Study English Abroad Program1

1年 駒澤 龍哉 さん(2019年現在)

SEAで学んだこと

実践的な英語力と異文化理解力です。ただ単に英語を学ぶのではなく、「英語で考え英語で発信」をしないと生活できない環境なので、自然と身に付きました。

・UTASにおける午前中の英語研修
私がいたクラスはレベルが高く、授業内容を理解することが大変な時もありました。しかし、自分の英語力の低さに気付き、帰国後の英語学習のモチベーション向上に繋がりました。

・火曜日・木曜日の午後の授業・活動
主に2つの内容でした。1つ目は日本文化を紹介するプレゼンテーションの作成です。先生方、先輩方、そして同級生と様々な視点からのアドバイスが、とても励みになりました。2つ目はオプショナルツアーです。貴重な野生動物の保護区や名所の訪問を通し、環境問題や現地の歴史・文化について考えることができました。

・ホームステイ
生活環境は快適で、食事も本当に美味しかったです。しかし、ホストファミリーはどちらかと言えば寡黙な方々でした。私はファミリーと会話をしたり、家事を手伝ったりすることを楽しみにしていただけあったので、この点は残念でした。

・UTASでの文化イベント
UTASで日本語を専攻されている学生の方々は、非常に勉強熱心でした。言語学習を通して、お互いの文化を共有する機会は日本では限られると思うので、大きな刺激になりました。

最も印象に残ったこと

UTASでの文化イベントです。現地の学生と、お互いの文化を議論することにより、日本文化の良さを改めて見つめ直すことができました。

後輩のためのアドバイス

主体性を持って参加することが大切です。UTASは様々な国からの留学生も多く在学しており、圧倒されると思います。しかし、授業で隣の席になったら、積極的に話しかけてみるべきです。私は、授業で仲良くなった中国人留学生の誘いで、BBQパーティーに参加しました。また、独学での英語学習を怠らないで下さい。学科の授業だけで英語を学ぶのではなく、English Expressなどを通して、「使える英語」をある程度身に付けてから行くと、より高度な実力がつくと思います。楽しみながら頑張って下さい。

SEAに参加した感想

英語学習のモチベーションになるという点は勿論、何よりも自分の知識や視野を広げる上では大変財産になる経験をたくさんさせて頂きました。先生方の手厚いアドバイスにより、安心してタスマニアを満喫できました。この経験を通し、英語力や知識をさらに増強し、より長期の留学にも繋げたいと思いました。

2年 吉光 安莉紗 さん(2019年現在)

SEAで学んだこと

苦手分野である、聴く力と話す力が伸びた。最初は、一度で周りの人の話を理解できず、自分の考えをその場で英語で表現することにかなり苦労したが、3週間目頃から、周りの人の話を一度で理解できる回数が増えた。最終週の試験で無事合格し、苦手な分野を少し克服できた。

・出発前の授業
オーストラリアの文化、歴史的背景を学んだり、UTASからの留学生などを招いていただき、話を伺うことで、留学に対する心構えが十分にできた。

・UTASの英語研修
日本の授業のスタイルとの違いに戸惑い、最初は、辛い時間でしかなかった。しかし、クラスメイトと打ち解けるようになってからは、わからないことを分かるまで聞き、充実した時間になった。

・火・木曜日の午後の授業
日本の文化を知らない人たちにどう伝えたらよいか考えるきっかけになった。また、タスマニアの観光を通じて、自然や異国の文化を知ることができた。

・ホームステイ
1人でのホームステイであったため、日本語を話せる人が周りにいない状況で英語力を鍛えることができた。家庭料理を教えてもらったり、一緒に巻きずしを作ったりして異文化を共有できた。

・Australia Japan Society
茶道を紹介する機会を頂き、SEAに応募した理由の一つである「日本の文化を英語で伝え、共有したい」という思いを形にすることができ、満足している。

最も印象に残ったこと

UTASの英語研修である。授業のレベルが自分にとって高く、ついていくのが大変だった。しかし、分からないなりにクラスメイトと先生に助けを求めて、授業に参加することで、自発性と語学力を高めることができた。

特に難しいと感じた点

UTASの英語研修でのディスカッションである。日本の授業では、自分の意見を表現したり、他人の意見を批評したりする機会が少ないので、傾聴力と表現力がないと授業についていくのはかなり厳しいと感じた。

後輩のためのアドバイス

留学は、言語や文化を知ることが全てではなく、自分の行動次第で成長できるチャンスでもある。今後留学予定の方には、語学力の向上を目標にするのはもちろんのこと、自分自身を成長させるためにはどうすべきか考えた上で留学に行って欲しい。

SEAに参加した感想

留学を通じて、語学力のなさを痛感した。私の大好きなディズニーの映画と音楽を英語で毎日聞いて、リスニング力を鍛えることと定期的にTOEICを受けて自分の英語力を確認することを欠かさずやりたい。

1年 石川 稚子 さん(2019年現在)

渡航前の事前授業で「帰国する頃には日本に帰りたくないと感じるよ」と聞いた時は信じられず、正直5週間の留学でも長いなと思っていました。しかし、タスマニアでの5週間はあっという間に過ぎてしまい、もっと長期間の留学にも挑戦したいと思うようにまでなっていました。SEA1に参加して英語に囲まれた生活を送ったこと、ホストファミリーや様々な国からの留学生の文化に触れたことは自分の視野を広げるきっかけとなりました。

SEA1の魅力は、タスマニア大学で日本語を学ぶ学生と交流ができること、ホームステイができることだと思います。日本語の授業見学や日本文化を英語で紹介するプレゼンテーション、言語交換を行うことを通して、私自身も日本について深く理解することができました。英語研修の中でも自分の国について聞かれることも多く、世界の国や文化に目を向けることも必要であると同時に、自分の国についても説明できるようにすべきだと感じました。ホームステイ先は留学生が私1人であったため最初は不安を感じていましたが、一緒に食事をしたり、映画を見たり、海に散歩へ行ったりと家族のように暖かく迎えてもらい生活することができました。ホストファミリーからは「英語を少しくらい間違えても伝わるから、話して伝えようとすることが大切」ということを教えてもらい、とにかく話して伝えることを意識していました。ホストファミリーとは普段の出来事やオーストラリアやタスマニアのこと、世界のこと、ホストファミリー自身の経験などたくさんのことを話すことができ、生きた英語に触れながら充実した5週間を送ることができました。

留学前の不安だったことや留学中に苦労したことは、帰国後に振り返ると自分を成長させてくれた経験に変わっていると思います。少しでも留学に挑戦したい気持ちがあるならばSEA1に参加し、最初の一歩を踏み出してみてください。

1年 齋藤 菜那 さん(2019年現在)

SEAで学んだこと

日本の授業では、タスマニアについて学ぶことができたので、知識を持って行くことができた。utasの授業は、はじめ全く話せず、自信をなくしてしまって不安しかなかったが、日がたつにつれてなんとか追い付けるようになり、英語力が向上したことを実感できた。ホームステイでは、色々な場所に連れてってもらったり、色々な話をしてとても楽しめた。utasで行った交流イベントでは、日本語や英語を通して、お互いの文化などを知ることができた。日本に興味のある学生と話すことで、自分も知らなかった日本の魅力だったりに気が付く事ができた。

