横浜キャンパス

モノ・システム・サービスづくりで持続可能なグローバル社会を実現

キーワード:
  • 知能ロボット
  • 電気自動車
  • 医用・生活支援システム
  • 宇宙観測システム
  • 社会システムデザイン
工学部長/中尾陽一

神奈川大学工学部は、工学の基幹分野である機械工学科と電気電子情報工学科に加え、ビジネスや社会における問題解決への貢献を目指す経営工学科、23年度に新設され広大な宇宙から微細なナノ分野までをカバーして、未来の技術開発への貢献を目指す応用物理学科の4学科で構成されています。各学科には大学院も設置され、学部と大学院が一体となって、最先端の充実した設備を利用して教育研究活動を推進しています。その成果もあり、特に最近は良好な就職実績をあげ、多くの卒業生が広範な産業分野で活躍しています。

さて、23年度から工学部4学科では新設科目「グローバル社会実習」を設置し、在学中に神奈川大学の海外協定大学に留学しやすいカリキュラムを導入しました。本学には世界各国に約200の協定大学があるため、これらの大学に半年程度の留学が可能です。しかも、この制度を利用すると、本学の充実した給付型奨学金を受けることも可能です。多くの工学部学生に本教育制度を利用いただきたいと思います。

工学は社会に役立つ技術や製品(ソフトウエアやサービスを含む)を創造する学問です。本学工学部では、このような工学各分野の教育と研究を通じて、持続可能でよりよい世界の実現に貢献しうる人材育成や技術開発を目指しています。

先端工学分野では、複合分野の融合が求められています。そこで、23年度からの工学部では、学科カリキュラムを跨いだ学修を可能にする履修制度(分野横断教育プログラム)を導入しました。具体的には、副専攻としての知能ロボティックス、宇宙理工学、生活・環境デザイン工学の履修プログラムが設置され、これを修了すると、卒業時には所属学科の主専攻と副専攻の2つの課程修了が認定されます。

神奈川大学は総合大学です。工学部学生の皆さんは工学部の専門科目に加えて、文系学部の学生と一緒に、極めて多くの教養系科目の中から興味ある科目を履修できます。外国語科目についても同様です。部活動、サークル活動でも各学部の学生が一緒に活動しますので、様々な分野の学生と交流できます。現在、従来にも増して多様な価値観や考え方の相互理解が重要になりました。そのためにも、学生時代に多様な友人を持つことは、学生の成長過程で有益なことであり、その機会が多いことは総合大学の魅力の一つといえます。

皆さんが本学工学部で学ばれ、我が国はもとより、世界の持続可能な発展に貢献しうる有為な人材に成長され、社会の各分野で活躍されることを願っています。

Feature 1

さらなる課題に挑戦できる
分野横断教育プログラム

生まれ変わった工学部では、知能ロボティクス、生活・環境デザイン工学、宇宙理工学という3つのプログラムが誕生。自分の専門分野以外の人々と協働することで、新たなモノ・サービスづくりに挑戦できます。

Feature 2

グローバル化にも
対応したカリキュラム

「グローバル社会実習」科目を設置。本学の派遣交換留学制度を活用し、在学中に半年程度の留学を可能にするカリキュラムを用意しました。4年間での卒業が可能で、英語能力向上はもとより、多様な価値観を理解しインクルーシブ社会の構築に貢献するグローバルに活躍できる技術者を育成します。

Feature 3

多彩で専門性の高い
技術と人間力を養成

それぞれの分野で、専門性の高い研究が行われています。ユニークな研究から、実用間近な研究までさまざまな挑戦をしています。ぜひ、あなたが夢中になれる研究室を見つけトビラを叩いてみてください。
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“新”工学部 何を学び、
何が身につけられるのか

未来社会を切り拓く
グローバル工学人材の育成

2023年4月に再編する工学部では、持続可能な開発目標の実現(SDGs)や情報技術の応用によるポスト工業社会の形成、すなわち新しい魅力ある社会形成に貢献する技術者育成を目標に掲げ、未来社会を切り拓くグローバル工学人材を育成します。

機械工学科、電気電子情報工学科、経営工学科をリニューアルし、さらには「応用物理学科」が新設されます。これらの4学科における教育研究に加え、今後、発展が期待されるロボットや宇宙開発、生活・環境分野では、異分野間の融合的な学びが求められるため、学科の垣根を超えた分野横断型の教育プログラムを導入します。その上で工学部では数学や物理学をベースにした教育研究と情報技術の応用を推進します。

