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2026.10.16
神奈川県警察本部交通総務課よりご講演をいただきました。

警察官実務特修Ⅰでは、神奈川県警察本部交通総務課の佐藤氏を講師としてお招きし、「交通警察活動」についてご講演いただきました。
講演では、交通事故による死者数は、昭和45年のいわゆる「交通戦争」の時代には全国で年間約17,000人に達したことから、その後の国を挙げての交通安全対策により大幅に減少してきたものの、神奈川県内では令和7年中全国ワースト1位の139人が交通事故で亡くなっている現状と交通警察の究極の目標が「交通死亡事故ゼロ」であることについて説明がありました。
そして、交通事故防止の基本施策である「3Eの原則」として、交通指導取締り(Enforcement)、交通安全教育(Education)、交通工学(Engineering)について詳しく説明があり、さらに、交通総務課、交通規制課、交通指導課、運転免許本部、交通捜査課、交通機動隊及び高速道路交通警察隊の役割について学び、交通警察が事故の未然防止から事故発生後の対応まで、それぞれの部門が連携して県民の安全・安心を支えていることへの理解を深めることができました。
また、講師ご自身が携わった死亡ひき逃げ事件の捜査の事例についても紹介していただきました。現場鑑識や防犯カメラ映像などを活用して事故状況を解明し、被疑者の特定に至った経緯について説明を受けるとともに、交通事故で突然家族を失った遺族の深い悲しみに触れ、被害者や遺族に寄り添った活動の重要性についても学ぶことができました。
学生からは、「交通事故は、被害者だけでなく、遺族や友人など周囲の人々の人生にも大きな影響を及ぼすことを痛感した。」「事故は起こそうとして起きるものではなく、誰にでも起こり得るものであることを改めて理解した。」「交通事故は当事者や家族の生活を一瞬で変えてしまうため、交通安全教育や予防活動が重要であると感じた。」「白バイ隊員や交通違反の取締りの印象が強かったが、交通安全教育や交通工学などの予防活動にも力を入れていることを知った。」「犯人を捕まえることが警察官の仕事だと思っていたが、普通の人を被疑者にしないという守り方があることを知った。」「交通警察は、事故発生後の対応や捜査だけでなく、事故を未然に防ぎ、誰も被疑者にしないための活動も重要な役割であることを理解した。」「交通事故による被害を減らすため、警察が関係機関と連携し、道路環境の整備や車両の安全対策、研究開発、救助・救急活動など幅広い取組を行っていることを知った。」などの意見が寄せられ、交通事故の悲惨さと、交通安全対策や交通安全教育の重要性について理解を深める講義となりました。