お知らせ

2025.07.22

使用済みコーヒーかすと牛乳パックを利活用した紙漉きワークショップを開催

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タリーズコーヒーKU白楽駅店と連携し、同店で使用したコーヒーかすと牛乳パックを活用し、「紙漉き」を体験するワークショップを7月12日、みなとみらいキャンパス1F「ラボ」にて開催しました。

このワークショップは、みなとみらいキャンパス1Fで本学が運営しているデジタル工作機器を設置した実験工房「ファブラボみなとみらい」が主催し、食に関する廃棄問題に着目するとともにサーキュラーエコノミーへの興味関心を促進すること、そして日本の伝統文化を体感することを目的としたもので、歴史民俗学科関口ゼミ、国際経営学科道用ゼミ、神奈川大学珈琲同好会(KU GOOD COFFEE CLUB)の学生、そしてタリーズコーヒージャパン社員様、本学教職員の合計11名が参加しました。

日本では年間約40万トンのコーヒーが消費されており、抽出した後のコーヒーかすの廃棄については大量の処理コストと環境負荷を引き起こす問題として注目されています。肥料や消臭剤、燃料など様々な再利用の方法がありますが、まだまだ多くの方がそのまま廃棄している現状にあるかと思います。

タリーズコーヒージャパンにおいても様々な循環型の取組みを行っていますが、KU白楽駅店に来店するお客様に食に関する環境問題に目を向けていただくきっかけを作ることを目的として、使用済みのコーヒーかすと牛乳パックを活用した「本のしおりワークショップ」を本学と共同で今秋に開催することとなり、この度はそのワークショップで使用するしおりを紙漉きにより手作りしました。

紙漉き体験の様子

 

 

また、当日は本のしおりの形や、お客様に自由に押してもらうスタンプのイメージなどを参加者で話し合いました。同店のビジョン、どのようなお客様が多くいらっしゃるか、タリーズコーヒージャパンの様々な取組みを伺いながら、お客様が手にとってうれしいものはどんなものか、どうしたら循環型の取組みに興味を持ってもらえるか等を考えました。歴史を学ぶ学生、デジタルファブリケーションを通じた課題解決を行う学生、コーヒーが好きで様々な取組みを行う学生、そしてコーヒー店を運営する社会人と様々な背景の参加者が議論することで、幅広い視点から意見が飛び交いました。

ディスカッションの様子

 

 

話し合ったアイデアを皆で共有しました

 

 

このディスカッションにより生まれたアイデアをもとに、しおりの形、スタンプのデザインを決定し、2025年秋にタリーズコーヒーKU白楽駅店で実施するワークショップのしおりを制作する予定です。

ワークショップに参加した皆さん

 

 

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