最も印象に残ったこと

ホームステイは特に印象的だった。現地のことをダイレクトに知ることができたし、日常会話を英語ですることで、自然な英語を身につけられた。

特に難しいと感じた点

language centerでの授業はかなり難しいと思った。周りの中国人学生に飲まれてしまって、自分の英語に自信がもてなくなった時もあった。

後輩のためのアドバイス

はじめは、授業がいやでいやで、毎朝憂鬱になるけれど、どんどん知らないうちに学校が楽しくなって、友達ができて、最後には参加して本当によかったと思える。 発音、リスニング、スピーキング、コミュニケーション、色々なスキルが向上できる。はじめのその恐れをマイナスにとらえず、プラスにしていくことが大切だと思う。必ず最後には何かしらの変化が起きてるはず。

SEAに参加した感想

一言で言うと、awesomeなツアーだった。知らないことばかりの国に一か月住むことは、もちろん不安ばかりだったけど、学校やホームステイを通して、その不安が興味に変わって、色んなことに挑戦できた。空き時間を見つけては、先輩と色んな街に行って、色んな経験をした。SEAのほかの生徒よりも、このツアーを有意義なものにできた。英語を通して学ぶということは、英語圏の人だけでなく、他の圏の人ともつながることができるんだなと実感した。先日、アルバイトをしていた時、中国人のお客さんが来店されて、すべて英語でご案内できて、最後は笑顔で帰ってくださった時、SEAで得たことをとても生かせた気がした。日本でも英語に触れる機会は必ずあるので、それを無駄にしないよう、SEAで学んだことを生かしていきたい。

Study English Abroad Program2

4年 藤川美帆さん(2023年現在)

私はSEA2ではじめて海外に行きましたが、大学生活の中でもっとも有意義な1ヶ月を過ごせたと思います。とくに、滞在先のギルフォードやギルフォードからバスで約15分ほどのところにあるシアーは私のお気に入りの場所でした。どちらの街も観光客が少ないため、穏やかでのんびりとした時間を過ごすのに最適なところです。

ギルフォードは、サリー大学から徒歩15分ほどのところにある小さな街です。大学から近いので授業後に散歩も兼ねてよく訪れていました。なかでもギルフォード城やその周辺の公園がとくにお気に入りで、ベンチに座ってのんびり過ごしたり、テイクアウトしたケーキを食べたりしたのが良い思い出です。

シアーは私がイギリスの中で最も好きな街と言っても過言ではないほど大好きな場所です。私は、イギリス滞在中の約1ヶ月間に計4回訪れました。街並み、穏やかな雰囲気、ゆったりした時間軸、観光客の少なさなど、魅力的な事柄が多いですが、とくにシアーのカフェは最高でした。私のようにケーキなどの甘いものが好きな人は、ぜったい好きになる街だと思います。The Dabbling Duck(写真↑)とHilly’s Tea Shopというカフェはぜひ行ってください!ケーキもスコーンも美味しいし、なにより内装が可愛いです!自家製のケーキやスコーンは、日本では食べられない「本場の味」という感じで、甘いものが好きな人であれば何度も通って食べたくなると思います。ちなみに私は1日に両方のカフェを訪れるほど大好きでした。シアーで過ごした時間は私にとって幸福度が高く、帰国してからも恋しく思うほどほんとうに大好きな街なので、ぜひ一度訪れてみてほしいです。

最後に、留学前は「イギリスと言ったらロンドン!」という印象が強かったですが、ロンドン以外にも素敵な所はたくさんあると実感しました。SEA2はイギリスを五感で体験できるプログラムです。ぜひ参加することをお勧めします!

3年 望月結衣さん(2023年現在)

SEA2に参加する前、私がもっとも不安に思っていたことは現地での生活でした。日本とは言語、ルール、食文化、気候といった周りの環境がすべて異なる状況で、一人暮らしをしたことがない自分が1カ月も過ごせるか自信がありませんでした。学生のうちに海外に行って英語に触れてみたい、今しかできない特別な体験をしてみたいという好奇心だけで応募してしまったことを少し後悔するような気持ちすらありました。

しかし、そんな不安は着いてすぐに忘れてしまいました。1カ月間過ごした寮の設備は最初こそ戸惑ったものの、使い方が分かれば不自由はありませんでした。共有のキッチンスペースはすぐに皆で集まってご飯を食べながらお喋りしたりゲームをする、楽しい場所に変わりました。個人の部屋もかなりの広さがあり、友達と音楽を聴いたり次の休みに遊びに行く場所を考えたり、ほんとうに楽しい時間を過ごすことができました。窓からは日本では見た事のない鳥やリスなどが見え、空気も澄んでいて景色がとてもきれいでした。朝起きたら支度を済ませて講義を受け、放課後はすぐ近くのギルフォードで買い物をしてご飯を食べる。文化研修や休みの日はロンドンや美術館、少し遠出して大好きな小説(ハリーポッター)のスタジオツアーに参加したり。帰ってきたら感想を言い合いながら寝るまで友達と過ごしたサリー大学は、私にとってほんとうに思い入れの深い場所です。

留学と聞いて、自分のコミュニケーション力や英語能力、日本と遠く離れた場所へ行く不安を感じる人もいるかもしれませんが、このSEA2に必要なのは好奇心とほんの少しの勇気だけです。現地の人に話しかけたり、未知の文化に触れたことは間違いなく私の度胸と自信を育ててくれました。一生の思い出と特別な経験をしたいと思っている人はぜひSEA2に参加することをおすすめします!

4年 鈴木朱莉さん(2023年現在)

私にとって、初めての海外がこのSEA2で訪れたイギリスでした。イギリスは歴史を重んじる国で、伝統的で美しい建物や自然、ジェントルマンの精神を受け継ぐ優しい人たちが多いなどというイメージがありますが、これらのイメージを実感したとともに、実際にイギリスで生活して得られた知識も多くありました。

私がとくに印象に残ったのは美術館です。研修ではナショナルギャラリーやテートギャラリーなど多くの美術館を訪れました。研修のほかに自分たちで計画を立ててロンドンのヴィクトリア・アルバート博物館にも行きました。イギリスには多くの博物館や美術館があり、無料で入れる場所が多くあります。美術館によって建物の外観や内装が異なっていたり、コレクションしている画家が異なることで雰囲気が異なったり、それぞれの美術館で見どころが異なるところも美術館見学の楽しみの一つだと思いました。

私は元々絵を鑑賞することが好きだったので、イギリスで多くの有名な作品を見ることができて嬉しかったです。美術館にはショップやカフェも併設されているので実際に見た作品やお気に入りの作品のポストカードを購入して集めたり、鑑賞した後にカフェで一息ついたりすることも楽しみの一つでした。アートが好きな人はもちろん、美術館に行ったことがない人でもSEA2での美術館研修は楽しめると感じました。三週間半という短い期間でしたが、研修やイギリスでの生活を通してイギリスという国の理解を深めることができ、とても充実した期間でした。

4年 崎山雄大さん(2023年現在)

