受講生の声

こちらでは、神奈川大学で地域言語を学んだ受講生の声をご紹介します。
皆さん、学内の学習プログラムや留学制度を積極的に活用しているようです。
ぜひ、履修の際の参考にしてください。

経営学部 国際経営学科 糸谷賢人さん

私は2年次に入ってから第二言語として、中国語を履修しました。1年次においては元々得意だったこともあり、必修の外国語に英語を選択し、資格などにも挑戦していたのですが、2年生になった時、大学卒業後には、中々新しい言語を学習する機会はないのではないかと感じ、とりあえず話者が多いと聞いていた中国語を履修することにしました。
前期においては、ラピッド方式で週4回の授業を受け、授業回数が多いことによって基礎的な知識を授業内である程度身に付けることができ、その上で追加の補講や自習を通じ8月には校内で実施されたHSK3級の試験に合格することができました。又後期においても同様に週4回で授業を受け、先生方に勧められたことからスピーチコンテストに参加しました。スピーチコンテストにおいては、今まで発音が苦手であり、元々自信がなかったのですが、冬休みから1月中旬にかけ先生に協力してもらいつつ、毎日練習していたこともあり、優秀賞を頂くことができました。
中国語の学習を始めたことや校内でのHSK受験、またスピーチコンテストなどは、明確な目標があった上で始めたわけでなかったのですが、その様な機会が大学にあったからこそ、中国語の知識を吸収するだけに限らず、実際に使ってみる体験をすることができ、より理解が深まりました。また最近では少しずつですが、中国語の動画やサイトを見ても少しその意味がわかるようになり、学習の過程でなんとなくですが目標も見えてきました。中国語の話者は15憶人近いといわれており、日本語や英語を知っているだけでは知れない様な事が世界には色々溢れているはずです。なので、中国語を学び始める具体的な目標がなく、少し気になっているだけの人や、単に何か新しい言語を学びたいと思っているだけの人なども、履修に悩んでいるのであれば是非中国語の授業を取ってみてください。

経営学部 国際経営学科 渡邉康聖さん

私は在学1年次より中国語の学習を始め、経営学部のSAプログラムにも参加しました。このプログラムでは、中国の北京師範大学へ約1か月間留学をしました。現地では、午前中は中国語を学び、午後からは北京市内のコンビニエンスストアの実地調査をしたり、大学内で中国人の学生に声を掛けてアンケート調査を行ったりしました。
中国へ留学する以前は、中国人に対して、正直「恐い」という印象を抱いておりました。しかし、現地でアンケートをお願いすると、誰もが笑顔で快く引き受けてくださることや、店員さんが笑顔でジェスチャーを交えながら一生懸命話してくださるなど、人の温かみを感じる機会がとても多く、自分の先入観が誤っていたことと、何事も固定観念に囚われずに自分の足で現地を訪れ、身をもって確かめることの大切さを学びました。そして何よりも数多くの中国人の方とコミュニケーションをとることで、自分の中国語に対して自信が持てるようになりました。
神奈川大学には、学生が成長するためのプログラム(スピーチコンテスト・懸賞論文・留学など)が豊富にありますので、それらに参加することを強くお勧めします。
また、中国語の先生方は、向上心のある学生を手厚くサポートしてくださいますので、個人的ではありますが、もっとも成長を感じることが出来る外国語科目だと私は感じました。
私は大学4年間での経験を自信に変え、大学4年間で学んだ中国語を武器に就職活動に臨み、無事第一志望であった東証一部上場の素材メーカーから内定をいただくことができました。社会人になっても中国語を学び続け、駐在員になれるように日々精進していきたいと思っています。

