外国人留学生入試(正規生)/国費留学生/研究生

日本国政府(文部科学省)奨学金について

本学における国費外国人留学生(日本政府(文部科学省)奨学金)制度による受入れについてご案内いたします。

国費外国人留学生プログラムの中で神奈川大学が受入れを行っているのは、「研究留学生」を対象としたプログラムになります。研究留学生とは、大学院レベルの外国人留学生(大学院博士前期課程又は博士後期課程の入学資格を有する者)です。

推薦制度種類 渡日時期 入学時期 奨学金 教育費※1 旅費※2
大使館推薦 9月上旬※3 10月 文部科学省負担
大学推薦
(一般枠)
9月上旬 文部科学省負担 大学負担 文部科学省負担(大学負担の場合あり)
  • 1:教育費とは、入学検定料、入学金、学費(研究生の場合は研修費)です。
  • 2:旅費とは、渡日および帰国旅費です。ただし、その他、空港使用料等の渡日及び帰国に係る諸費用は留学生の自己負担となります。
  • 3:第一次選考の語学筆記試験結果等に基づき、大学における講義等の研究指導を受けるための日本語能力が十分でないと本学が判断した場合は、奨学金期間の最初の6か月間、本学又は文部科学省が指定する大学等の予備教育機関に入学し、日本語教育を受けます。終了した後に本学に大学院研究生(非正規生)として入学することになります。

なお、学部留学生(大使館推薦)については、近年、本学への配置はありません。
専修学校留学生(大使館推薦)として専修学校で学んだ後、本学へ編入を予定している場合は、事前に国際課へお知らせください。

推薦制度の種類について

大使館推薦

文部科学省は各国在外公館に国費外国人留学生の推薦を依頼します。募集時期および選考のスケジュールについては国によって異なるため、出願を希望する場合は、必ず国籍国の在外公館へ問い合わせをしてください。

在外公館における第一次選考合格後の手続きについては、よくあるご質問を参照してください。

【第1次選考合格後の受入れに関するスケジュール(予定)】

2025年度(2025年9月渡日)の場合
※実際のスケジュールについては、必ず、在外公館および文部科学省からの案内を参照してください。

~2024年8月 受入れ内諾依頼(学生→神奈川大学)
~2024年9月 受入れ内諾回答(神奈川大学→学生)
2025年10月~ 文部科学省による第2次選考実施
2025年1月~2月 配置決定(文部科学省→神奈川大学)
2025年9月 渡日※1
2025年10月~ 大学院研究生として入学
~2026年3月 大学院入学試験受験
2026年4月 大学院入学※2
  • 1:渡日する日は、オリエンテーション等に合わせて指定されます。大学院研究生(非正規生)として入学する場合、9月上旬予定。
    ただし、第一次選考の語学筆記試験結果等に基づき、大学における講義等の研究指導を受けるための日本語能力が十分でないと本学が判断した場合は、大学院研究生(非正規生)として本学に入学する前に、本学又は文部科学省が指定する大学等の予備教育機関に6か月間入学し、日本語教育を受けます。その場合の渡日は3月頃となります。
  • 2:大学院研究生(非正規生)として在籍期間中に本学の博士前期課程又は博士後期課程の入学試験に合格した場合、大学院に入学することができます。文部科学省の要件を満たした場合には奨学金支給期間の延長申請をすることができます。(延長申請した全員が必ず認められるものではありません。)延長が認められた場合、正規の課程を修了するのに必要な期間、奨学金の支給が延長されます。

大学推薦

文部科学省では、各大学の主体的な留学生交流を促進し、国際競争力の強化を図る観点から、国費外国人留学生の大学推薦制度を設けています。
神奈川大学では本制度のうち一般枠での推薦を行っています。対象者は、大学院レベルの外国人留学生として、新たに海外から渡日する方で、大学間等交流協定に基づき相手国大学から公式に推薦を受けた者、または交流実績のある相手国大学の学長又は部科長相当以上の者からの公式の推薦を受けた者等です。大使館推薦と大学推薦を併願することはできません。
渡日時期は9月となり、原則、本学には最初は大学院研究生として入学します。 また、文部科学省の要件を満たした場合には奨学金支給期間の延長申請をすることができます。大学推薦の場合、奨学金支給期間の延長申請は本学の博士前期課程又は博士後期課程に進学する場合のみ可能で、他大学への進学は認められません。(延長申請した者全員が必ず認められるものではありません。)

