2024.11.15

神奈川県警察本部刑事総務課の浦本剛警部と同国際捜査課の鈴木健一警部補による講演会が開催されました。

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警察官実務特修Ⅰでは、神奈川県警察本部刑事部刑事総務課の浦本剛警部と同国際捜査課の鈴木健一警部補から警察の捜査活動について学びました。

浦本警部からは、捜査活動が殺人、強盗、窃盗、詐欺などの犯罪に立ち向かい、聞込みや鑑識活動などの捜査で犯人を検挙し、事件を解決につなげる活動であり、警察本部刑事部各課と警察署刑事課が連携しながら、複雑・巧妙化する犯罪に立ち向かっていることを知りました。また、それらの刑法犯のほか、組織犯罪対策として、暴力団による多様な資金獲得犯罪、来日外国人等による組織犯罪、薬物・銃器の密輸などに対する捜査活動についてもお話しをしていただきました。刑事が行う犯罪の捜査、被疑者の検挙、取調べ、証拠の収集・保全手続きのほか、被疑者の取調べに当たって、弁解録取書を作成する要領をビデオで学びました。

鈴木警部補からは、国際化する犯罪に対応するために、ICPO(国際刑事警察機構)、国際捜査協力・共助のルート及び国外逃亡被疑者・海外拠点被疑者の捜査要領について学びました。

 

学生からは、「事件を解明するために、情報の収集、どのような犯罪か、犯人は誰か、原因・動機・手段・方法な何か、証拠はあるかなど様々な事柄を立証することが必要だと知った。」、「弁解録取の様子を実際のビデオを見て、ドラマとかの聴取で視る怖そうな刑事とは真逆で驚いた。」、「日本国内で起きる犯罪と警察仕事に目が向きがちであったが、ICPOという組織や国外逃亡をしている犯人逮捕のために国同士が協力をして捜査情報をやり取りしていることに興味が湧き、国際捜査共助について知ることができた。」等の声が寄せられました。