お知らせ

2023.09.27

鎌倉市と道用ゼミが共同プロジェクト(2日目)を開催しました

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「今よりちょっといい暮らし、学生と考えるFABライフ」

鎌倉市と本学経営学部道用ゼミの共同プロジェクトとして、「今よりちょっといい暮らし、学生と考えるFABライフ」の第2回を9月16日(土)に開催しました。
本プロジェクトは2021年9月に鎌倉市と結んだ包括連携協定に基づき、鎌倉市の市民の方が抱える「日常の困りごと」や「あったらいいな」を、本学学生が3DプリンターやIoTなどの"FAB"を通じて解決することを目的としています。

5月に開催された第1回では、「日常の困りごと」や「あったらいいな」について、市民の皆様から意見をお伺いしました。それをもとに今回は、学生たちが実際に制作した試作品の発表・観覧会を行いました。

プロジェクト名にも出てくる"FAB"とは、「Fabrication」(ものづくり)と「Fabulous」(楽しい・愉快な)の2つの単語を意味しており、道用大介准教授は「デジタルファブリケーション」を活用し誰もが自分の創造力を発揮できる社会をめざし活動しています。


まずは、学生たちが制作したアイテムについて、動画を用いて発表を行いました。

前回お伺いした、「コンパクトなヘルメットがほしい」、「街のポイ捨てをなくしたい」、「庭木の枝葉を再利用した生活用品がほしい」などの意見に対して制作したアイテムを、実際にお見せしながら用途などの説明を行いました。

続いて、テーブルにアイテムを並べて展示し、市民の皆様が観覧を行いました。

市民の皆様には実際にアイテムを手に取っていただき、学生がより詳細に使い方などを説明しました。また、感想やコメントを付箋に書いて貼っていただきました。

最後に、市民の皆様に全体を通しての気づきや感想を共有していただきました。

市民の皆様からは、「これほどクオリティの高いものが個人で作れるデジタルファブリケーションの可能性をとても感じた。」、「当事者の目線に立って困りごとの解決に向き合ってくれることがありがたく感じた。」などのコメントをいただきました。

 



2回のプログラムを通して、鎌倉市の皆様にデジタルファブリケーションとその可能性について周知することができました。また、学生においては、その知識や技能をどう社会に還元していくのかについて学ぶことができ、両者にとって実りのあるワークショップになりました。

学生が制作したアイテムはみなとみらいキャンパス1階で運営するファブラボみなとみらいにて期間限定で展示していますので、ご興味のある方はお気軽にお越しください。(一部アイテムを除く)