留意事項

  • 本学のでの受入は、研究生として、後学期からの入学となります。
  • 大学院正規課程に入学するためには、研究生の期間に入試を受験し、合格する必要があります。
  • 大学院入試、入学後の授業は原則として日本語で行われます。
  • 本学への専願の方のみ受け付けます。
  • 入学後の他大学への進学・転学は認められません。

【大学推薦の受入れに関するスケジュール(予定)】

2025年度(2025年9月渡日)の場合

~2024年10月初旬 学内締切
~2024年12月下旬 大学推薦募集要項開示(文部科学省)
~2025年1月 出願書類準備(神奈川大学→学生等)
2025年2月 学内選考及び出願(神奈川大学→文部科学省)
2025年6月中 選考結果通知 (文部科学省→神奈川大学)
2025年5月~ 大学院研究生(非正規生)出願及び渡日準備
2025年9月上旬 渡日 ※1
2025年10月 大学院研究生(非正規生)として入学※1
~2026年3月 大学院入学試験受験
2026年4月 大学院入学 ※2
  • 1:渡日する日は、オリエンテーション等に合わせて指定されます。大学院研究生(非正規生)として入学する場合、9月上旬予定。
  • 2:大学院研究生(非正規生)から本学大学院博士前期課程又は博士後期課程に進学する場合、進学に伴う奨学金支給期間の延長審査を受け、奨学金支給期間が延長されることがあります。延長が認められた場合、正規の課程を修了するのに必要な期間、奨学金の支給が延長されます。

奨学金等について

(1)奨学金

(文部科学省の予算の状況により金額は変更される場合があります。)

  • 【非正規生】
    大学院研究生(月額):143,000円
  • 【正規生】
    博士前期課程(月額):144,000円
    博士後期課程(月額):145,000円

特定の地域において修学・研究する者には、地域手当として月額2,000円または3,000円が加算されます。
本学の場合は3,000円の加算になります。上記の金額は加算前の金額になります。

(2) 教育費

教育費とは、入学検定料、入学金、学費(研究生の場合は研修費)です。なお、入学検定料は本学大学院研究生の出願の際に一度お支払いいただきますが、入学が決定した後、返金いたします。また、大学院研究生から本学大学院博士前期課程又は博士後期課程に進学するために大学院入学試験を受験する際も、入学検定料は出願の際に一度お支払いいただきます。入学が決定し、かつ奨学金支給期間延長が認められた後、返金いたします。

(3) 渡日旅費・帰国旅費

渡日旅費
原則、航空券は渡日する留学生の居住地最寄りの国際空港から、本学が通常の経路として日本国内で使用する国際空港までの下級航空券とします。その他、渡日に係る諸費用は留学生の自己負担となります。
帰国旅費
帰国旅費原則、航空券は本学が通常の経路として使用する国際空港から当該留学生が帰着する場所の最寄りの国際空港までの下級航空券とします。その他、帰国に係る諸費用は留学生の自己負担となります。

渡日準備およびオリエンテーションについて

本学では、新たに来日する国費外国人留学生に対して、9月上旬に来日オリエンテーションを実施しています。また、渡日前の準備に必要な情報を事前にお送りしています。

宿舎について

本学では、新たに来日する国費外国人留学生のうち希望者に対して、宿舎(大学寮)の手配を行います。寮の情報は以下のURLを参照してください。

関連リンク

各研究科リンク

よくあるご質問について

大使館推薦の場合

受入内諾書の取得方法について教えてください。(第一次選考合格者のみ)

