせざるを得ないのは仕方のないことですが、この取り組みこそが、のちの人生にとってかけがえのない時を得られることと確信しています。
我が大学は自然に包まれた環境にあって立地条件もよく、教育システムも完備し、卒業研究をした学生には学会発表など、世の中へ積極的に貢献することも可能です。先生とはコミュニケーションをはかることで、互いの垣根も低くなります。どうぞ積極的に先生に話しかけてください。我々は、いつでも君たちを待っています。

半導体工学研究室

半導体と熱とバイオの融合をめざした新しい素子の開発に挑む

半導体は従来エレクトロニクスの分野でのみ用いられてきましたが、それには限界があると感じ、新しい可能性として半導体の熱やエネルギーに着目しました。いま、さまざまな電子機器や回路が高集積化するに従い、すべてのエネルギーの最終形である熱の問題は回避できません。そこで、その熱を利用、あるいは制御し、それを応用した新しい素子の開発を始めました。 この研究室で開発した超高速固体電子冷却加熱素子を用いることで、従来の電子冷却素子の構造では実現できなかった、局所的冷却加熱やDNA増幅に利用される高速高精度PCR装置の開発が可能になりました。誰も着手していない分野を開拓し、社会に役立つ研究を行っていきたいと考えています。

Photos

  • 研究室の生徒の実家から苗を分けてもらって、みんなで育てている稲。そろそろ頭を垂れ始めたので、収穫が楽しみ

  • 名古屋でポスドグ(博士研究員)をしていた頃、地元で大変お世話になった方の娘さんから頂いたバッグ。今も愛用している

  • 水冷管、電極兼放熱板によって温度を調節するDNA増幅装置

SDGsの取組み

地域課題

SDGs・地域課題について

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