みなさんはイギリスと聞いて何を思い浮かべますか?それぞれ興味のある事はあると思いますが、SEA2に参加していろいろなことを体験して下さい。

自分はとくに観劇体験に感動しました。プログラムにある『オペラ座の怪人』と『夏の夜の夢』の魅力を説明します。シェイクスピアの有名な作品『夏の夜の夢』は歴史と趣のあるグローブ座(写真↑)で鑑賞します。立ち見で観劇するのは疲れる面もありますが、ステージ間近で迫力のシェイクスピア劇を見ると圧倒されて疲れは忘れてしまいます。その場で繰り出されるジョークや立ち見ならではの臨場感は本場でしか味わえません。『オペラ座の怪人』も素晴らしい劇場、His Majesty's Theatreで観劇しますが、違った面白さがあります。典型的な日本の広い劇場に比べたら狭く感じますが、その良さが際立つ演出が見事です。演者の歌声や演技で圧倒されると思いますが、演出も注目してみて下さい。すべての要素が合わさってリアリティーに溢れ、ここでしか感じられない没入感を感じることができると思います。SEA2での観劇体験でもっとほかの作品も体験したいと思いました。

観劇に限らず事前学習は頑張って取り組んで下さい!事前学習のおかげでイギリスでの研修をより良い体験にすることが出来ました。それと同時に自分が行きたい場所をしっかり計画しておくことをおすすめします。魅力的な場所が多いので、限られた自由時間の中で効率的に回るのは難しかったです。暇があったらただ街を散策しているだけでも学びが溢れていました。

私は休みの日は基本的にロンドンを散策していました。ファッションなどのカルチャーに興味があったので、ロンドンで有名なピカデリーサーカスやイーストロンドンによく行きました。日本とは違った商品をたくさん見ることができ、ひじょうに楽しめました!友達と研修外のレ・ミゼラブルも鑑賞し感動的でした。SEA2に参加したことでよりイギリスに興味を持ち、さらに学んだ上でもう一度訪れたいと強く思い、芸術性の高い街に感化されました!

3年 工藤莉多さん(2023年現在)

SEA2プログラムは文化研修が充実しており、ロンドンのほかにも様々な場所を訪れることができるのが魅力の一つです。この体験記では、研修先のChawton、Windsor、Oxford、Salisburyについて紹介したいと思います。

ChawtonにはPride and Prejudiceなどの著者であるJane Austenが過ごした家があり、見学を通して当時の生活の中に入り込んだような感覚を味わうことができます。Jane Austen’s Houseの傍にあるCassandras Cupというティールーム(写真↑)のCream Tea(スコーンとティーのセット)は絶品なので、訪れた際にはぜひ試してみてください。

イギリス国王の居城の一つであるWindsor Castleでは衛兵の交代式を見ることができます。赤い制服姿が印象的で、イギリスに来たという実感が強まった出来事でした。

State Apartmentsには豪華な部屋の数々や世界各地から集まった貴重な品々が展示されています。また、St. George’s Chapelには2022年9月に亡くなったエリザベス2世が埋葬されており、彼女に想いを馳せながらその横を通るという忘れ難い体験もしました。

大学都市Oxfordは歴史ある街並みが素敵で、教会の尖塔に登れば街を一望できます。至る所に読書をしている学生がいたのが印象的で、街を歩くだけで感化されるようでした。
The Grand Caféというイングランドでもっとも古いコーヒーハウスもあります。

SEA2ではSalisburyにある世界遺産Stonehengeを見に行くという他の留学プログラムではなかなかできない体験もできます。人生で一度あるかどうかという体験にきっと感動できると思います。

私はSEA2が初の海外経験だったので留学前は自分の英語力が通用するのか不安でしたが、現地の人々との会話を通じて英語力やコミュニケーション能力を向上させることができました。また、文化研修を通してイギリスの歴史や文化に触れたことで、さらに見聞を深められたと感じています。結果的にとても自信がつき、将来海外で過ごすことに対してもより前向きに考えるようになりました。この留学経験は、自分の力と一生の思い出になると確信しています。SEA2では学び多き4週間を過ごすことができると思います。

3年 瀧澤康聖さん(2023年現在)

私は今回の SEA2プログラムでたくさん思い出に残る体験をしました。その中で、私の記事を読んでくれている皆さんには、プログラムの一つであるサリー大学での英語の授業について主にご紹介したいと思います。

SEA2の現地での授業は3週間あり、1週間に10コマ、合計で30コマの授業があります。1コマあたり90分で、1日2コマの日と3コマの日があります。「そんな長い時間、英語の授業は受けられない…」と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、心配無用です!サリー大学での授業は2人の優しいサリー大学の先生が丁寧に教えてくださいます。英語の授業の内容は主に現地で文化研修に赴く場所についてで、事前に授業で知識をつけてから、研修に行くことができます。また、この授業の最後には英語でのプレゼンがあり、各々がイギリスに関するテーマで自由にプレゼンをしました。先生方はとても優しく、質問にも丁寧に応じてくれるので、気軽に授業に参加することができました。授業での課題はプレゼンの準備のみで、その他の課題は一切ありません。それゆえ授業後は自由な時間がとても多く、参加者は放課後や日曜日に自由に行動することが可能です。

SEA2では英語の授業や文化研修の時間以外にも、放課後や日曜日などの自由な時間が豊富にあります。その時間では参加者それぞれが自由にイギリスで過ごすことができます。言い換えると、SEA2は自分たちの計画次第でより楽しく、より強く思い出に残る留学体験へと昇華することができます。大英博物館やロンドン・アイといった有名な観光地に行ったり、旅行ガイドにはなかなか乗らないような、地元の人のみが知るイギリスの地へ足を運んだり・・・ SEA2をどう過ごすかは、これから参加することを考えている皆さん次第です!
この記事を最後まで読んでくれた皆さん、ぜひ自分にしかつくることのできない、最高のイギリス留学体験をつくりあげてみてください!

※2024年度のSEA2(2024年8月実施)体験談は、下記のnoteの記事をご覧ください。

英語英文学科生の全学共通

4年 米村友里さん(2020年現在)

イギリス マンチェスター大学
推薦語学研修(2018年8月〜9月

Q. 大学と語学センターはどんなところ?

マンチェスター大学はとても大きく、図書館はもちろんカフェや無料で入れる博物館など様々な施設がありました。語学研修の人達が使う建物はバス停からすぐだったので迷うことはありませんでした。語学センターは最初の手続きで行ったくらいで用がなければ行かないです。

Q. 研修先の英語の授業はどうでしたか?

90分のコマが午前2コマと午後1コマ、これが月曜日から木曜日までで金曜日は午前2コマでした。普段の授業では文法やライティング、リスニングなど全体的にまんべんなく学びました。週に3コマ程度の授業では、周辺の美術館に行き、その感想を発表したり、イギリス出身のバンドの曲最低10曲を聴いて好きな曲を一つ選ぶなど、イギリスの文化について学びました。

Q. ここがすごい!おすすめポイントは?

マンチェスターは立地がよくて、いろいろな所へ行きやすいです!大学の周りにはパブやアフタヌーンティーのお店があります。また、歩いて20分くらいの所にあるシティーセンターへ行き、日本でいうGUのようなお店へ行って買い物をしたり映画を観て過ごしていました。また、日帰りでリヴァプールやストラトフォード・アポン・エイヴォンへも行けます。土日を使ってロンドンへも遊びに行ける距離です。

Q. 苦労したことは?

自分の英語がホストファミリーに伝わらないことがあり苦労しました。けれど、怖がらずに積極的に英語を話すことが大事だと感じ、心掛けていました。

Q. これから推薦語学研修制度を使って海外での短期留学をめざす神大生にアドバイスを!

私は初めて海外に行くということで不安がとても大きかったです。しかし、今では行ってよかったなと思いますし、人生で一番のいい経験といってもいいくらいです。なので、少しでも行こうかなという気持ちがあるのならぜひ勇気を出して挑戦して欲しいです!