各国在外公館における第一次選考合格後、神奈川大学への留学を希望する方は、以下の手順で申請を行ってください。

本学での受け入れは、入学時期は【10月入学】のみ、身分は「大学院研究生」となります。

  1. 希望する指導教員を決定する
    本学教員の情報は、以下のURLを参照してください。

    ※大使館推薦の場合は、国際課への申請前に、直接教員に連絡を取る必要はありません。

  2. 国際課に申請する
    メールに必要事項を記載し、必要書類を添付して国際課に送信してください。

    必要書類

    1. 第1次選考合格証明書(PDF)
    2. 在外公館への申請書類一式(PDF)
      申請書類は、在外日本国大使館の確認印が入っているものを提出してください。
    3. パスポートコピー

    メール本文に、下記の内容を記載してください。

    【件名】
    国費(大使館推薦)受入内諾について MEXT(Embassy Recommendation) Application

    【メール本文】
    氏名:
    国籍:
    希望する指導教員・研究科:
    (※希望する指導教員の所属する研究科を記載してください)
    希望指導言語:
    研究生として入学後の進学計画:
    博士前期課程/博士後期課程/博士前期課程+博士後期課程(いずれか1つ)
    日本語予備教育の希望:有・無
    日本語語学スコアの有無:無・有(試験名:   点数;   取得時期:  年  月)
    英語語学スコアの有無:無・有(試験名:   点数;   取得時期:  年  月)
    入試と授業は、原則日本語で行われることを:理解している・理解していない

    ※言語について 大学院の入試および授業は、原則日本語で行われます。ただし、教員により英語による研究指導が可能な場合もあります。希望する場合は、英語の語学力のスコア(無い場合は学習歴)を添えて申請してください。

    連絡先

    国際課 kokusai-shien@kanagawa-u.ac.jp

    ※8月中旬は事務室の閉室期間となります。また、8月~9月は教員との連絡に時間を要し、受入審査に3週間~1か月程かかる可能性があります。在外公館への提出期限を確認して、8月上旬を目安に、早めに申請してください。

  3. 回答を待つ
    申請結果は、国際課からメールで通知します。
    受入可能な場合は、受入が可能な旨を通知したうえで、「受入内諾書」のデータをメールで送信します。
    研究分野やテーマ、指導希望言語、教員の事情等により受入れが難しい場合もありますので、ご了承ください。

大学推薦の場合

大学推薦として推薦してほしいがどうしたらよいか教えてください。

学修・研究上の交流がある上で、推薦を希望する場合は、国際課へ問い合わせてください。
学内選考の関係上、問い合わせの時期によっては翌年度の選考となる場合があります。
問い合わせをする際は、以下のことに留意してください。

  • あらかじめ希望する指導教員を決め、経歴書および論文概要等の準備をしたうえで連絡してください。なお、希望する指導教員及び当該研究科が受入れることができないと判断した場合は、学内選考の対象者とすることはできません。
  • 本学教員の情報は、以下のURLを参照してください。

語学能力に関しての要件はありますか?

あります。文部科学省の募集する応募者の資格および条件にしたがい、日本語または英語の語学能力が必要となります。参考に、過去の語学能力の要件は下記のとおりです。最新の要件については、必ず申請時にご確認ください。

【日本語の場合】

  1. 正規課程への入学時点で日本語能力試験(JLPT)のレベルN2以上に合格している者
  2. 日本の大学院修士課程・博士課程(前期)又は博士課程(後期)への入学資格を満たす教育課程を、日本語を主要言語として修了している者

【英語の場合】

  1. 正規課程への入学時点で英語におけるヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のB2相当以上の資格・検定試験のスコアを有している者
  2. 日本の大学院修士課程・博士課程(前期)又は博士課程(後期)への入学資格を満たす教育課程を、英語を主要言語として修了している者

その他

入学検定料は支払う必要がありますか?

入学検定料は大学院研究生(非正規生)の出願の際に一度お支払いいただきますが、入学が決定した後、返金いたします。また、大学院研究生(非正規生)から本学大学院博士前期課程又は博士後期課程に進学するために大学院入学試験を受験する際も、入学検定料は出願の際に一度お支払いいただきます。入学が決定し、かつ奨学金支給期間延長が認められた後、返金いたします。

大学院入学試験について教えてください。

お問い合わせ

神奈川大学 国際センター