お知らせ

2023.11.30

工学部宇宙エレベータープロジェクト×神奈川大学附属学校宇宙エレベーターチーム

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2023年11月23日に2つの宇宙エレベーターのイベントが開催され、神奈川大学工学部 宇宙エレベータープロジェクトと神奈川大学附属中・高等学校の高校生がそれぞれ参加しました。神奈川大学工学部 宇宙エレベータープロジェクトにおいては青少年のためのロボフェスタ2023(神奈川県主催)にブース出展、神奈川大学附属中・高等学校においては高校生4名が本学みなとみらいキャンパスで開催された「第10回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会」に出場しました。

青少年のためのロボフェスタ

青少年センター(横浜桜木町・紅葉ケ丘)にて開催された青少年のためのロボフェスタにおいて、工学部、宇宙エレベータープロジェクトの出展を行いました。当日は、小型宇宙エレベータークライマー(昇降機)のデモンストレーションや実績を紹介したパネル展示を実施、小学生をはじめ家族での多数の方々にご来場いただきました。
今回は日産自動車の電気自動車「アリア」からのケーブルつなぎ、電力供給を行う初めての方法で小型宇宙エレベータークライマー(昇降機)のデモンストレーションを実施しました。

宇宙エレベータープロジェクトとは?

2008 年から始まったプロジェクトは神奈川大学の学生であれば、学部、学年を問わず誰でも参加できます。宇宙エレベーターの地上昇降実験機と地上降下型ロボットの設計・製作および宇宙エレベーターの広報活動を日々行っています。製作した機体は毎年夏頃に行われる「宇宙エレベーターチャレンジ(SPEC×ROC)」に出場させ、クライマー技術の向上に努めています。

神奈川大学附属中・高等学校「第10回 宇宙エレベーターロボット競技会全国大会」

 神奈川大学みなとみらいキャンパスで開催された第10回「宇宙エレベーターロボット競技会全国大会」に神奈川大学附属中・高等学校の宇宙エレベーターチーム(高校生4名)がグローバル中高生部門に出場しました。

 この大会は、STEAM教育の先駆的な取り組みの一環でレゴ教材(SPIKEプライム)を使って小中高校生が宇宙エレベーターロボットを製作し、「宇宙ステーション」にピンポン球を運び、安全に降ろし、そのポイントやタイムを競います。今年で10回目を迎える今大会は、東北、関東、関西、九州予選を開催し、合計 140チーム438名の中から勝ち抜いた小学生から高校生の41チームが出場し、小学生部門、中高生部門の優勝チームにはそれぞれ「文部科学大臣賞」が授与されました。

 小中高校生が交流をしながら未来の夢である宇宙エレベーターについて学び、レゴ教材を使って宇宙エレベーターロボットを製作し競技だけでなく宇宙エレベーターを学ぶもので、本学附属中・高等学校の小林道夫副校長と佐藤克行教諭が中心となって競技会を運営し、今年で10回目を数えます。本大会は、単に機械的なアプローチだけでなく、 STEAM教育(Science,Technology,Engineering,Arts,Mathematics)、プログラミング教育の成果を発表しあえる競技会となっており、先駆的な取り組みに、ますます期待が寄せられています。本学工学部と附属中・高等学校は、高大連携事業として宇宙エレベーターをテーマとした共同研究を行っており、本競技会においても宇宙エレベータープロジェクトの学生が積極的に運営支援を行い、学生の成長にも大いに役立っています。

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