4年 小南 貴愛さん(2020年現在)

カナダ ビクトリア大学
推薦語学研修 (2019年2月3日〜3月3日)

Q. 研修先の大学と語学センターはどんなところ?

とてもアットホームな雰囲気でした。緊張していたけど現地の大学の学生さんがフレンドリーに迎え入れてくれたので安心できました。

Q. 研修先の英語の授業はどうでしたか?

初日のテストの結果をもとにレベル別でクラス分けされました。なので、自分の能力にあった授業を受けることができます。周りのクラスメイトも同じくらいのレベルなので、「ついていけなかったらどうしよう…」と心配はする必要はないと思います!

Q. ここがすごい!お勧めポイントは?

都会と田舎のいいとこ取りの街でした。カナダといってもビクトリアはけっこう田舎なので緑もたくさんあって景色も治安も良すぎました。滞在中にバンクーバーにも行きましたが、ビクトリアに住む人たちはとくに優しくてウェルカムな雰囲気で大好きでした。ダウンタウンやアップタウンまでバスで行くとショッピングモールやお店もたくさんあるので買い物も充実しています。

Q. 苦労したことは?

大雪が降ったことです。ビクトリアはバスか車しか交通手段がないので雪が降った時はめちゃくちゃ大変でした。バスもなかなか来ないし、バスの乗り換えもよく分からないしで3時間くらい極寒の中さまようこともありました。でも、都会では経験できないような雪の楽しさも味わうことができました。たくさん積もった綺麗な雪で遊ぶのは生まれて初めてだったので貴重な体験になりました。

Q. これから推薦語学研修制度を使って海外での短期留学をめざす神大生へアドバイスを!

もし参加するか迷っているなら行ってみるべきだと思います!私も金銭面や精神面でもたくさん迷いましたが、実際に行ってみて損なことは一つもありませんでした。私は1ヶ月間の短期間だったので、いきなり英語をペラペラ喋れるようには当然ですがなりませんでした。でも、その分たくさんのものを得ることができました。英語を喋るのが恥ずかしい、伝わらなかったらどうしよう、、、という気持ちはなくなりましたし、日本語が通じない知らない土地で生活したことで自信もつきました。友達を増やすチャンスにもなるので、気負わずに旅行感覚でぜひ挑戦してみて欲しいです!

3年 鈴木志穂里さん(2020年現在)

オーストラリア セントラルクイーンズランド大学
推薦語学研修(2020年2月〜3月)

Q. 研修先の大学と語学センターはどんなところ?

セントラルクイーンズランド大学ロックハンプトンキャンパスは、敷地がとても広く自然豊かなところにありました。敷地内を歩いていると毎日のようにカンガルーに遭遇したり、夜になると星がすごくきれいに見えたりしました。語学センターは、ほかの建物に比べると質素なつくりでしたが、清潔感があり、快適に授業を受けることができる環境でした。語学センターの向かい側にバス停があったので、授業終わりにバスに乗って買い物に行ったこともありました。私は大学の寮で生活していました。私が過ごした建物は新しく出来た建物でとても綺麗で快適でした。

Q. 研修先の英語の授業はどうでしたか?

5週間のプログラムに参加しました。授業スケジュールは、午前に90分授業が1コマと60分授業が2コマ、午後に90分授業が1コマで、月曜日から木曜日の週4日でした。授業は、テキストブックを使って、文法や文化を学んだり、リスニングをしたりしました。テキスト以外にも動画を見てその内容についてディスカッションしたり、ゲームをしたりと楽しく学ぶことができました。また、違うクラスの先生や語学センターのスタッフの方も授業に協力してくださって、様々な人とコミュニケーションをとることができました。

Q. ここがすごい!お勧めポイントは?

大学や寮が様々なイベントを企画してくれたことです。新歓の期間の最初の1週間は毎日パーティーやイベントが行われていました。また、ランチタイムに学生が集まって昼食をとるイベントや週に1回みんなで集まって映画を見るイベントなども行われており、いろいろな学生と交流できる機会が多かったです。

Q. 苦労したことは?

バスの本数が少なく、特に週末はほとんど運行していなかったことです。出掛ける時にはしっかり計画を練ったり、タクシーを利用したりしていました。

Q. これから推薦語学研修を使って海外での短期留学を目指す神大生にアドバイスを!

出発する前は不安なことがとても多かったですが、過ごしているうちにどんどん楽しめるようになっていきました。文化の違いなどを現地で生活している人に教えてもらったり、実際に経験したりできたことはとても貴重な体験だったと思います。日本にいるだけでは経験できないようなことをたくさん経験できた1か月だったので、少しでも興味のある人は行ったほうがいいと思います!

小林芽生さん

ラトビア ラトビア大学
派遣交換留学(2023年2月—2023年7月)

2023年3月リガ駅のロシア語でのвокзал(駅)の表示が取り外された。

私は2023年2月から7月までラトビアの首都リガにあるラトビア大学に留学した。リガでの生活を通し、様々なことを体験した。ラトビアには意外とトルコからの留学生が多いこと、本来ロシアに行く予定だったオランダ人の学生がロシア語留学のためにラトビアに来たこと、ロシア語が依然として使われているが徐々に排除の動きがあることなど…行かなければ知ることができなかった貴重な体験を様々できた。今回は、ラトビアで体験したことを2つほど紹介できればと思う。

まず、一つ目は現在のリガのロシア語の使用状況について。実のところ、行く前はロシアの戦争もあり、公共の場ではあまりロシア語が使われていないと考えていたが、ラトビアに行くと小さい子からお年寄りまでロシア語を話していた。実際、自分もラトビア語よりロシア語の方が理解できたため、извинитеやспасибоなどの簡単なフレーズをよく使っていた。また、物乞いにあった際にもロシア語で返答したのを覚えている。ただ、政府的にはロシア語を排除したい動きがあるようで、origoというショッピングセンターの隣にあったターミナルに書いてあったロシア語が突如消えるという出来事もあった。

二つ目はラトビアでの生活について話していこうと思う。ラトビア自体はヨーロッパの中でも物価が安い方であり、自炊するぶんにはかなり安く済ませることが出来た。ポテトやビールなどの一部の製品は日本よりも安かった。ただ、外食をしてしまうとかなり高くつき、ここは日本とは違うなと感じた。また、それ以外の生活用品、例えば洋服に関して言えば、古着屋が多くあり、安く済ませることができた。

以上がラトビアで体験したことの一部である。正直、英語がかなり通じたためロシア語を使わなかった。もう少しロシア語を使ってみるべきであったなと後悔しているが、大学の授業でロシア語があったため、多少は上達させることができたので、何もやらなかったよりはよかったのかなと思っている。ラトビアという国は、小さいが、文化的にも地域的にもとても面白い国である。機会があれば、ぜひ行ってもらえればと思う。

菅沼拓人さん

アメリカ カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)
派遣交換留学 (2022年3月〜2022年9月)

