お知らせ

2025.12.08

【報告】2025年度 神奈川大学「協定校教職員交流プログラム」が開催されました

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2025年11月10日(月)から14日(金)にかけて、神奈川大学「協定校教職員交流プログラム」が開催されました。今年度は、10の国・地域から14名の協定校教職員を迎えての実施となり、開会式では国際センター所長・白石 万紀子教授によるウェルカムスピーチのもと、5日間のプログラムがスタートしました。

 

本年度のテーマは、「近年各大学が力を入れている国際事業の取り組み事例」および「教育・大学運営におけるデジタル技術・AI活用の最新動向の共有」でした。参加協定校からの発表では、多様な実践報告が行われ、各大学が抱える課題や取り組みの背景を共有しながら、国際化の方向性や大学間連携の可能性について活発な意見交換が行われました。

 

デジタル技術を用いた教育事例紹介の一環として、工学部の高野倉 雅人教授による、スマートサービスのデザインを題材とした英語・日本語併用の EMI(English Medium Instruction)による「UX/UIデザイン」授業体験が行われました。参加者は、実際に受講している受入れ交換留学生・本学学生とともにプロジェクト型の授業に加わり、本学 EMI 科目の授業スタイルや学習環境を直接体験しました。

また、日本文化への理解を深めるプログラムとして、国際日本学部 大島 希巳江教授による落語講義も実施され、国内外で数多くの公演実績を持つ英語落語家としての視点から語られた落語の魅力と文化的背景は、参加者に強い印象を残しました。

 

このほか、ディスカッションセッション、受入交換留学生および国際寮RA学生による発表、鎌倉での文化探訪、横浜港ボートツアー、キャンパスツアー、FabLabでの施設見学・体験会など、多彩な交流プログラムを実施しました。また、参加者は本学教職員・学生と直接交流を深めながら、教育・文化交流の新たな視点やネットワークを広げる充実した時間を過ごしました。

 

世界各国の教育機関の教職員が共通の課題や目標を共有し、互いの知見を持ち寄ることで、参加大学間の連携強化と教育研究活動のさらなる発展につながる、非常に意義深い5日間となりました。