Uragami Takuya

浦上 拓也 教授

所属
経済学部
現代ビジネス学科
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専門分野

流通論

キーワード

Profile

生年/1966年
出身地/大阪
血液型/B型(最近までAB型と思っていたが、血液検査の結果、なんとB型であった
AB型の典型的な二重人格と思っていたが…。「B型っぽくない」と言われる。認識が性格を作っていたのであろうか)
子供の頃の夢/漠然と科学者に憧れていた
愛読書/『小倉昌男 経営学』など経営者・実務家が書いたビジネス書が好き
趣味/プロ野球観戦
休日の過ごし方/実際には、ほとんど勉強していますが、散歩は好き。今住んでいる近所は緑道が多いので、気に入っている
好きな音楽/自分が20~30代の頃の邦楽が好き
好きなTV番組/NHKの朝ドラや大河ドラマ(「あまちゃん」以降、はまっている)。お笑い番組も結構好き
好きな食べ物/カキフライ、とんかつ、ラーメン、お寿司、鍋
好きな国/オーストラリア

流通は今、大きな変化が見られる過渡期。その動きが面白くて研究しています。

私たちの豊かな生活を支える流通活動

「店頭で商品を購入して消費する」、誰もが日々行っていることです。この当たり前の行為を支えているのが、小売業・卸売業・メーカーといった流通機関が担う流通活動です。そして流通活動が、時代とともに変化・発展を続けることで、私たちは現在のような豊かな生活を手にすることができます。こうした流通活動の仕組みや流通機関の活動や発展などを取り上げるのが、私の担当する「流通論 I ・II」という授業です。
例えば、小売業の流通活動を説明する際には、学生にも身近な存在であるコンビニエンスストアの事例をよく取り上げます。というのもコンビニは、いろいろな工夫がなされて発展している、いわばイノベーションの程度が高い業態だからです。一つひとつは小さい店舗ですが、企業全体では、いつ、どの店で、何が何個売れたかという売上データ(POSデータ)を集めて分析し、仮説検証を行うことで品揃えや商品発注をコントロールしています。
また、製造業と協働してプライベートブランド(PB)商品の開発に力を入れています。例えば、セブン‐イレブンのセブンプレミアムやローソンのローソンセレクトなど、皆さんも気軽に利用しているのではないでしょうか。とりわけセブン‐イレブンは、セブンプレミアムを大きく展開し始めた2007年以前からも、弁当・惣菜などオリジナル商品を追究してきた経緯があります。このような企業の工夫やその変遷に注目していくことの面白さを学生たちに伝えられたらと思って授業を進めています。

過渡期を迎えているプライベートブランド商品が面白い

研究では、流通問題の中でもPB商品を対象に、それを製造するメーカー側の視点で考察しています。PB商品は小売業のブランドですが、実際の製造はメーカーに委託しています。しかし、メーカーにはメーカー独自のナショナルブランド(NB)、つまり自社製品があります。ですから大手メーカーがPB商品をつくることは、自ら競合商品をつくっているようなもので、NB商品が売れなくなるという矛盾を抱えることになるわけです。とはいえ、セブン-イレブンやイオンといった大手小売業は、大手メーカーにとってNB商品を購入してくれる大口顧客でもあり、PBをつくる手伝いを依頼されれば、なかなか断ることはできません。そういうパワー関係も現実問題としてありました。
ところが最近では、その流れが変わってきています。大手メーカーもPB商品を戦略的に取り入れてシェアを獲得したり、大手小売業が持つさまざまな情報を共有しながら一緒に商品開発をしたりと積極的に乗り出す方向になってきているのです。このように今、国内のPB商品をめぐる状況は揺れ動いていて、非常に興味深いと言えます。これまでは各流通機関で分業していたものが、今はお互いに協働して物をつくったり物流したりと、流通機関の垣根がなくなりつつあるのです。そういう流通の過渡期とも呼べる現状が面白くて研究しています。

大学時代は、思う存分、挑戦する時間に

大学では、思い切りやりたいことに挑戦してほしいと思います。私自身の学生時代はというと、山登りやそのための費用稼ぎのアルバイトに一生懸命になって、実は大学教員になりたいという夢を一旦、諦めてしまったのですが(笑)。正直、大学時代、もう少し将来のことを真剣に考えるべきだったなとは思いますが、好きなことに没頭した経験は貴重だったとも思っています。挑戦することで何かしら得られるものがあるわけですから。
また、私は社会人を経験した後、大学教員になりました。そう考えると夢というものは、諦めたはずでも不意に頭の中に顔をのぞかせることがあるんだと思います。一番良いのは、まっすぐ夢に向かうことかも知れませんが、いくつになっても夢を叶える方法があるということも知っておいてほしいです。

Photos

  • 大学時代はワンダーフォーゲル部に所属し、山登りに夢中になった。写真は合宿の記録を記した部報と大学2年の夏に登った北海道・日高山脈でのひとコマ

  • プロ野球が好きで、よく夫婦で観戦に行く。大阪出身なので「阪神ファンですか」と聞かれるが、特定の球団を応援するというより野球全般を楽しんでいる

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