神奈川大学外国語学部英語英文学科の菅沼拓人です。私は2022年の3月から9月までアメリカ合衆国に留学をしてきました。この体験談の中ではアメリカ合衆国の留学の魅力をお伝えしていきたいと思います。

はじめに、私はカリフォルニア州ロサンゼルス近郊の都市アーバインという街にあるカリフォルニア大学アーバイン校(通称UCI)に留学していました。大学のあるアーバインはとても温暖な気候で、滞在期間中に雨が降ることはほとんどありませんでした。加えて、学校の近くには美しいビーチや遊園地など多くの娯楽施設があり、学業だけではなく休日も非常に充実した生活を送ることができます。

大学での授業ですが、私はESL(English as a Second Language)と呼ばれる英語を第二外国語として学習するコースに所属していました。レベルは1から6まで分かれており、比較的少人数の環境で学習をすることができました。学習内容はListening & Speaking, Grammar & Writing, Reading & Vocabularyの4技能を中心としたクラスと、選択科目の中からIdiomを選択して学習していました。授業は月曜日から金曜日の週五日間で午前中のみでした。放課後は次の日の予習や復習の時間に充たり、大学のイベントに参加したりしていました。

留学中の滞在先について、クラスメートの多くは学外の寮やアパートを借りて生活をしていましたが、学校だけではなくその地に暮らす人々と生活を共にして、多くの事を学びたいと考えたためホームステイを選びました。ホームステイ先は学校からバスを使って40分ほどかかる場所でしたが、バスが遅延することはほとんどなく、またバス自体の治安もよかったため日本と変わらない環境で利用することができていました。肝心のホストファミリーですが、私のホストファミリーは元々中東のアラビア半島付近に住んでいたけれど、仕事の関係で世界中を転々として、アメリカに移住してきたバックグラウンドを持っていました。そのため、ホームステイ先での言語は主にアラビア語で、私と会話するときは英語に切り替えて話をしてくれていました。また、食事についてもホストファミリーはイスラム教を信仰していたため、ハラールフード(イスラム教の戒律によって食べることが許されている食べ物)が中心でした。多くの友人からは「アメリカに留学しているのに、アメリカ人のホストファミリーじゃなくて良いの?」という言葉をかけられることがありましたが、私はアメリカの文化にも触れながら、イスラム地域の食生活や文化にも触れることができたため、非常に充実した滞在だったと今でも感じています。このように、様々な国の文化や食事をホームステイ先だけではなく、国全体で感じることができるのはアメリカ合衆国への留学の魅力の一つではないでしょうか。

留学は多くの楽しいアクティビティがある反面、自ら解決しなければならに課題も多くあります。具体的な例として環境への適応が挙げられます。これは私自身の話にはなりますが、アメリカ合衆国に到着した翌日に原因不明の蕁麻疹が体中に出てしまい、病院に行っても原因を特定することができず、専門の医療機関へ滞在期間中何度も通院をしました。ここで実感したこととして、たとえ自分自身が大丈夫だと思っていたとしても、身体は常に正直であるという点です。日本から外国へ行き、且つそこで一人で暮らすということは身体にとって大きな負担であることを忘れてはならないと思い知らされました。

しかしながら、大きな困難に直面しても、乗り越えることができたのはクラスメートやホストファミリー、周りの多くの人の支えがあったからだと思います。お互いに助け合いながら、異国の地で絆を深め合うことは留学の醍醐味の一つでもあり、人生の糧にもなる大切な時間でした。実際に私が留学中に現地の学生に多くの支援をしてもらったことを通して、私自身も留学生の役に立ちたいと決心し、帰国後は国際センターの外国人留学生支援バディーとして活動してきました。

留学全体を通して、アメリカ合衆国で過ごした時間は私の人生に大きな影響を与え、“人とのつながり”というものを改めて実感することのできた非常に充実した期間でした。

後藤千絢さん

アメリカ University of the Incarnate Word (UIW) 大学
派遣交換留学(2022年8月—2022年12月)

こんにちは!外国語学部英語英文学科の後藤千絢です。私は2022年8月から12月まで派遣交換留学でアメリカのテキサス州に留学をしました。その時の授業や生活、休日に関してみなさんにシェアしたいと思います。

私はテキサス州サンアントニオにあるUniversity of the Incarnate Word (UIW) に通っていました。テキサスまでは飛行機で約13時間かかります。アメリカで2番目に面積の大きな州です。直行便はダラスまで行けて、そこから1時間でサンアントニオまで行きます。行きはハワイで乗り継ぎましたが、帰りは12時間座りっぱなしで本当にきつかったです。大学では、現地の学部に所属して、英語力向上ができるようなコンポジションのクラスをとりながら、現地の学生も履修する授業も4つ受けました。テキサス州はメキシコとの国境に位置しているので、メキシコ人の留学生も多く現地でスペイン語を話す人が多かったです。第二外国語のスペイン語を履修済みでしたが、興味本位でアメリカでも履修しました。他には、文化人類学、社会学(映画を通じて社会問題を分析する)、ラテンダンスの授業をとりました。

テキサスに到着してから順を追って振り返ると、現地に到着して空港でピックアップしてもらい、大学についてから同じ留学生とお昼ご飯を食べました。友達ができるのか心配でしたが、その時にたくさんの人と話す機会があったのであっという間に友達ができました。その後、ウォルマートにバンで買い出しに連れて行ってもらい、日用品や朝食のシリアルなどを買いました。到着してから知ったのですが、ベッドはマットレスしかなかったので、カバーから布団、枕もそろえる必要がありました。

私が住んでいた寮は、4人でシェアタイプでした。2人ずつベッドルームがあり、4人でシャワートイレ、キッチンを共有しました。ルームメイトはアメリカ人2人とブラジル人1人です。ブラジル人の子は留学生だったので、情報を共有しあったり、相談もできたので心強かったです。ただ、寮が古いせいで断水や水漏れが頻繁に起こりました。帰国する2週間前には原因不明のトイレ逆流のせいで部屋が水浸しに。電話で状況説明をして助けを求め、その後ルームチェンジを要求するなど大変な目にも遭いました。まさに一番散々な異文化体験をした瞬間でした。

授業に関して、一番神大と違うと思ったことは、課題の多さと授業中の発言の多さです。特に文化人類学のクラスが印象的でした。教授は学生とやり取りをしながら授業をするのが好きで、一緒に受けていた学生も質問に積極的に反応して自分の意見や知っていることを発表しあっていて活発的でした。教授はとてもいい人でしたが、出してくる課題の量は大変でした。事前リーディング課題から一つのチャプターが終わるたびに、課題で読んだ記事の要約や感想を書く課題、そしてテストが合計4回ほどすべて記述で出題されました。テストに関しては毎回学んだ10コンセプトだけ紙に書いて持ち込みをすることができましたが、それでも学ぶことが多いので足りず、テスト前は必死になって暗記をしました。(テストのために暗記をするのは久しぶりで高校生の頃を思い出しました笑)

