2024.11.07

神奈川県警察本部生活安全総務課犯罪抑止対策室副室長の高木哲郎警部による講演会が開催されました。

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警察官実務特修Ⅰでは、神奈川県警察本部生活安全部生活安全総務課犯罪抑止対策室副室長高木哲郎警部から、県民の安全を守る生活安全警察についての講演がありました。

 

生活安全警察では、県民が安全で安心して暮らせる地域社会を実現するために、窃盗や特殊詐欺犯罪等から被害に遭わないための犯罪抑止対策、DV、ストーカー、児童虐待等の人身安全関連事案への対応のほか、児童買春等の少年の福祉を害する犯罪、偽ブランド品販売等の経済事犯、違法賭博等の風俗関係事犯、不正アクセス等のサイバー犯罪等の取締り等にあたっていることを学びました。

警察本部犯罪抑止対策室では犯罪を未然に防ぐための総合対策を策定しています。

交番の掲示板等に貼り出される各種の防犯ポスターの作成もその1つです。

また、身近に起きている犯罪として、自転車盗、ひったくり、空き巣、痴漢やわいせつ犯罪、インターネットを利用した犯罪、特殊詐欺の犯行の実態と被害を防ぐ対策のほか、昨今、強盗殺人事件や特殊詐欺の実行犯である「闇バイト」の実態についても学びました。

 

学生からは、「平成14年以降、刑法犯認知件数が減少していることは、警察だけではなく行政の条例や県民の意識改革など、まち全体が犯罪に対して関心を高め、警戒心を高めたことであると知った。」、「犯罪を抑止するために、『(犯罪の)機会をなくすために環境を変える』ことで犯罪の発生予防の活動がある。私たちの少しの変化で大きな安心につなげることができる。そのためには情報を自分たちで知ることが大事であることが分かった。」、「特殊詐欺は高齢者の方だけでなく、若者を狙ったものも増えていて、油断できないと感じた。インターネットでの出会いや取引にも十分に警戒心を強めていかなければ、殺人や詐欺に巻き込まれてしまうことを知った。」、「闇バイトは分かりづらいようにしており、引っかかってしまう可能性があり、恐ろしいと感じた。細かなことでも警戒心を持って行動しなければいけないと思う。」などの声が寄せられました。