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2024.01.11

工学研究科応用化学領域青柳拓樹さんが、表面技術協会若手講演会で「学術奨励講演賞」を受賞

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工学研究科応用化学領域博士前期課程2年の青柳拓樹さん(松本研究室)が、2023年9月19~21日(金)に行われた「表面技術協会 関東支部 第102回若手講演会 in 琉球大学」で「学術奨励講演賞」を受賞しました。関東圏と沖縄県の表面技術とエネルギー関連の研究者が集う講演会において、ポスター発表行い、高い評価をいただきました。

テーマ及び内容

【テーマ】

メタノール・エタノールの電解酸化におけるPtおよびPdのd-バンドセンターと触媒活性の関係

【内 容】

2021年から新たに開始したメタノールとエタノールの電気化学的な触媒酸化の活性と触媒表面のPtおよびPdのd-バンドセンターの関係性を検討した結果であり、触媒活性に最適な電子状態があることを明らかにすることを目的に検討を行ってきました。想定されたように電極触媒活性とd-バンドセンターが火山型の関係性が確認できており、最適な電子状態(d-バンドセンター)が対象となる反応や触媒表面の金属において違ってきており、これらを系統的に検討することによって、触媒活性をコントロールする因子を明らかにできると考えています。

受賞のコメント

若手の研究者の討論会的な集まりであり、研究発表は非常にフランクな形で進められ、別分野の方が、「良く分からないのですが、教えてください。」という形で質問してくるので、最初はどのように説明すべきか戸惑いました。自分も気楽な形でいろいろ説明できたので受賞に結びついたと考えています。大学院に進学して研究を続けてきたことが最後に良い結果となって非常にうれしく思います。ご指導いただいた、先生・先輩・共同研究者の方々に感謝いたします。

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