カリキュラムポリシー

共通教養教育ではこの21世紀型地球市民となるための学びを具体化し、以下に示した方針でカリキュラムを編成しています。

1教育課程の編成・実施

1. 初年次ゼミナール（FYS）を設け、大学生活に順応し、情報リテラシー、メディアリテラシー、スタディースキルを身につけ、本学が掲げるSDGsやダイバーシティについても学びます。
2. 人文、社会、自然、人間形成という幅広い分野の科目を履修し、批判的思考を身につけ、分析、考察できる力、及び見解を論理的に論じる力を身につけるための基礎的知識及び教養を身につけます。
3. 共通テーマ科目「現代社会と市民」を配置し、変化する現代の地域社会や国際社会での様々な問題を発見し、地球規模での問題解決にも貢献できる力を涵養します。
4. 英語、韓国語、スペイン語、中国語、ドイツ語、フランス語、ロシア語の科目を配置する外国語については、今日のグローバル社会に必須である効果的なコミュニケーションをはかるための実用的外国語能力の養成に努めます。また、実用的能力と併せて世界の多様性への認識や異文化理解を促進し、世界の動勢にアンテナを張り、情報を収集して平和を希求する地球市民として積極的に行動する力を身につけます。
5. 「文章表現基礎演習」を配置して、分野を問わず大学の学びに不可欠な論理的思考法を身につけ、文章によるコミュニケーション能力を高めます。
6. 「教養データサイエンス」を配置して、これからの現代社会に必須の数理・データサイエンス・AIに関する知識・技能をもとに人間中心の適切な判断を下す力を涵養します。
7. 「キャリア教育」は、働く人々を取り巻く社会環境の変化を捉えた上で、社会的・職業的な自立に向けた意欲・態度・職業観を育んでいきます。長い人生をどのように生きるか、職業人として社会とどのように繋がっていきたいのかを考えます。
8. 「体験型研修」（文化・スポーツ体験、自然体験、地域貢献・社会体験等）では、現地に足を運ぶ、実物に触れる、多様な人びとと協力し合い行動するなど、新しい経験を通じて実践的能力と人間的成長を促進します。
9. 各分野への導入と学部専攻科目を連関させるための科目を配置しています。

2教育の方法と評価

1. それぞれの科目においてこの教育目標達成のため、グループワーク、ディスカッション、論文作成、プレゼンテーション、フィールドワーク等の教育方法の工夫をしています。
2. それぞれの科目において教育方法の工夫により、批判的思考力、論理的思考力、創造的思考力を身につけ、他者との関係性を構築し、コミュニケーションを発展させられる力を身につけられるようにしています。
3. 外国語科目では、習熟度別（英語）ならびに少人数制により、個人の到達レベルに合うきめ細やかかつ効果的な教育ができるように配慮しています。個人の興味や留学などの目標の実現のために、検定試験や会話等の授業を充実させることにより語学能力のさらなる伸長を図ります。
4. 外国語科目では、外部検定試験をプレイスメントテストとして全学生に複数回実施（英語）、単位認定制度・報奨制度を設けて検定試験の受験を強く推奨、ICTを利活用、授業外でいつでもネイティブスピーカーと話せる場所の設置、スピーチ大会を開催、等により授業内外で学生の語学習得をサポートすることに努めています。
5. 科目の性質により、ゲストスピーカーを招いて実社会の現場の状況を聞く機会を設けています。科目によっては、体験や実習を通して実学教育を重視します。
6. 学生による研究発表会、体験報告発表会等のイベント参加、地域貢献活動などのような、学生個人の努力が自他共に理解され、相互の刺激となる機会を設けています。
7. 単位制度の実質化を図るため、成績評価の方法及び基準を明確化し、成績評価を厳格化しています。