お知らせ

2020.12.25

国際学生寮「栗田谷アカデメイア」2020年度SDGs PBLプログラムの最終発表(成果報告)会が行われました

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2020年12月19日(土)、本学国際学生寮「栗田谷アカデメイア」にて「SDGs PBLプログラム」の最終発表会がオンラインで開催されました。このプログラムは、当寮のコンセプトである「神奈川大学ダイバーシティ宣言に基づき、SDGsを推進できる人材を育成する」ことを目的とし、今年4月から9月の前学期プログラムと10月から12月の後学期プログラムで構成されています。

後学期プログラムでは、SDGsを推進できる人材の育成を目的とした「実践プログラム」に加え、仮説思考とゼロベース思考を養成する「問題解決(Problem Solving)」とイノベーション創出のスキルを養成する「デザインシンキング(Be Creative!)」をオンラインで実施し、SDGs PBLプログラムでの思考法のスキルアップをはかりました。

SDGs PBLプログラムの最終発表(成果報告)会では、「身近なところから世界を変えていく持続可能な取組み」を行うことをテーマに、各チームで実践してきた取組みの成果を発表しました。発表後、国際センター的場所長より寮生に「栗田谷アカデメイアSDGs大使」認定証書が授与されました。授与の際には、「大使として目的地に赴任してください!」との激励がありました。

学生からは、「とても貴重な体験でした。これからもSDGsについて深く取り組んでいきたい」「普段生活しているだけでは考えることができない観点でSDGsについて学ぶことができた」「引き続き活動が続くグループが多いので今後も楽しみ」「SDGs PBL Programをとおして、自分ができることは意外と身近にたくさんあることに気づいた。また、それを実行することの大切さを学ぶことができた」等の感想があがりました。

ファシリテーター・MAP U(株)杉本氏からのコメント

「自分自身の旅路を見つけてほしい。何のために生きて、何のために働いていくのか、どのような価値を発揮していくのか。待っていても自分の旅路を見つけることができない。行動だけが未来を創る。行動しながら未来を創っていただきたいと思う。」

国際センター的場所長からのコメント

「神奈川大学のSDGsの取組みとは、まさにこの寮で行っている取組みです。SDGs PBLプログラムで取り組んでいることは、単に寮の問題だけではなく、神奈川大学全体の取組のひとつだと考えてほしい。SDGsで最も重要なことは、Goal1(貧困をなくそう)、Goal2(飢餓をゼロに)、Goal3(すべての人に健康と福祉を)の3つです。神奈川大学創立者の米田吉盛が横浜で働く勤労青年の旺盛な勉学需要に応えるために、神奈川大学の前身となる横浜学院を29歳にして作ったように、この国際寮の中で考え、行動し、日本から海外に出て、世界に貢献してほしい。頑張ってください。」

【主な取り組み内容】

A Team: SDGs Goal 15 “LIFE ON LAND” …「栗田谷アカデメイアグリーン計画を策定。寮内での家庭菜園や植栽を行い、寮内緑化を推進することで自然を寮内に取り込む。家庭菜園をとおして地域との連携に繋げる。」

B Team: SDGs Goal 13 “CLIMATE ACTION” …「化石燃料利用削減のために、ごみの分別を徹底する。ごみの分別に関する寮内での現状の課題と解決策を考える講習会を実施。」

C Team: SDGs Goal 4 “QUALITY EDUCATION” …「より良いオンライン授業環境をすべての学生に。一人暮らし・実家暮らしの区分でアンケート調査し、自分たちにできる学習環境作りを提案。キャンパスを持たない大学、ミネルバ大学を例に、オンライン授業と寮の融合による学生主体の学習について考察。」

D Team: SDGs Goal 14 “LIFE BELOW WATER” …「マイクロプラスチックの認知向上、古紙を利用した油の垂れ流しの阻止、ごみステーションを清潔にする取組みと地域連携、MSC認証の認知向上等をとおして海の命を守る。」

E Team: SDGs Goal 16 “PEACE” …「寮内の交流を深めよう!をテーマに10人以上のマスク着用参加者での卓球大会の開催。今後、勉強会・討論会・セミナーの開催を行う。」

※本プログラムの実施に関連して、横浜市より「SDGs biz サポート補助金」の交付を受けています。

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