国際日本学部について

みなとみらいキャンパス
日本と世界をもっと広く深く理解するための、新しい学びを実践。
国際日本学部の学び
2020年4月、神奈川大学に「国際日本学部」(CCJ:Cross-Cultural and Japanese Studies)が誕生した。ただ一つのグローバルな基準で世界と日本を見るのではありません。多様な文化や価値観を理解し、足元にある「roots(根)」と広い世界に羽ばたく「wings(翼)」を、ともに学ぶ場なのです。
文化とは一国単位で成立するものではなく、複数の文化が交じり合うなかで、新たな文化が生まれていくものです。たとえば、日本の浮世絵がヨーロッパにジャポニスムという流行をもたらしました。その影響を受けたゴッホは新しい絵画を創り出し、その絵画が今度は日本の洋画界に影響をもたらしたのです。また、日本の文化のルーツはかつて海を渡って来た人々によって伝えられたものであり、アジアや欧米の文化との相互作用のなかで、さまざまな文化が生まれてきました。このような文化のダイナミズムへの理解を深めることこそが、国や地域の枠組みを超えてモノや文化、情報が行き交う現代のグローバル社会において重要になります。
国際日本学部(CCJ)は「文化交流ー多文化共生ーコミュニケーション」をキーワードに、深い専門性と幅広い教養を兼ね備えた、世界と日本、地域を結ぶ架け橋となる人を育てていきます。
学部長からのメッセージ
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新入生のみなさんへ
新入生のみなさん、神奈川大学へようこそ。
そして、国際日本学部へようこそ。みなさんが一員となった神奈川大学国際日本学部は、国際港湾都市として発展を続ける街「横浜」、そして、その発展の中心とも言える「みなとみらい21地区」にある高層ビルの都市型キャンパス、「みなとみらいキャンパス(MMC)」の一角を占めています。
この国際日本学部には、みなさんの向学心・探究心を刺激する環境が整っています。それぞれの専門分野で研究に従事する、個性豊かで、様々な文化的・民族的背景を持つ教員たち、そして、そのような私たちの担当する多種多様な授業科目が、みなさんを待っているのです。
これからの4年間、みなさんの学部である国際日本学部、それから、みなさんのキャンパスであるMMCに溢れる人的・物的資源を大いに活用し、「地域」を、「日本」を、「世界」を学ぶ、充実の毎日を過ごしてください。
国際日本学部長
廣瀬 富男