休日は、基本金曜日はみんな授業がないので金土でよく出かけたりスーパーに行ったりしました。特に思い出深いのは、ハロウィンです。国際センターで働いている学生の子が私たち留学生をたくさん招待してくれて、バーでご飯を食べてり飲んだりして楽しみました。ハロウィンで仮装してパーティーをするのは日本ではあまりやったことがないので本当に楽しかったです。パーティーといえば、クラブにも初めて行きました。フロアで歌って踊り狂う人たちを見て、最初は自分はどうすれば正解なのかと思いました。ただ、クラブに正解も何もありません、ただ自分や友達が創作したダンスを踊ってそして歌うだけです。普段は真面目に勉強している友達もシャイな子も盛り上がるのを見て、一体感やみんなとのつながりを感じました。アメリカン文化を色濃く受けた体験でした。

たった5カ月でしたが、想像以上の楽しさと同時に辛いこともあった毎日でした。このような経験をさせてくれた両親と神奈川大学そしてUIWに感謝しています。この留学を通じて、友達の存在の有難みを感じ、自由と責任について学ぶことができました。これまでは、新しいことに挑戦したいと思っても、その一歩を踏み出す勇気がありませんでした。しかし、友達が増えてから、一緒にこれやろうよと誘ってくれたり、自分からこうしたいと意思をはっきりと伝えたりできるようになって、色々なことに挑戦することができました。勉強だけでなく、文化や考えを学べる機会が多かったのは彼らのおかげだと思っています。今でもメッセージを送り合い、実際に友達が日本に来てくれて再会できたときは感慨深かったです。また、留学を決めてからその後の手続きや準備まで基本自分一人で管理をしてやらなければなりません。現地についてからも、サポートはありますが何かあった時に頼れるのは自分の経験や知識だと思いました。部屋の欠陥や病気(現地で2回目のコロナにかかりました)など何が起こるかわからないからこそ、自由を手に入れた分その責任は自分で対処しなければならないということを学べました。帰国後は、KUSIPSに入って留学体験を発信したり、日本語ボランティアを始めたりと、色々なことに挑戦中です。海外で働く機会が得られるよう、今後も成長し続けられたらと思います!

大串幸輝さん

リトアニア ヴィリニュス大学
派遣交換留学 (2022年2月〜2023年1月)

外国語学部英語英文学科4年の大串幸輝です。私は、2022年2月から2023年1月までリトアニア共和国にて1年間派遣交換留学に努めてまいりました。今回は、私がリトアニアの魅力だけでなく、現地での生活や体験について言及したいと思います。

リトアニアは、元ソビエト連邦の一部であったことから、ソビエト連邦時代の建築物、文化や言語などの遺産がいまだに存在しています。私は、リトアニアの第一都市であるヴィリニュスに滞在していました。留学先であるヴィリニュス大学は、寮からバスで30分~40分ほどの場所にあるオールドタウンの中心部に位置しており、真横には大統領官邸があります。ヴィリニュス大学は、1579年に設立された歴史ある大学です。古く、東欧の建物である大学は、まるで協会の様な美しさを誇っています。また、大学の立地を考慮すると、都心部にあるので通学するついでに友人と食事に出かけたり、買い物をすることが出来ます。また、都心部といってもそこまで広い街ではないので、大学のクラスメイトや友人と偶然道端で会うことも頻繁にありました。その為、学業だけでなく日常生活を満喫することが出来ます。

気候的は地理的にも特徴的で、冬はマイナス10度くらいまで下がることも多く、晩秋から春先まで雪が降っていることがあります。私が2月に留学を開始してから、5月になっても雪が降っていたことを鮮明に覚えています。また、夏にかけて湿度がやや高くなり、日本ほどではありませんが、じめっとしていました。

大学での授業は、主に英語、リトアニア語またはロシア語で行われます。私はFaculty of Philologyという学部に所属しており、主に言語学や文化学について学びました。他にも、リトアニア語の授業も通年で履修しました。リトアニア語のクラスは、ほとんど全ての履修生徒が留学生であるため、友達作りにも適した環境であると感じました。語学学校とは異なり、現地の学生と同じ授業を受ける為、日本とは異なる授業形式や生徒の積極性を肌で感じることが出来ました。大学は世界大学ランキングで400位に位置しており、比較的ハイレベルな環境で学業に専念できるだけでなく、専門的な内容を英語で勉強することでさらなる語学力の向上を期待できると感じました。

私は、大学の寮に滞在していました。大学が位置するシティーセンターからバスでおよそ30~40分ほどかかります。東欧らしい、古い建物であったので見た目がやや古びていますが、世界中から集まった留学生がそこで滞在する為、未知な言語、文化を知るきっかけや、友達作りからパーティーなど多くの学生と交流できるいい機会となりました。部屋は他学生と共同部屋で、2人用ルームまたは。3人用の部屋がありました。私が、一緒に住んでいた学生は、韓国の学生と香港から来た学生でした。異なる生活習慣や文化をバックグラウンドとする学生と共に生活することは時に、難しさを感じましたが、時の経過と共に異文化理解につながった貴重な経験だったと振り返ることが出来ます。例えルームメイトの間で何か問題が生じても、話し合いを通して学ぶことも多かったと感じます

多くの人が留学をするにあたって、自身の成長や新しい環境に期待している一方で、いくつかの困難や課題を克服するための絶好の機会であるとも私は感じました。私が留学一週目にコロナウイルスに感染しました。当時はコロナに感染したら、ホテルでの隔離やそれぞれの大学に報告する義務がありました。もちろんすべて英語で対処しなくてはならないため、留学1週目の私にとっては大きな困難となりました。しかし、自分は派遣交換留学生として選ばれたという自信をもって乗り越えようと行動しました。ウェルカムパーティーにて出会った友人やバディーの力を借りて、なんとかすべての隔離手続きを完了し、無事隔離期間を終えることが出来ました。留学では、たくさんの楽しい思い出がある反面、この様な苦労したこともたくさんあります。そこでは、1人で解決することもありますが、周りの人に助けを求めることや協力して何かを成し遂げる大切さに気付く機会でもあると感じました。

留学を終えた今では、あの時大変な思いをしたけれども、なんとかして乗り越えたねと友人と笑って話す事も時々あります。留学で直面した困難に向けて行動した経験や、周りと協力して何かを成し遂げる経験は、留学を通して大きな経験値となって自身の成長につながったと感じます。リトアニアでの留学を通して経験した事、出会った人々や行動を起こした経験は私の人生にとって大きな財産となって自身を成長させる事が出来ました。

3年 水沼龍亮さん(2020年現在)

アメリカ合衆国 カリフォルニア大学アーバイン校
派遣交換留学(2019年10月—2020年3月)

Q. 留学先の大学はどんなところ?

ロサンゼルスから車で1時間ほどのアーバインという穏やかな町に位置する大学です。アメリカの中でもトップクラスに治安がいい町とも言われています。どれくらい治安がいいかというと窓を開けたまま車を離れて買い物をする人がいるくらいです! 大学はアメリカ国籍の学生だけでなく様々な国籍の生徒が在籍しているため国際色も豊かです。学校のど真ん中にはリスやウサギのいる自然あふれる公園があり授業の合間に寝そべりながら課題をすることもできます。キャンパス内には4つの図書館があるほどとても広いためゴルフカートのような乗り物に乗って移動することもできます。

Q. 留学中に履修した授業は?

リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングなどの英語中心の科目を履修しました。

Q. ここがすごい!おすすめポイントは?

自転車で1時間ほどかけてよく行っていたNewport Beach がとてもおすすめです。手ぶらでいっても釣り具やサーフボードをレンタルするお店があるのでカリフォルニアの広大で美しい海を満喫することができます。また友達とビーチで寝ているだけでも十分楽しいです。

Q. 苦労したことは?

シェアルームをしていたルームメイトとの関係改善にかなり苦労しました。夜中に私の寝ている部屋でゲームをしていたり、アルコールを飲みながら電話をしたりなどがありましたが最終的には話し合いの末、解決することができました。

Q. 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

留学中に一人でアメリカ大陸を横断する旅をしました。その道中に様々な文化的背景を持つ人々との交流を通してアメリカはよく言われている人種のるつぼという混じり合った文化の国というよりも個々の民族アイデンティティーを重んじながら他の民族と共存する国であると感じました。

Q. これから留学を目指すみなさんにアドバイスを!

これから留学を決断する皆さんは周りから留学に対する肯定的な意見、否定的な意見をうけます。しかし、最終的に決めるのは皆さんです! ぜひ自分にとって納得のいく根拠をもって留学に行かれる際は胸を張って飛び立ってください!

