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2024.08.30

理学研究科 鈴木汰一さんが第38回日本下垂体研究会学術集会「優秀発表賞」を受賞

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理学研究科博士前期課程1年 鈴木汰一さん(藤原研研究室)が、2024年8月25日に行われた第38回日本下垂体研究会学術集会において、「優秀発表賞」を受賞しました。

本賞は、日本下垂体研究会の学術集会において優秀な学術発表を行った若手研究者に贈られます。

テーマ及び内容

研究テーマ:「ラット下垂体前葉の濾胞星状細胞で発現するGタンパク質共役型受容体の同定」

濾胞星状細胞は、下垂体前葉に存在する細胞ですが下垂体ホルモンは作っておらず、幹・前駆細胞、清掃細胞や、種々の細胞増殖因子やサイトカインを分泌してホルモン産生細胞の機能を調節する、などの働きが示されてきています。しかし、その本態は十分に理解されていません。本研究では、ラットを用いて濾胞星状細胞で特異的に発現する細胞膜受容体の同定を試みました。DNAマイクロアレイ解析、in situ hybridization法、シングルセルRNA-seq解析などを用いて、濾胞星状細胞で特異的に発現するタンパク質共役型受容体を突き止めました。今後、この受容体の働き解析することで、濾胞星状細胞の機能を調節するメカニズムが明らかになることが期待されます。

受賞のコメント

この度は優秀発表賞を頂くことができ、誠に光栄に思います。この成果は、日頃からご指導いただいている藤原先生をはじめとした先生方や、研究室のメンバーの支えがあってのものです。心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も研究活動に精進してまいります。

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