Morimoto Takayuki

森本 貴之 助手

所属
情報学部
計算機科学科
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専門分野

知能情報学

キーワード

Profile

出身地/大阪府
趣味/読書、音楽鑑賞
尊敬する人/中澤喜三郎先生(大学時代の恩師)
愛読書/さまざまなジャンルの小説を大量に読みます(年間300冊程度)
好きな音楽/Hard Rock、Heavy Metal
休日の過ごし方/家で読書が大半ですが、たまに大型書店や輸入CDショップを何軒か見て回ることがあります

実験や演習は、情報科学の知識を学べるだけでなく、社会に出てから必要となる力を身に付けることにも役立ちます。

既存の知識から新たな情報をつくり出す

言語で表現された知識をコンピュータ上で資源化して、それを利用するシステムの研究開発に取り組んでいます。例えば、英和辞典から対訳の情報を抽出してデータ化し、そこから同義語のような何らかの関係がある言葉のグループを割り出せるようにできないかということを考えています。このように、既にある情報を集めてきて、組み合わせることで、新しい情報をコンピュータで自動的に取り出そうと研究しているのです。
ただ、こうしたことを実現するには、課題が山積みです。そもそも単純に知識を電子データ化しただけでは、コンピュータはその知識がどういうものなのか理解できないため、有効利用することができません。つまり知識をコンピュータ上でどのように表現し、処理できるようにするかという課題があるのです。また、利用目的によって必要な情報が異なりますし、そもそも元の知識からどのようにして必要な情報を正確に取り出すのかということも研究しなくてはなりません。ですから実際に思い描いているようなシステムを実現するためには、まだまだ研究を進める必要があります。

早い段階で、説明する力や確認する習慣を身に付けることが大切

授業では、主に、プログラムを作成する演習科目にサポートとして携わっています。これらの演習科目は、単に情報科学の知識を学べるだけでなく、社会に出てから必要となる力を身に付けることにも役立つと思います。例えば、説明する力。学生の中には演習の途中でわからないことにぶつかると、自分でも何がわからないのかはっきりしないまま「わかりません」と言う人がいます。しかし、わからない箇所をきちんと説明できないと、人に相談することもできません。ですから、こちらから進み具合や何がどうなって今の結果になったのかという細かい質問を重ねることで、学生が順 を追って整理し、どこがわからないのかを説明できるようにサポートしています。
また、演習科目は、確認する習慣を身に付けるのにもうってつけです。例えば、プログラミングの演習では、自分の作成したプログラムが正しいかどうか判断するために、自身で動作確認を行う必要があります。 とは言っても、手当たり次第に入力を与えて調べれば良いものでは ありません。 問題をよく理解し、どのような入力を与えると、どのような結果がえられるのか想定した上で、確認漏れが無いようにしなければなりません。このように確認する習慣を、授業を通して、早い段階で身に付けてもらいたいと思っています。というのも社会では、ちょっとした確認を怠った、あるいは十分でなかったために、大きな損失を出すケースが多々あるからです。

Photos

  • 愛用しているペリカンの万年筆は、学生時代に父親から譲り受けたもの。

  • デジタルなものに囲まれているのでアナログなものが欲しくなり購入し、日頃から身につけている機械式腕時計。

SDGsの取組み

地域課題

SDGs・地域課題について

既存の知識を構造化し、それらの特徴から新しい知識の獲得を目指しています。

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