また、グローバル工学人材を育成するために、「グローバル社会実習」を設置し、世界各国の本学協定校に留学しても4年間で卒業できるカリキュラムが整備されています。工学部生が留学経験を経て、グローバル工学人材として世界へ踏み出せるよう支援します。

工学部は良好な就職実績を残しており、「実学」である工学を学んで、多くの学生が産業界で活躍しています。

工学の基盤・横断分野の教育で
社会に求められる人材を育成

図1 工学部の学科構成と分野横断教育プログラム

工学部は、2023年度より「応用物理学科」を新設し、4学科(機械工学科、電気電子情報工学科、経営工学科、応用物理学科)と3つの分野横断教育プログラム(知能ロボティクス、生活・環境デザイン工学、宇宙理工学)による新しい教育研究組織に再編します(図1)。

工学部学生は、工学部4学科のうち2学科を跨いで設置された横断分野を学べる科目群を履修できます。知能ロボティクス、生活・環境デザイン工学、宇宙理工学の3分野を学べる科目群が開講されます。履修学生は科目群の中から、所定の履修要件を満たすことにより、副専攻/横断教育プログラムの修了認定を受けることができます。
(なお、副専攻修了については準備中。)

新しい工学部は相互に関係する類似分野で構成され、「数学や物理に興味がある」、「モノづくりに携わりたい」、「情報技術を応用した先端システム開発に興味がある」、「システム、サービスのデザインに興味がある」、「新たな発想で技術を開発してみたい」と希望する多くの受験生に適した学部となっています。このような特徴のため、工学部では4学科間の併願入試の導入も検討しています。

入試の特徴

工学部では持続可能な開発目標の実現(SDGs)や情報技術の応用によるポスト工業社会の形成、新しい魅力ある社会形成に貢献する技術者育成を目標に掲げ、未来社会を切り拓くグローバル工学人材を育成します。4学科と3つの分野横断教育プログラム(知能ロボティクス、生活・環境デザイン工学、宇宙理工学)を用意しており、学科を超えた「学び」が可能となっています。「数学や物理に興味がある」、「モノづくりに携わりたい」、「情報技術を応用した先端システム開発に興味がある」、「システム、サービスのデザインに興味がある」、「新たな発想で技術を開発してみたい」と希望する受験生に向けて、多様な入試を取り揃えています。

推薦系入試

工学各分野に強い関心を持ち、将来その分野で活躍することを希望する人に

AO入試

全学科において実施。分野横断的なプログラムを設置(2年次から)によって、新しい知見を活用できる能力を備える人材を育成していきます。

  • 知能ロボティクスプログラム
  • 生活・環境デザイン工学プログラム
  • 宇宙理工学プログラム

公募制自己推薦入試

  1. 「公募制自己推薦入試」は全学科において実施。工学の各分野において活躍することを希望し、その豊かな才能を有する人で、各学科の指定教科において一定水準以上の学力を持つ人を求めます。
  2. 工学部全学科において「公募制自己推薦工学部女子特別推薦」を実施。次代を担う女性技術者として活躍することを目指す意欲に富んだ女子学生を求めます。

一般入試・給費生試験

教科・科目の学習において基礎力を身につけてきた人、得意科目を生かした受験をしたい人に

一般入試 3科目型(A方式)
[機械工学科][電気電子情報工学科]
[経営工学科][応用物理学科]
外国語100点+数学①150点+理科(1科目選択)=総合350点
外国語

「英語」

数学 ①

「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)」

理科

「物理基礎、物理」「化学基礎、化学」から1科目選択

一般入試前期3科目型(A方式)では、これまでの「別日程併願」に加え、試験日1日程で工学部内最大4併願が可能となる「同一日程併願」を実施

一般入試 得意科目型(B方式)
[機械工学科][電気電子情報工学科]
[経営工学科]
外国語100点+数学①150点+理科(「物理基礎、物理」)100点=総合250点
外国語

「英語」

数学 ①

「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)」

理科

「物理基礎、物理」

外国語、理科から1科目選択し、数学①と合わせて2科目を受験する

一般入試 得意科目型(B方式)
[応用物理学科]
数学①150点+理科(「物理基礎、物理」)150点=総合300点
数学 ①

「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)」

理科

「物理基礎、物理」

その他、一般入試 共通テスト併用型(C方式)もあります。
詳しくは神奈川大学公式サイト「学部入試のご案内」を参照ください。