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2026.05.08
工学部機械工学科の長谷亜蘭教授が第20回関東工学教育協会賞(業績賞)を受賞
工学部機械工学科の長谷亜蘭教授が、「オンライン・ハイブリッド授業に適応した謎解き型工学教育ペーパークラフト教材の開発」の業績により、第20回関東工学教育協会賞(業績賞)を受賞しました。
【受賞概要】
関東工学教育協会は、戦後の工業の再建・発展を背景に、文部省(当時)の指導のもと、米国工学教育協会(ASEE)を参考として1952年に設立された団体です。工学教育に関する調査・研究および成果の普及、工学系高等教育機関相互の連携、産業界との協力、研究集会の開催などを通じて、関東地区における工学・技術者教育の発展に取り組んでいます。
関東工学教育協会賞は、会員の教育意欲の向上と、関東地区および我が国の工学・技術教育の発展を目的として設けられた表彰制度であり、優れた工学・技術教育などの業績を顕彰するものです。
本業績は、子どもたちが工学の基礎を楽しく体験的に学ぶことを目的として、謎解き要素とペーパークラフト製作を組み合わせた新しい工学教育教材を開発・実践したものです。教材では、カム、クランク、歯車などの機械要素部品を題材とし、ストーリーに沿って謎を解きながら学習を進める構成としています。さらに、実際にペーパークラフトを切り抜き、組み立て、動かす体験を通して、機械の原理や仕組みを実感を伴って理解できる点に特色があります。
また、本教材はオンライン・ハイブリッド形式での授業やイベントにも対応しており、デジタル化が進む現代の教育環境においても、子どもたちがアナログなモノに触れながら主体的に学ぶ機会を提供するものです。事前学習としての謎解き、当日の講義・工作、発展的な謎解きを組み合わせることで、参加意欲を高めるとともに、考える力、発想力、問題解決能力の育成を目指しています。
実践後のアンケートでは、子どもたちの約8割が「事前の謎解きが楽しかった」「また参加したい」と回答し、保護者の約9割がイベント内容に満足したと回答するなど、高い教育効果と満足度が確認されました。今回の受賞は、謎解きのエンターテインメント性と工学教育を融合させた独創的な教材開発および教育実践が評価されたものです。
【受賞コメント】
この度、第20回関東工学教育協会賞(業績賞)を賜りましたこと、大変光栄に存じます。
本業績では、オンライン・ハイブリッド授業にも対応可能な「謎解き型工学教育ペーパークラフト教材」を開発し、子どもたちが楽しみながら機械要素や工学の基礎を学べる教育手法の実践に取り組んでまいりました。
近年、身の回りの製品や学習環境のデジタル化が急速に進む一方で、子どもたちが実際に手を動かし、モノの仕組みを体験的に理解する機会は少なくなっています。本教材では、ペーパークラフトによる製作体験に加え、ストーリー性のある謎解き要素を取り入れることで、自ら考え、試行錯誤し、ひらめく楽しさを感じながら学習できるよう工夫しました。
これまでの教育実践を通して、参加した子どもたちからは「また参加したい」「気づいた時にワクワクした」といった声が寄せられ、保護者の皆様からも高い評価をいただきました。今回の受賞は、こうした活動の教育的意義をご評価いただいたものと受け止めております。
今後も、工学の面白さや社会における意義を子どもたちにわかりやすく伝え、未来の技術者育成につながる教育活動をさらに発展させてまいります。
最後に、本活動にご協力いただいた関係者の皆様、教育実践を支えてくれた学生スタッフの皆さん、そしてイベントに参加してくださった子ども達ならびに保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。



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