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2024.12.02
将棋棋士・青野照市九段による講演会が開かれました
2024年11月22日(金)、本学横浜キャンパスにおいて、将棋棋士の青野照市九段による講演会が行われました。演題は「伝統文化のマーケティング~将棋の事例~」です。
青野九段は1974年にプロ入りし、その後2024年6月13日に引退されるまでの50年間、将棋界の第一線でご活躍されました。順位戦の最高峰であるA級には通算11期在籍し、史上26人目となる800勝を達成。71歳での800勝達成は、史上最年長記録となりました。また指し手の研究家としても著名で、将棋大賞の升田幸三賞を2回受賞されています。
当日は約150名の学生を前に、世界各国の将棋と比べた場合の日本の将棋の特徴、プロ棋士を目指していた奨励会時代の話、プロ棋士になるために必要なこと、プロ棋士の経済状況など、様々な視点から将棋の魅力についてお話頂きました。また自分の強みを見つけ、それを磨き、幸せになることの大切さなど、聴講した学生に、様々な示唆を与えるものとなりました。
このご講演を機に、学生の皆さんは、何か1つ夢中になることを見つけ、それに邁進していくことの素晴らしさ、右脳と左脳の両方を使った考え方の大事さ、社会に出た後、仕事をミスした際に落ち着いて対応することの大切さなど、学ばれたことと思います。また当日は、将棋棋士・飯島栄治八段もいらっしゃり、青野先生のご講演に対するコメントを賜るなど、大盛況のうちに閉会となりました。