数学は5000年以上の歴史をもつ学問であり、自然科学のすべての分野は数学の基盤の上に成り立っています。「数学コース」では解析、代数、幾何、確率・統計の各分野を基礎から応用まで、講義と演習を通して広く深く学ぶことができます。
特に、3年次前学期配当の「数理科学演習」で1年次と2年次で学んだ数学の基礎と考え方を教員と再確認することにより、3年次後学期からの少人数ゼミナール科目をスムーズに始められるよう配慮されています。「数学コース」のカリキュラムは数学の教員免許状取得にも対応しています。
数学は5000年以上の歴史をもつ学問であり、自然科学のすべての分野は数学の基盤の上に成り立っています。「数学コース」では解析、代数、幾何、確率・統計の各分野を基礎から応用まで、講義と演習を通して広く深く学ぶことができます。
特に、3年次前学期配当の「数理科学演習」で1年次と2年次で学んだ数学の基礎と考え方を教員と再確認することにより、3年次後学期からの少人数ゼミナール科目をスムーズに始められるよう配慮されています。「数学コース」のカリキュラムは数学の教員免許状取得にも対応しています。
数学を学ぶ上で必須となる「解析Ⅰ」、「解析Ⅱ」、「線形代数Ⅰ」、「線形代数Ⅱ」を学修します。
「解析Ⅰ」、「解析Ⅱ」で高等学校の微分積分を更に深く学び、「線形代数Ⅰ」、「線形代数Ⅱ」では2年次の「線形代数Ⅲ」につながる線形空間や線形写像を学びます。これらの講義には少人数の演習クラスも設けられています。
1年次の基礎学修を踏まえ、2年次からは3年次につながる解析、代数、幾何、確率・統計の各分野の専門的な学修に入っていきます。
例えば、複素数変数の微分積分を学ぶ「複素関数論Ⅰ」、群や体などの代数的構造を学ぶ「代数学Ⅰ」、位相構造を学ぶ「幾何学Ⅱ」、高等学校の確率・統計を更に深く学ぶ「確率論Ⅰ」などです。
各専門領域を学生の興味に従い、更に掘り下げて学修します。例えば、「関数解析学」、「代数学続論」、「確率過程論」などが学べます。
後期開講の「理学ゼミナール」(必修)のために研究室配属が行われ、後期から学生は各配属研究室で指導教員の指示に従って研究活動を始め、4年次の卒業研究と輪講につながっていきます。
3年次の「理学ゼミナール」の学修に続いて、「卒業研究Ⅰ」、「卒業研究Ⅱ」、「輪講Ⅰ」、「輪講Ⅱ」で学生は4年間の学修の総まとめとして、卒業研究を各配属研究室で行うことになります。
研究成果は要旨集にまとめられ、各学生は2月開催予定の卒業研究発表会で学生や教員の前で研究成果を発表することになっています。
統計学では、母集団と標本との関係が重要です。この授業では、標本による母集団の統計値の推定とその検定の基本的な手法を踏まえて、回帰分析、最小二乗法による判断の理論的根拠について理解し活用できる力を養っていきます。
さらに、実験などの分析場面で用いられる統計的な有意差の検定、情報量とエントロピーの関係などについても学びます。
数学コースでは、学生が将来どの分野に就職しても役に立つように、単に数学的知識を修得するだけではなく、講義、演習、理学ゼミナール、卒業研究での活動を通して、学生自らが問題を発見・設定して解決へ導いていけるようになるための思考力と忍耐力を養うことを目指しています。
特に少人数での理学ゼミナールと卒業研究では、指導教員から文献の読み方、定義や定理を読むときの考え方、論文のまとめ方などを直接丁寧に指導されます。更に数学の教員免許(高校一種・中学一種)取得への道も開かれています。教員免許取得のために必要な数学の「教科に関する科目」の単位数は、卒業要件を満たせば自動的に満たされるカリキュラムになっています。
「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)」
「物理基礎、物理」「化学基礎、化学」「生物基礎、生物」から1科目選択