Lovely Esther

ラブリー エスター 助教

所属
外国語学部
英語英文学科
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専門分野

英米・英語圏文化、応用言語学

キーワード

Profile

出身地/オーストラリアのブリスベン
子供の頃の夢/小説家
尊敬する人/ドロシー・L・セイヤーズ
愛読書/「馬と少年」
趣味/映画
休日の過ごし方/自然の多い場所を探して散歩する
好きな映画/「ロード・オブ・ザ・リング」
好きなTV番組/「メンタリスト」
好きな食べ物/韓国料理
好きな国/ニュージーランド

英語は、人と人をつなぐためにあるもの。 完璧でなくても、間違いを恐れずに積極的に使ってほしいです。

コミュニケーションがアイデンティティに及ぼす影響に関する研究

私は、移住者のアイデンティティとコミュニケーションの関係に関心があり、研究を行っています。今ほど通信手段や交通手段が発達していなかった時代に、母国を離れて海外に移住したり、留学や仕事のため外国で暮らしたりするとき、母国の家族や友人とのコミュニケーション手段は、主に手紙のやりとりでした。場所によっては、母国に帰ることも簡単ではなかったと思います。けれど時代が変わり、今はメールやスマートフォンでいつでも連絡をとることができ、相手の顔を見ながら話をすることもできますし、世界各地を結ぶ飛行機の直行便や格安航空会社も増え、故郷との行き来も容易にできるようになりました。このようなコミュニケーション手段の変化が、移住者のアイデンティティにどのような影響を及ぼしているか、といったことを考察しています。
私が生まれ育ったオーストラリアのブリスベンは、中国や韓国からの移民が多く住む都市です。私も以前からアジアの文化に慣れ親しみ、大学では韓国語も学びました。韓国語の先生を通じて知り合った韓国人たちと交流する中で、次第に彼らのアイデンティティに興味を持つようになりました。これが今の研究の基礎になっています。博士課程では、オーストラリアで育った若い韓国人を取材対象に、彼らのアイデンティティについて研究を行いました。その後、昭和女子大学のフェローシップを取得して来日し、海外での生活経験を持つ日本の人たちに取材して、今はそれをまとめているところです。研究者としてのキャリアは始まったばかりですが、今後も取材対象を広げて、さらに考察を深めたいと考えています。

完璧な英語なんてないので、ミスをしながら学ぼう!

現在は、英語の4つのスキル「スピーキング」「ライティング」「ヒアリング」「ディベート」の講義を受け持っています。語学を学ぶうえで重要なことはコミュニケーションだと考えているので、いずれも授業はペアワークやグループワークが主体で、学生の皆さんがお互いにサポートし合い、積極的にディスカッションしながら学習できる授業を心がけています。教材は、日常生活や健康に関する話題や、ツイッターやインスタグラムなどのソーシャルメディアとコミュニケーションについて、ほかにもゼロ・ウェイストの観点からファストファッションやプラスチックごみを考えるなど、学生の身近な話題や、最近のニュース記事をテーマに作成しています。2年生対象の「基礎研究」と3年生対象の「英語圏文化特講」では、主にアイデンティティと異文化交流、留学も含めた移民者などをトピックに、それぞれの英語力に合わせた英語の学術記事を読んでもらい、内容について質問したり、ディスカッションを行ったりしています。いずれの授業もすべて英語で行っていますが、学生の皆さんは頑張って臨んでくれています。私も皆さんがより学びやすいように、教材や授業スタイルをブラッシュアップしていきたいと考えています。
日本に来る前、日本の大学生は英語に苦手意識を持っていると聞いていましたが、実はたくさんの英単語を知っていることに驚かされました。それをもっと積極的に使って、自分の英語力に自信を持ってほしいです。英語は教科書の中にあるだけのものでなく、人と人とのコミュニケーションのために使うものですし、英語を学ぶ目的は、構文や単語を完璧に覚えることではなく、人とつながりを作ってコミュニケーションすることだと思います。間違いを恐れずにどんどん使って、たくさんミスをしながら英語を学んでください!

Photos

  • オーストラリアで買った木製のペンダント。赤い色が大好きで、よく身に付けています

  • 写真は基本的にデータで保存しています。これは、オーストラリアや日本で撮った、大切な写真の入っているハードドライブです

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