2023.11.28

第18回ビジネスプランコンテスト実施報告

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2023年11月4日(土曜日)午前10時から、神奈川大学みなとみらいキャンパス1階、米田吉盛記念ホールで、第18回神奈川大学経営学部ビジネスプランコンテストが実施されました。今回も平塚信用金庫のご後援を賜り、理事長賞を贈呈して頂きました。毎回のことですが、平塚信用金庫の幹部、中堅の社員4名の皆様にお越し頂き、2名には審査員として参加して頂きました。日頃から与信業務に携われている専門家の知見で、厳しくも暖かい質問とご指摘を頂きました。心から感謝申し上げます。


今回も経営学部3年生の学生12グループが日頃の成果を発表しました。前期の連休明け頃から、各グループは事業アイディアを出し合い、それを事業計画に仕上げ、さらに財務計画を添えて発表していました。審査員の採点では、事業内容の評価、すなわち新規性や独創性、社会的意義性、ニーズ把握も重要な確認点です。


さらにビジネスプランであるからには、経営能力、実現可能性も重要です。大学生の発表では、とかく突飛なアイディアが評価されがちです。しかし、絵空事では思いつきに過ぎません。地に足の着いた実現可能性も重要な評価点です。事前調査はもとより、関係する法規の確認、業界企業への聞き取りなど、実効性の確保も大きな評価ポイントでした。


またプレゼンテーションでの表現力、発言力、質疑応答の的確性や説得力も、将来実社会で数多くのプレゼンテーションをすることになる学生達には、是非とも培って欲しい能力です。自分たちで考え、論理構成したビジネスプランを、パワーポイント資料に基づいて、判りやすく正確に発信する能力は、これからの社会人基礎力として大いに資することでしょう。


今回も出場12グループの内、最優秀賞1件、平塚信用金庫理事長賞1件、優秀賞1件、奨励賞2件でした。半数以上のグループは賞に及ばなかったことになります。しかし、この評価は当日の15分間の発表と10分間の質疑応答に対する評価です。賞に輝いたグループは、「勝って兜の緒を締めよ」の気持ちで。賞に至らなかったグループは、社会人になった時には捲土重来を期して、次への挑戦をして欲しいものです。学生の皆さんの未来は無限大です。ご苦労様でした。


文 経営学部教授 田中則仁(当日司会担当)
※この文章は国際経営研究所発行の「国経研だより」記事より転載しました。なお受賞結果は以下の通りです。

最優秀賞

チーム名:株式会社ArtX
ビジネス名:「Mekkemon」

平塚信用金庫理事長賞

チーム名:富士山ず
ビジネス名:「リーン」

優秀賞

チーム名:物流戦隊ハコブンジャー
ビジネス名:「君が運び屋」

奨励賞

チーム名:ワンダー団
ビジネス名:「ワンダーパーク」

奨励賞

チーム名:Maison de legume
ビジネス名:「ベジハピ」