生命機能学科では、生化学、分子生物学、細胞生物学、遺伝学、タンパク質工学などを扱う「生命機能学」を中心に学びます。生命現象や生体機能について生命科学の視点から学ぶことで、社会における問題を発見し、解決する生命科学の技術を身につけることを目標とし、人々の幸せに貢献できる人材を養成します。

Pick Up 授業※化学生命学部で開講の科目は、両学科の学生も履修することができます。

食品化学

この授業では、主に炭水化物・たんぱく質・脂質から構成されている三大栄養成分以外に、ビタミンやミネラル、色素など食品に含まれる成分の種類や化学構造について理解するとともに、体内におけるはたらきを学修します。また日常生活で親しみのある代表的な食品を取り上げ、その食品学的・栄養学的性質や製造過程について、化学的な視点からも学びを深めます。

タンパク質工学

この授業では、タンパク質の構造と機能を解析・改変するための技術とその原理を修得することを目的とし、タンパク質・アミノ酸の構造と性質に関する基礎知識を学んだ上で、タンパク質の生産・精製・構造決定法、酵素の触媒としての性質とその速度論的解析、タンパク質改変に必要となる遺伝子工学技術、酵素の機能改変の実例について学びます。

生命機能学科の教員紹介、
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生命機能学科の特徴

Feature 1

「生命機能学」を中心に学びます

遺伝子、タンパク質、動植物生理学など、生命現象や生体機能について生命科学の視点から学び、世の中に役立つ技術やモノづくりについて研究、人々の幸せに貢献できる力を養います。

Feature 2

キャリアパスも考えたカリキュラム

SDGsやキャリアデザインなど社会に出て必要な知識や考え方を得る科目があり、実験科目など目的を持って学修に取り組めることや食品衛生管理者(任用資格)など、資格のバックアップもあるカリキュラム構成です。

Feature 3

実験を重視した体験型授業を豊富に用意

1年次からさまざまな実験・実習を行います。苦手分野があっても大丈夫。体験を重視し、基礎からきっちり学修できるため、化学や生物学の面白さが体感できます。

Feature 4

さらに深い研究の道へ

化学・バイオテクノロジー・食品・化粧品などの分野のメーカーでは、大学院出身の研究者や技術者も少なくありません。世界的レベルで研究を進める教員のもと、社会で活躍する土台を広く深く固める道も、もちろん開いています。

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TOPIC

化粧品のチカラで人と環境にやさしい商品開発
神奈川大学の特別招聘教授でもある田嶋和夫名誉教授が特許技術「三相乳化技術」※を開発。「三相乳化法」は、従来の乳化方法に欠かせない界面活性剤の代わりに、柔らかい親水性ナノ粒子の物理的作用力(ファンデルワールス引力)を利用した新しい乳化方法です。この技術を広範囲の産業分野に活かして、さまざまな環境適応型エマルションをつくることができます。実際にこの技術を用いて、界面活性剤フリーの、人にも環境にもやさしい化粧品「PROUD BLUE」コスメティックシリーズを販売。ほかにもヴィーガンレアチーズケーキやスキンケア着想のランジェリーケア製品、虫よけスプレーなどにもこの技術が用いられています。大学での研究が身近な生活に役立っていることが、感じられるハズです!
  • 特許第3855203号「乳化分散剤及びこれを用いた乳化分散方法並びに乳化物」

取得可能な資格・免許状

所定の科目の単位を修得することで卒業と同時に(または実務経験を経て)資格などが得られる。
  • 教員免許状(高校一種理科・中学一種理科)
  • 社会教育主事・社会教育士 ※1
  • 学芸員
  • 日本語教員
所定の科目の単位修得または学科の卒業によって受験資格が得られる(実務経験が必要とされる場合があります)。
  • 食品衛生管理者(任用資格)※2
  • 食品衛生監視員(任用資格)※2
  • 毒物劇物取扱責任者
  • 作業環境測定士
  • 労働安全コンサルタント
  • 1 本学社会教育課程の修了者は「社会教育士(養成課程)」と称することができます。
  • 2 以下のいずれかに該当する方については、任用資格取得は認められません。
    ①転部・転科及び編入学により神奈川大学化学生命学部に入学した者(化学生命学部内の転科であれば、任用資格取得を認めます)
    ②神奈川大学化学生命学部に入学する前に修得した単位を本学で単位認定した者