グローバル化が進む現代社会では、様々な国の人達とのビジネスをこなすことができる、国際的なコミュニケーション能力を持ったエンジニアの需要が高まっています。
そこで工学部では2023年度より、「グローバル社会実習」という科目を新たに開講しました。この科目では本学の「派遣交換留学制度」を利用しているため、派遣先大学の授業料は免除となり(本学の学費支払いは必要)、返済不要の奨学金も給付されます。
また、この科目自体が単位認定されるだけでなく、留学先での受講科目を単位認定することも可能です。さらに、海外留学に配慮したカリキュラムを組んでいるため、留学時期を選べば4年間での卒業が可能です。
大学での留学体験は、語学力を高めるだけでなく、海外の人とのコミュニケーション能力やいかなる場面でも動じない適応能力を磨く、貴重な経験となります。ぜひ、グローバル社会実習の履修による留学を検討してみて下さい。
グローバル

グローバル社会実習
留学先と留学時期
神奈川大学では、世界各地の大学と積極的に学術交流協定を結んでおり、目的や期間、費用に合わせて留学先を選ぶことができます。次に留学時期についてですが、「グローバル社会実習」の開講期に留学をすれば4年間での卒業が可能ですが、その開講期は学科によって異なっています(下表参照)。その点、注意して下さい。
グローバル社会実習の開講期間
| 学科 | 開講期 |
|---|---|
| 機械工学科 | 3年次前期 |
| 電気電子情報工学科 | 3年次後期 |
| 経営工学科 | 3年次前期・後期 |
| 応用物理学科 | 2年次後期 |
派遣交換留学に参加するために
派遣交換留学制度の枠には限りがあるため、参加するためには、学内選考を通過する必要があります。学内選考では語学力だけでなく学内成績も考慮され、面接試験も行われます。また、派遣留学制度では、給付条件を満たした場合返済不要の奨学金が給付されますが、渡航費は自己負担となり、また奨学金で滞在費を賄いきれないケースも考えられるため、留学費用の用意も必要となります。
皆さんの留学体験がより良いものとなるよう、しっかりと準備を進めて下さい。
留学への準備に向けて
神奈川大学には、ネイティブ・スピーカーの教員と英語で自由に交流できる「English Lounge」や、TOEFL対策ができる「TOEFL演習Ⅰ・Ⅱ」、4泊5日の国内短期留学経験ができる「English Camp」、本学の留学生と気軽に交流できる「国際交流Café」など、語学力アップや国際交流をサポートする様々な取り組みがあります。ぜひご活用下さい。
留学体験記
経営工学科 村上 蘭さん
私は、約9ヶ月間カナダのブリティッシュコロンビア州にあるトンプソンリバーズ大学に留学していました。前期は語学をメインに、後期は専攻である会計学を学びました。カナダで生活していく中で楽しいこともあれば壁にぶつかることも幾度もありましたが、それ以上に学ぶことが多くありました。留学中は、多国籍な友人との交流やボランティア活動、コミュニティに所属して積極的にチャレンジする姿勢を貫きました。留学は語学力向上だけではなく、友人との素敵な出会い、自分自身を見つめ直す良い機会です。いくつもの困難がありながらも何かを得ようともがき続けた日々は自分自身が成長できた本当に貴重な時間でした。
マレーシア・マルチメディア大学 デニーさん
Denny from Multimedia University, Malaysia: A 3-Month-Research Internship at Intelligent Machine Lab (Supervisor: Asso. Prof. Bin Zhang), Faulty of Engineering, Kanagawa University
My name is Denny from Multimedia University, Malaysia (Figure 1), and I had the opportunity to complete my internship at Kanagawa University, an experience that has been both meaningful and transformative. As shown in Figure 2 and 3, my internship allowed me to apply my engineering knowledge in a real research environment, working on a project involving human motion detection and tracking using an omnidirectional camera system with YOLO-based machine learning. This experience strengthened my technical abilities while also improving my problem-solving, communication, and analytical skills.


Throughout my internship, I learned to set up and calibrate fisheye cameras (Figure 4), perform automatic video dewarping (Figure 5), and train human detection models using Roboflow and Google Colab. I gained hands-on experience in handling datasets, improving detection accuracy, and solving practical issues such as lighting changes, distortion, and scene calibration. This helped me understand the complete workflow of a vision-based detection system, from installation to data processing and visualization.


Working with my supervisor and other researchers taught me the importance of teamwork, academic discipline, and engineering ethics. Regular discussions helped me refine my work and present results more clearly. I also appreciated the flexible working arrangement, which allowed me to manage my own schedule. When I wanted to travel on weekends, I could stay back in the office at night to finish my tasks earlier. This balance made my internship both productive and enjoyable, while also giving me the chance to appreciate Japanese culture.
Although I was not fluent in Japanese initially, the international center arranged one-on-one Japanese lessons, which helped me adapt better and communicate more confidently. This support made me feel welcomed as an international student.
Overall, my internship at Kanagawa University strengthened my foundation as a future engineer and researcher. It taught me how to work independently, think critically, and collaborate in a research environment. I am truly grateful for the guidance I received, the cultural experiences I gained, and the opportunity to contribute to meaningful engineering research.
機械工学科 伊藤 咲希さん
私はオーストラリアにあるブリズベン工科大学で、5週間のホームステイを経験しました。大学では様々な国から来た学生と一緒に語学を学びました。日本とはまるで違う生活スタイルや街並みに驚き、最初は言語面、生活面でも上手くいかないことばかりでした。ホストファミリーや先生、他国籍の友人と交流するうちに、言語が完璧でなくても誠意を持って接すれば意思疎通できるとわかり、最終的には様々な人に知り合えて行けてよかったと心から感じました。大学のイベントに参加し、マーケットや観光地に積極的に訪れることで日本では出来ない様々な体験ができたことも含め、とても有意義で貴重な時間だったと感じています。