外国語学部 国際文化交流学科 小山真由さん

私は、共通教養科目の地域言語として1年次にはスペイン語を履修し、これと並行して所属学科の専攻科目でフランス語を学んでいました。ラテン語を語源とするスペイン語とフランス語は同じ系統に属し、似通った言語であると聞いたことがあったので、比較しながら学んでみたいと興味の赴くままに授業を履修してみました。実際学んでいて、単語や文法(Ex. 過去形が2種類あるなど)の類似点を見つけることができ、楽しく語学を勉強することができました。
また、2年次には「上級フランス語CⅠ」という授業を履修しました。学生が5人程度と少数のクラスだったため、先生との距離が近く、発言する機会の多い実践的な授業形式であったのがよかったです。教科書を使うことはなく、動画や資料を見て思ったことをフランス語にしてみたり、また、日本語でフランスの文化について話し合ったりしました。例えば、日本とフランスのパン屋さんを比較したときに、日本ではお客さん自身がパンを選んでトレーに載せてから会計するというスタイルが多いですが、フランスではショーケースのなかにある商品から選んで店員さんに伝え購入するのが一般的であるという違いについて話し合いました。
他の外国語科目でも、その言語だけを学ぶのではなく、その言語圏の文化を同時に学習していく授業内容になっていた印象があります。先に述べた、スペイン語の授業では、年越しの際に鐘の音にあわせてぶどうを12粒食べ、新しい年(12ヶ月)の縁起をかつぐという習慣があることなどを学びました。
言語を文化とともに理解するという重要性に気づき、留学の経験もしました。1年次の冬、そして2年次の夏にフランスのリヨンに語学研修で1ヶ月滞在し、食や景色など五感で存分に楽しみました。
このように神奈川大学には気になる言語に触れることができ、実際に現地を訪れることのできる機会が用意されているので、「楽しそう!」「やってみたい!」という気持ちを大切にぜひ挑戦してみてください。また、留学経験者が集まって活動しているSIPS(Instagram:@ku_sips)という団体もあるので、気軽にチェックしてみてほしいです。

国際日本学部 日本文化学科 佐々木彩乃さん

私は、在学2年次に第二外国語としてロシア語の授業を履修しました。当初はロシア文学に少し興味があるからという理由でロシア語を選択し、1年間だけ受講するつもりでした。しかし学習を進めるうちに、日本語にはない言語感覚が面白く、学習を続けることを決めました。今では、学習を始めた当初には思いもしなかった程までに、ロシア語そのものやロシア文化に対する興味の幅が広がりました。
現在受講している「特修ロシア語」と「特講ロシア語」では、ロシア語でのコミュニケーションを学んだり、ロシア語能力検定の試験対策をしたりと、様々な角度からロシア語を学習できます。受講生もごく少人数のため、分からないところがあれば、すぐ先が生に質問できます。積極的に学習したい方にはとてもおすすめの授業です。
また、ロシア語能力検定への挑戦もおすすめです。神奈川大学で行われている、検定合格者への単位認定や報奨制度の対象にはロシア語能力検定も含まれており、検定に挑戦しやすい環境が整っていると思います。検定合格という目標があれば、ロシア語の勉強のモチベーションにもなります。私は、大学で開講しているロシア語の授業への受講と並行して検定に挑戦し、相乗効果で学習への関心がより強まりました。
最初は小さな関心でも、学習を始めれば、関心の幅が広がる可能性は大いにあります。ロシア語に少しでも興味を持っている方がいたら、ぜひ受講してみてほしいと思います。

理学部 生物科学科 大港悠可さん

私は在学3年次に「中国語Ⅰ」「中国語Ⅱ」の授業を履修しました。一年間の中国語履修の後、二つの成果を得ることができました。
第一に、毎年12月に学内で行われるスピーチ・コンテストにおいて、最優秀賞を受賞することができました。興味のある事柄に関して作文し、その文を先生から添削していただき、練習を重ねました。先生とのやりとりや練習を通じて今まで習った文法や語彙の復習ができ、また、新しい語彙や用法を学ぶこともできました。
第二に、 HSKを受験して3級と4級に合格しました。HSK(新漢語水平考試)とは中国政府教育部が認定する中国語の能力検定試験で、中国語を履修した学生はHSK3級からの受験が勧められます。私は就活や留学の可能性も考慮して、一段上級の4級も同時に受験することを決めました。受験前には、経営学部の廣田教授のHSK対策授業を受け、更に参考書を用いてHSKの出題形式に慣れるよう対策しました。HSKの勉強を本格的に行いたい方には、「特修中国語」の受講もぜひ検討してください。
なお、神奈川大学では特定の検定試験に合格して申請を行うと、受験費用の一部を負担してくれる報奨制度があり、HSKもこの制度の対象でした。私は2つの級を受験しようかと考えていた際に受験料が嵩むことを懸念しましたが、報奨制度が後押しになり受験を決めました。皆さんもぜひこうした制度を利用しながら、一緒に中国語を勉強しましょう。