お知らせ

2025.11.06

本学の地域創生の取組み「ジモト創生プロジェクト2025」をご紹介

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神奈川大学では2023年度~24年度にかけて県内の自治体、起業家等と連携した地域協働型実践教育(CBL)の取組み「神奈川地域創生プロジェクト」を課外プログラムとして実施し、幅広い学科、学年の学生により地域創生に関するアイデアを多数創出してきました。

3年目となる2025年度は、名称を「ジモト創生プロジェクト」へと変更し、地域創生に興味がある学生、将来UIターンにより地域に貢献する仕事がしたいと思っている学生、地域創生をテーマにした起業に興味がある学生など、幅広い学科、学年の学生12名の学生が集まり、5月22日にスタートしました。

今年度のフィールドは「小田原市」。

前半戦は豊富な資源が詰まった小田原市をフィールドとして地域創生プランを検討し、その経験を通じて後半戦は自分のジモトにフィールドを移します。

5月24日には、おだわらイノベーションラボにおいて小田原市職員から小田原市内の概況や御幸の浜海岸・かまぼこ通り周辺のエリアブランディング構想についての話を伺いました。そしてその後フィールドワークを行い、地域の担い手の皆様から直にお話を伺うことができました。

その後、学生たちは4つのチームに分かれ、起業家の伴走のもと当該エリアの活性化に向けたプランを検討しました。途中、地域創生起業家によるオンラインメンタリングの機会も設け、苦労点、工夫点、各種ノウハウを共有いただきました。

そして8月6日、小田原宿なりわい交流館において、検討したアイデアの発表を行いました。タクシーの有効活用プラン、新たなスタンプラリーの計画、小田原のバックグラウンドを踏まえた新たなコンセプトワードの提案など様々な視点からアイデアが発表され、お招きした市職員及び地域の担い手の方からは率直な感想、意見、質問が投げかけられました。

学生の発表への講評のみではなく、過去に実施した施策のことや、発表されたアイデアを実現するにはどのような課題があるかなど、積極的な意見交換に発展した点が印象的でした。

その後後半戦に入り、フィールドが小田原から自分の「ジモト」に移ります。参加している学生の出身地は様々。同じ想いをもった仲間とともに、小田原をフィールドにして取り組んだ活動の経験を活かして、自分のジモトの地域創生プランを検討しました。

そして10月10日(金)、みなとみらいキャンパスに地域創生起業家をゲストに招き、自分のジモトの創生プランを発表しました。地域ごとに資源、課題、背景が異なること、そしてそれぞれの考え、想いが詰まったプランであるため、同じようなプランはなく、バラエティに富んだ発表となりました。

学生からは発表を終えて、「元々ジモトを盛り上げたいという気持ちでいたが、真剣に向き合い、自分の気持ちだけでなく地域の資源、これまでの背景などを理解しながら何をすべきか考えたことは初めてだった。同じ想いをもった学生から意見をもらえたことや、起業家や自治体の方と直接会話をしながらプラン検討ができたことは大きな刺激だった。」「長期間のプロジェクトであり、2回のプラン提案をやり切ったことは自信に繋がった。この経験を今後のキャリア選択や新たな挑戦に活かしていきたい。」といった声があがりました。

約6か月に渡り実施した本プロジェクト。小田原市、起業家、地域の皆様など様々なステークホルダーとの連携、協力により無事完結しました。今後も、全国様々な出身学生が在籍している、神奈川の総合大学として、県内の様々なステークホルダーと連携した学びの場の創出を進めていきます。

 

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