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2024.07.01
鎌倉市教育文化財部の職員より、ご講演をいただきました。
6月10日に実施された「自治体実務特修Ⅲ」において、鎌倉市教育文化財部教育総務課教育企画担当の奈良凌太氏より「多様なニーズに応えるための資金源の確保について」、そして同教育文化財部多様な学びの場づくり担当の久山雄大氏より「鎌倉市の不登校児童生徒支援について」というテーマでご講演をいただきました。
鎌倉市では児童・生徒の現在の心情に寄り添った指導、将来大人となった時の社会において求められる力を養う教育を基本理念として教育施策を実施していますが、ガバメントクラウドファンディングを活用して財源を確保し、産学官が連携して、それぞれの学校の創意工夫に基づく多様な学びの機会を提供するスクールコラボファンド事業を展開しています。さらに、全国的にも深刻な問題となっている不登校生徒の増加について、学校に通うことがつらいと感じている子どもたちに向けた、子どもたち自身の個性や特性に応じた学び方を見つけていく探究プログラム(かまくらULTLAプログラム)を展開し、加えて、当該プログラムの知見を活かした特別の教育課程を編成し、不登校生徒の実態に配慮した柔軟な指導や支援を行う新たな分校(学びの多様化学校)の開校を計画しているとのことでした。
また、総務部職員課の清水智恵氏より「地方公務員のお仕事について」というテーマでご講演をいただき、実に様々な業務を担い、日々地域に密着して市民に寄り添った課題解決にあたって、まちの良いところを守り、未来に向けて発展させていく市役所職員の魅力とやりがいについてご講演もいただきました。
今回のご講演を踏まえ、受講生は、不登校児童が学びにアクセスするために必要なことについて検討する課題に取り組んでいます。
「自治体実務特修」では県内自治体において実務に携わる方々と共に、学部の専門科目で学んだ内容を活かしつつ、地域における課題への対応を考えていきます。