お知らせ
2025.09.22
環境省採択プロジェクト「Community Loops」に本学が協力します
2025年9月から始動している環境省「令和6年度補正予算 使用済衣類回収のシステム構築に関するモデル実証事業」に採択された新プロジェクト「Community Loops(コミュニティループス)」に、本学が協力することとなりました。
このプロジェクトは大学や地域のコミュニティスペースを拠点とし、使用済み衣類の回収からリユース(再利用)・リペア(修繕)・アップサイクル(創造的再利用)までを一気通貫で実施するもので、年間約50万トンにのぼる日本の衣類廃棄問題の解決に貢献すると同時に、モノを長く大切にする文化を育み、サステナブルな社会への転換を後押しする取り組みです。
採択事業者である合同会社CYKLUS(以下、CYKLUS)様、ハーチ株式会社(以下、ハーチ)様から協力依頼をいただき、以下3点の取り組みで協力させていただくこととなりました。
1. 衣類回収の取り組み
2025年9月20日(土)PMから11月28日(金)16:00まで、本学みなとみらいキャンパスにて同プロジェクトで用意された衣類回収BOXを設置します。回収された衣類は、同プロジェクトと連携する就労継続支援B型事務所等により、衣類の仕分けやリペアが行われます。また、回収時に参加者が衣類の写真を専用WEBサイトに登録することで、その後紐づけられるNFCタグなどにより、「回収場所」「分別場所」「リペアの記録」、服が持つ背景や持ち主の思い出といった「ストーリー」が可視化される仕組みとなっています。次の持ち主へと物語を継承していくことで、一点ものの価値を創出し、モノの愛着を深めるとともに、回収後の行き先についての透明性が確保されます。
◆衣類回収の取り組み概要
回収BOX設置場所 |
神奈川大学みなとみらいキャンパス1Fメインエントランス付近 |
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回収対象物品 |
①そのまま着られる衣服やバッグ(洗濯済みのものに限る) トップス/ボトムス/アウター/着物/バッグ/制服/服飾小物(マフラーなど) ※金属類を除く ②直せば着られる服 上記のアイテムで、小さな穴あきや破れなど少し修繕を加えればまだ使える衣類 ※修理が必要なバッグを除く |
回収参加方法 |
上記対象物品を持参し、回収BOXに入れてください。数量は問いません。ただし回収BOXに入れる前に写真を撮影して、BOXに表示されているQRコードを読み取り、専用WEBサイトに画像をアップロードするとともに、必要情報を入力いただきます。 (本学学生のみならずどなたでもご参加いただけます。)
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お問い合わせ |
合同会社CYKLUS info@cyklus.jp |
2.経営学部道用ゼミとの連携による同プロジェクトにおける新たな価値の創造
デザイン思考やデジタル技術を活用し、「誰もが自分の創造力を発揮できる社会を目指す」というビジョンを持つ同ゼミの課題解決型学習(PBL)として、ゼミ生がサーキュラーエコノミーやサステナビリティの視点を養うことを目的に、同プロジェクトについて理解を深めるとともに、どうしたらよりプロジェクトの目的達成に近づくことができるのかを、CYKLUS様、ハーチ様とともに考えます。
※PBL実施期間:2025年9月~1月(予定)
3.「リペアカフェ」ワークショップの実施
本学学生のみならず地域の方を対象に、壊れたモノを無料で修理するオランダ発祥の市民活動・リペアカフェを追った映画「The Repair Café」を上映するとともに、着なくなった衣類を修理する手法について学ぶことができるワークショップを、本学みなとみらいキャンパス1Fで運営する「ファブラボみなとみらい」で開催します。ファブラボみなとみらいは、デジタル工作機器を多数配備し、その機能を本学学生のみならず地域に開放しています。個人のものづくりの可能性を拡げることを目的に運営していますが、リペアという一つのものづくりの手法に触れる機会ととらえ、同プロジェクトとの連携によりワークショップを開催することとなりました。
※ワークショップ開催日:2025年11月22日(土)午後予定
実施場所:神奈川大学みなとみらいキャンパス1F「ラボ」