
Araki Hidekazu
新木 秀和 教授
Profile
出身地/愛知県
血液型/O型
趣味/街歩き、読書
好きな音楽/ラテン音楽
好きなTV番組/報道番組、クイズ番組
好きな食べ物/何でも食べますが、名古屋めし(天むす、味噌煮込み)
好きな国/日本、ラテンアメリカやスペイン語圏の国々
移動することで気づくことがあれば、 見方を変えることで分かることもある。
不安に惑わされることなくのびのびと
大学時代から20年以上スペイン語に接しています。どうしても、という思い入れは強くはありませんでしたが、学んでいくうちにその世界の魅力にとりつかれました。留学生との交流やいろいろなきっかけがあり、専門に勉強する気持ちが育ったのです。興味・関心から発したものが専門の勉強・職業へとつながりとても幸せです。皆さんにもそうした可能性があります。そのためには一定の研鑽を積み、きっかけをつかむことを恐れないでほしい。たくさんの岐路に立ちながら歩み続け、ふり返ったら多少のことはできるようになっているのが、人生だからです。
世の中の大変なことが耳に入りますし、心に不安と希望が同居するのは当然です。けれど、それに惑わされず力を養ってほしいと思います。まずは健康でのびのびと学んで、何事にも基礎力をつけてください。誰にも失敗はあるのですから、つまずいても、気分を変えて前進しましょう。そのためには基礎が大事になります。
自分の接し方によってものの見え方は急激に変わることがある
ラテンアメリカ地域研究は大学院から本格的に始めました。地域研究は既存の学問の相乗りのような形でいろいろなアプローチを応用し、地域を軸に異なる見方を総合していく方法です。従来、学問は先進国を中心に形成されましたが、発展途上地域の立場から見ると、「これまでの見方は何か違うのでは」と気づきます。小さなフィールドを一点突破的に突き詰めることが多様な思考につながり、発想の転換となります。
外国語は世界への扉です。言語が話される地域や国々への興味がわいたら、時々じっくり考え、失敗を恐れずにどんどん行動する。そんな心構えから異文化体験は始まります。やがて自分の中の異文化を発見し、日常を新しい目で見直すことができるようになります。外国に行けばその言語が上手になるわけではありません。「いかに体験するか」で掴めるものが違ってきます。ある程度どっぷり浸かることが必要ですし、最も大事なのは中身です。表面的な会話だけでなく、議論できる能力が求められます。母語=日本語で議論できないと外国語でもできません。しっかり発言でき行動できれば、言葉は自然と付いてきます。自分の中に箱をたくさん持てるよう、得意な分野・興味を突き詰めてください。勉強に疲れたら、音楽や映画を、食べ物を楽しんでも良いでしょう。そんな風に柔軟に、異文化体験を蓄積していくことが肝心です。

新木秀和ゼミナール
ラテンアメリカの社会
本ゼミナールでは、ラテンアメリカ社会をめぐる諸相や諸問題を取り上げて、その特徴や意味について学修しています。社会や社会問題と言っても、地域性や国際性、歴史性を背景に、文化生活面から自然環境面までの幅広いテーマがあります。それらの理解を深めるために、多角的な視点からテーマを取り上げます。 ゼミ生各自の関心や問題意識を踏まえ、ラテンアメリカ社会にかかわる様々なテーマをじっくり考究します。基本的な文献や情報、時事問題、ゼミ生の希望に応じたテーマなどを色々と取り上げて、お互いの関心を広げながら理解を深められるように心がけています。その過程で自分の研究テーマを見つけられるとよいでしょう。2年目には、前年の成果をふまえ、共通テーマの学修を継続するとともに、ゼミ生各自がそれぞれの研究テーマを考究しながら、発表や討論につなげていきます。じっくり取り組むことで新しい気づきや達成感を得られることは間違いありません。
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