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2023.12.25

工学研究科応用化学領域青柳拓樹さんが、ICSE2023における発表で「Best Poster Presentation Award」を受賞

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工学研究科応用化学領域博士前期課程2年の青柳拓樹さん(松本研究室)が、2023年11月24日(金)に行われた「International Conference on Surface Engineering (ICSE2023)(韓国、釜山)」で「Best Poster Presentation Award」を受賞しました。

アジア圏の表面技術とエネルギー関連の研究者が集う国際学会において、209件のポスター発表の中から受賞しました。

テーマ及び内容

【テーマ】

「The relationship between d-band Center of Pt in Pt-based Catalysts and Catalytic Activity in Methanol and Ethanol Oxidation in Alkaline Aqueous Solutions」
 

長年、松本研究室で検討が行われている電極触媒活性とPtおよびPdのd-バンドセンターの関係性を検討した結果であり、今回はメタノールとエタノールの電気化学的な触媒酸化をターゲットとしました。想定されたように電極触媒活性とd-バンドセンターが火山型の関係性が確認できており、触媒活性の最大化には適切なd-バンドセンターの値があることを明らかにしました。メタノールとエタノールの酸化反応において同じ最適なd-バンドセンターの値を持つことから、二つの反応における律速段階は同一であることも考察できました。

受賞のコメント

初めての海外での学会発表でしたので、非常に緊張しながら研究の説明を行いました。あまりに、緊張しすぎて何を質問されたのか、何を説明したのかが記憶にないほどでした。大学院に進学して研究を続けてきたことが最後に良い結果となって非常にうれしく思います。ご指導いただいた、先生・先輩・共同研究者の方々に感謝いたします。

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