2024.11.21

工学研究科内山元喜さんが「2024年度砥粒加工学会学術講演会」にて優秀講演賞を受賞

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公益社団法人砥粒加工学会開催の「2024年度砥粒加工学会学術講演会」にて工学研究科工学専攻機械工学領域の内山元喜さんが、優秀講演賞を受賞しました。

研究テーマ

液浸冷却によるモータのダイレクト冷却システムの効果検証

内容

工作機械の心臓部ともいえるビルトインモータスピンドルは、内蔵モータの発熱による熱変形が、加工精度を低下させる大きな要因となっています。そのため、適切な強制冷却システムの構築が必要不可欠となっています。本研究では、本研究室で考案した液浸冷却システムをビルトインモータスピンドルの冷却に適用することで、ビルトインモータスピンドルの高効率な冷却を目指しています。モータ全体を浸漬させる簡易的な液浸冷却システムを開発し、実験的に冷却性能を評価しました。実験評価によれば、冷媒内でモータの長時間の運転が可能であることに加え、液浸冷却システムを適用することで、低い消費エネルギーでモータ発熱を抑制したことにより、液浸冷却システムがビルトインモータスピンドルの高効率冷却にも期待できることが示されました。

受賞のコメント

このたび、「公益社団法人砥粒加工学会学術講演会」において優秀講演賞という栄えある賞を受賞することができ、大変光栄に思います。この研究を進めるにあたり、指導してくださった中尾陽一先生、楠山純平先生、脇谷趣聞さん、研究にご協力いただいた橋本有世君および研究室も皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を糧に、今後もより一層研究活動に励んでいきたいと思います。