3年 川内美咲さん(2020年現在)

カナダ トンプソンリバーズ大学
派遣交換留学 (2019年9月〜2020年3月)

Q. 留学先の大学はどんなところ?

トンプソンリバーズ大学は、カナダのブリティッシュコロンビア州カムループスという場所にあり、時折りシカやリスなどの野生動物が見られるほど自然豊かで、とてもリラックスした雰囲気に包まれながら過ごすことができる大学でした。また、世界各国から沢山の学生が集い、ともに学んでいるため、英語が第一言語ではない学生に対するサポートが充実しているのがとても印象的でした。住居としては、ホームステイか寮を自分で選択することができました。私はルームメイト3人と寮生活をしていましたが、個人部屋があるため、自分の時間も持ちながら友人たちと楽しく過ごすことができました。ホームステイをしていた友人たちも、それぞれの家族やルームメイトと楽しく思い出を作っていたような印象でした。

Q. 留学中に履修した授業は?

私が履修したコースは、ESLという英語力強化に特化したプログラムを履修し、既定のレベルに達してから、専門科目の授業を履修することができるというものでした。最初のレベル分けは、IELTSなど取得済みの英語能力検定のスコアから割り振られますが、留学先で行われるレベル分けのためのテストに申し込めば、テストの結果によってクラスが割り振られるため、希望する場合は自分で手続きをする必要がありました。

Q. ここがすごい!おすすめポイントは?

カムループスは自然に囲まれた場所だったため、友人と一緒に山に登って星空を眺めたり、ハロウィーンの際に民家を回ってトリックオアトリートをしたり、お化け屋敷や迷路に行ったりと、ローカルな遊びを体験することができたことが魅力的でした。また、カムループスから高速バスに乗ってバンクーバーまで約4時間半で行くことができるため、友人と一緒に旅行することもお勧めです。カナダで自分たちだけで旅行を計画し、行きたいところを回ることができてとても刺激的な思い出ができました。

Q. 苦労したことは?

学生が様々な国から来ているため、それぞれのなまりがある英語を聞き取るのが最初は少し大変でした。しかし、それもリスニング力を上げられる良い経験となり、お互いに理解したいという姿勢をもって会話をしていることで理解がしやすくなって、最終的には通じ合えることがとても楽しく、嬉しいという気持ちのほうが強くなりました。

Q. 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

もともとは英語を勉強しに現地に留学することを思い描いていましたが、それ以上に人間として成長させられ、かつ英語が自然と身についた留学になったなと感じています。留学前はちゃんと発音良く、文法ミスも気を付けながら英語を話し、英語力を上げようという意識が一番強くありました。しかし、様々な国から英語を学びにカナダに来た人たちがたくさんいる環境下で、コミュニケーションをとるということに対しての意識が変わり、日本語で話す時よりしっかり自分の意見を確立させてから話すことに重きを置くようになりました。

Q. これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

これから留学を考えている皆さんのなかで、実際に留学するという決断をすることにまだ一歩踏み出せない方がいれば、ぜひ挑戦してほしいと言いたいです。留学は誰しもができることではないと思います。しかし、派遣交換留学はそのチャンスをつかむことの可能性を広げてくれると思っています。私自身、この派遣交換留学に挑戦していなければ今もまだ留学できていなかったと思います。ぜひ挑戦し、このチャンスをつかんで、より多くの学生の皆さんにたくさんの経験をしてきてほしいです。

3年 中茎史歩さん(2020年現在)

アイルランド ウォーターフォード工科大学
派遣交換留学 (2019年9月〜12月)

Q. 留学先の大学はどんなところ?

大学は首都ダブリンからバスで約3時間、「ヴァイキングの都市」と呼ばれるほど街中に遺跡が残っている緑豊かで落ち着いた街にあります。ビジネス、機械、科学、人文学など学部は多岐にわたります。

Q. 留学中に履修した授業は?

観光学に興味があるのでTourism StudiesとGuidingを履修しました。その中で、アイルランドにある遺跡についての観光戦略を考える課題が出されました。周辺地理や観光資源、マーケティングの知識がほとんどないためたいへんでしたがとてもやりがいのある授業でした。

Q. ここがすごい!お勧めポイントは?

大学のある地域はそれほど栄えている地域ではありませんが、そのぶん家で友達とホームパーティーを楽しんだり夕食に招待しあったり交流を深められます。週末や季節行事の際には、中心街でマーケットが開かれ大勢の人で賑わいます。外に出れば必ず知り合いに遭遇するような、小さいけれど人の優しさで溢れる素敵な街です。

Q. 苦労したことは?

神大にとって新規の留学提携校だったために情報が少なかったので、寮の申請や履修登録の方法など留学先に問い合わせることが多く苦労しました。またアイルランド英語はこもったような発音で訛りが強いことに加えて、話すスピードも速いため、慣れるのに時間がかかりました。

Q. 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

現地の学生よりも留学生同士で仲良くなることが多かったです。神奈川大学と比べると大学主催の留学生向け行事がほとんどありません。そのためFacebookで留学生コミュニティを見つけてイベントに参加し、人と交流する機会をつくりました。

Q. これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

何事においても自分から情報を得たり、コミュニケーションを取ったりすることが重要です。私自身、留学当初は英語を聞き取ることで精一杯になってしまい受け身になりがちでした。しかし積極的に話しかけることを意識してからは、友達との仲も深まり「初めて会った時よりスムーズに会話ができるようになったね」と言ってもらえ、自信に繋がりました。自分が動かなければ何も変わりません。進んで自分の世界を広げることが大事です。

3年 益田楓香さん(2020年現在)

リトアニア ミコラス・ロメリス大学
派遣交換留学 (2019年8月〜2020年3月)

Q. 留学先の大学はどんなところ?

とてもアットホームな大学です。教授と生徒との距離が近く、教授がとても親身になってサポートしてくれます。また、留学生にとって最高のメンター達も揃っており、留学生に対するケアが充実していました。図書館が夜遅くまで開いているので、勉強する場所にも困りませんでした。

Q. 留学中に履修した授業は?

私はもともとリトアニア自体に興味があったので、リトアニア語の授業やリトアニアの歴史を学ぶ授業を履修していました。前期は単位互換を考えて取っていましたが、後期は映像編集学などといった神奈川大学では学べないような興味のある授業を中心に履修するようにしていました。留学生の選べる授業はすべて英語で開講され、教授達は英語がとても流暢です。話すスピードは速いですが、聞き取りやすかったと思います。

