お知らせ
2022.04.25
【独占取材】陸上競技部駅伝チーム 注目選手(後編)巻田選手
【みなとみらいマスコミ研究会:注目選手取材班】笹崎真生、黄俊天
この春から新体制となる陸上競技部駅伝チーム。後編は巻田選手のインタビューです!

【略歴】
巻田 理空(まきた りく)
神奈川大学人間科学部人間科学科3年
愛媛県 松山商業高校出身
第98回箱根駅伝1区 区間12位
ベストタイム:5000m 13'59 10000m 28'52
――自分の強みを練習や試合などで発揮できたことはありますか?
巻田「今年の箱根駅伝では、1区を走らせてもらいました。思った以上に周囲がハイペースでしたが、冷静に自分を分析できたことで、惑わされずに自分の思っていたペースで走れましたし、最後まで粘り強く走ることができました。自分の強みが発揮できた瞬間ですね。」
――「燃え尽きやすい、爆発力に欠ける」ことが弱みということですが、それについて改善していくために努力していることはありますか?
巻田「いつも大会で結果を出してしまった後、少し気持ちが落ちてしまいます。今回の箱根駅伝が終わってからもそういう感覚になってしまいました。今はしっかりと次の目標に向かうことができているので、燃え尽きてしまう期間を以前よりは短くできているかなと思います。毎回試合である程度の記録は出せますが、爆発力に欠けていると自分では思っています。今年は爆発的な記録が出せるように頑張りたいです。」
――個人の目標に、5000m、10000m、ハーフマラソンの神奈川大学記録を更新したいとありましたが。
巻田「神大記録は、5000mは13分46秒。10000mは28分25秒。ハーフマラソンは61分36秒なのですが、それを1秒でも更新できたらと思っています。」
――次回の箱根駅伝については?
巻田「チームとしては確実にシード権を獲得したいです。個人としては来年も1区を走りたいですね。1区を走るとしたら区間5位以内を目指したいです。エース区間とされる2区を走ってみたい気持ちもあります。2区を走るのであれば、区間10位以内を目標にしたいです。」
――シード権を獲得するため、チームの強みや弱みを含めて、具体的なこれからのプランはありますか?
巻田「チームの強みは長い距離に強いことですね。ハーフマラソンなどの記録は他の大学と比べても良い方だと思うので、そこはしっかりとチーム全体で伸ばしていきたいです。チームの弱みはエースがいないことです。そこが今年の箱根駅伝でも一つの課題でした。今年はエースがいなかったことで、レースの展開を変えられなかったので、ずっと12、13番を走ってしまったことが反省点です。今年はチーム内にエースを作れたらなと思います。将来的には自分がそういう存在になりたいです。」
――シード権を獲得するために今新しく取り組んでいることで力を入れていることはありますか?
巻田「今までは平坦なコースで練習することが多かったのですが、今年から上り下りがあるコースを使っての練習を増やしました。脚力の強化ができていると思います。」
――駅伝チームOBの鈴木健吾さんを目標としていると聞きました。
巻田「私が陸上を始めようと思ったのも、神奈川大学に来ようと思ったのも、同郷の鈴木健吾さんが活躍している姿を見たからです。今もマラソンで日本記録を作るなど、活躍されている方なので、今後も目標の選手です。」
――将来の目標はありますか?
巻田「実業団に入ることも考えていて、しっかりと結果を残していきたいです。将来的にはマラソンで頑張りたいと思っています。」
――今までで一番きつかった練習は?
巻田「1年生の時に夏合宿で苦手なロードを走り続けたことが辛かったです。ですが、昨年1年間、本当に箱根を走りたいという気持ちがあったので、練習量を増やしました。その際に怪我をしなかったのでロードに対する耐性ができていたのかなと思います。」
――練習量はどのぐらい増やしましたか?
巻田「1年生の時の年間走行距離が6,000kmぐらいだったのですが、2年生では8,000kmぐらいにまで増やすことができました。」
――食事には気をつけたりしますか?
巻田「すごく意識はしている訳ではないのですが、栄養バランスは良い方だと思っています。気分転換にラーメンやコンビニスイーツを食べて、気持ちを切り替えています。」
――練習の息抜きにすることは?
巻田「食事や買い物に行ったり、音楽を聴いたりします。あとは古着が好きす。」
――最後に監督への思いを教えてください。
巻田「自分がここまで成長できたのも、監督が練習内容や調整の仕方をしっかり考えてくださっているからだと思うので、結果で恩返しできたらと思っています。」
競技のことから私生活のことまで様々なお話を聞くことができました!巻田選手の今後の活躍にもご注目ください!