Q. ここがすごい!お勧めポイントは?

派遣先の学部の授業はもちろん、学部外の授業や大学院レベルの授業も履修できます。また、マルチリンガルクラスという留学生が教師役を行なって開かれる語学クラスもありました。ビリニュスで一番大きなスーパーのあるモールも、都市の中心も学校近くのバス停から一本なので移動が楽でした。

Q. 苦労したことは?

公用語がリトアニア語で英語話者が1割にも満たないため、最初の3週間はリトアニア語がまったく分からず、買い物するのも一苦労でした。英語の標識や看板があるほうが珍しく、慣れるまで苦労しました。また、最初のうちは英語の語彙力が足りず、周りくどい言い回しをしなければならなかったことがもどかしかったです。

Q. 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

いい意味で裏切られました。渡航前は不安でいっぱいで行きたくない気持ちのほうが強くなっていましたが、実際に行ってみると毎日が新しく楽しい事ばかりで、留学中に辛い思いをしたことはまったくありませんでした。

Q. これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

少しでも行きたい気持ちがあるなら絶対に行くべきだと思います。私は幸い辛い思いはしませんでしたが、辛い思いをしたとしてもそれ以上に得られるものの方が圧倒的に大きいです。多くの人に出会い、文化に触れることによって自分の成長にも繋がります。勇気を持って挑戦してみてください!

3年 兒玉雛子さん(2020年現在)

スペイン ジャウマI大学
派遣交換留学(2019年 9月〜2020年 3月)

Q. 留学先の大学はどんなところ?

ジャウマI大学は、カステジョンという町にあります。バレンシアから電車で1時間ほどです。地中海に面したきれいな街で、気候がとてもいいです。地中海のビーチはとてもきれいで、食べ物もおいしいです。とくに、パエリア発祥の地のバレンシア地方に位置しているので、パエリア(写真)は最高においしいです!町の人は陽気で明るい人が多く、ジャウマI大学は、様々な国から留学生が来ているので、すごく国際的な大学です。キャンパス内には学生のための施設が多くあり、広いキャンパスです。外国語の施設はとくに充実しています。

Q. 留学中に履修した授業は?

大学の学科の授業では英文学、コミュニケーション系を中心にとりました。学科の授業はすべて英語で行われたので、英語力を鍛えることができました。学科外では、毎日3時間の充実したスケジュールで行われるスペイン語の講座があり、スペイン語も学ぶことができました。

Q. ここがすごい!お勧めポイントは?

スペインはとても情熱的で明るい国です。カステジョンの人々はとくに積極的で、学校の従業員やカフェの店員でも、誰でも積極的に話しかけると仲良く接してくれるので楽しいです。料理はすごくおいしいです。とくに海鮮料理がおいしいので、ぜひ試してほしいです。また、カステジョンは交通の便がいいので、旅行に行くのにとても便利です。ジャウマI大学は、スペインの留学先の中でもとても良い大学だと思います。スペイン語のコースは大変ですが、他の留学生たちといっしょに楽しく、学科の授業と並行しながら、たくさん学ぶことができます。英語に関しても、英語で開講される授業が多く、ヨーロッパ・英語圏の学生が多いので、英語を使う機会もたくさんあります。スペイン語と英語の両方を学びたい方にはお勧めです。

Q. 苦労したことは?

留学当初はスペイン語能力が低く、クラスにいる英語英文科の学生、留学生とのみ会話していました。しかし、学外ではつねにスペイン語を話さなければ生活できませんでした。言語がわからない分不自由に感じることがたくさんありました。しかし、スペイン語を学ぶ中で言語により興味を持ったり、より多くのスペイン文化を知ったり、より多くの人々と交流ができたのでよかったと思います。

Q. 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

日本とは異なると思った部分はたくさんありました。とくに大きな違いは積極性でした。スペイン人はとても陽気で積極的なので、消極的だった私は誤解をされることが多かったです。積極的な行動が取れるようになるまで時間がかかりましたが、克服することでよりスペインの生活が楽しくなりました。

Q. これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

留学を通して世界中から来た学生たちと出会い、多様な考えを共有し合う中で、より柔軟に、視野を広く物事を見るようになり、自分の国がより明確に見られるようになりました。つらい経験も楽しい経験もたくさんありましたが、現地で会った友人たちとの思い出は一生の思い出になり、つらかった経験は糧になると思います。

4年 西玲音さん(2020年現在)

リトアニア ビリニュス大学
派遣交換留学(2018年8月〜2019年6月)

Q. 留学先の大学はどんなところ?

ビリニュス大学は、1500年代に建てられたひじょうに歴史や伝統を感じられる国立大学です。大学自体が世界向けの観光地にもなっているため、その美しい美術館のような光景には行くだけで気持ちが高ぶります。授業中にはバイオリンや、他の楽器を演奏している外の音が聞こえ、優雅に授業が受けられたりすることもあります。

Q. 留学中に履修した授業は?

アメリカ文学のTravel Writing、詩、哲学的な授業、犯罪学、ビジネス英語、リトアニア語、メディアと英語英文学科の枠を超えて勉強していました。なかでもリトアニア語はとくに難しかったです。

Q. ここがすごい!お勧めポイントは?

街並みの美しさと環境の良さです。世界遺産の旧市街を持つビリニュスは美しい建物ばかり。その反面、大学付近にある格安のバーなど娯楽にも事欠きません。そして休日には1時間以内の移動でピクニックできる優雅な場所があります。私の場合はギターを弾ける人がいたため、みんなで "Take Me Home, Country Roads" を大合唱しました。そんな自然に溢れた街並みの中に伝統的な大学があり、さらに都市であるため娯楽も素晴らしく、国際色豊かに栄え、自然と文明が融合し共存しているのがビリニュスの魅力だと思います。

Q. 苦労したことは?

現地の言葉、大学内の教室探し、食事などです。大学内はとにかく迷路。メニューを食堂で頼むときは英語を話せないスタッフとのリトアニア語での会話でとても苦労しました。自炊しようにも料理をする力が皆無。パスタをケチャップで味付けしてウインナーと卵を添えて夕飯をとり、朝、昼は主食をパスタではなく食パンに変えただけの食生活を半年ほどつづけました。おかげでイタリア人と会話する時にはこのパスタのネタがとても盛り上がりました。プラスαの話として、夜中に寮のキッチンがなぜか火事になり、消防車が駆けつけてきたというハプニングもありました。

Q. 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

友達を見つけるのに苦労しました。すぐ留学先で友達ができると思っていましたが、同じ国同士で固まって行動をする留学生が多数いたため、すぐ友達が増えると思い描いていたイメージが壊されました。しかし、後期になると新しい留学生が合流してきて、そこで素晴らしい人達と出会う事ができました。

Q. これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

英語力を限界まで高めてください!国立大学なだけあり、現地学生、留学生の頭の良さには度肝を抜かれます。英語力だけでなく、発想力、専門的知識など、どれもがハイレベルな方たちです。あとは、孤独を避けるためにも、良い友達ができるまでは積極的に交流を取ると良いと思います!そして、何より楽しむ事が大切です!