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2021.12.06

法学部 藤間大順助教が第30回租税資料館賞を受賞しました

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2021年11月29日、法学部 藤間大順助教が第30回租税資料館賞を受賞しました。
この賞は、税法学並びに税法と関連の深い学術の研究を助成するため、税法等に関する優れた著書及び論文に対して、毎年『租税資料館賞』として表彰を行なうものです。
今回、藤間助教は『債務免除益の課税理論』(勁草書房・刊)で、著書の部を受賞されました。

受賞した著書について

借金を帳消しにしてもらったら税金がかかる、という債務免除益課税の問題につき、米国の議論を参照しながら独自の理論を構築した書籍です。
第Ⅰ部で理論を構築したうえで、第Ⅱ部で具体的な問題について論じています。
理論構築にあたっては、借金を返せないから帳消しにしてもらったのに税金がかかるかもしれない、という問題を手掛かりにしました。
具体的な問題としては、最近訴訟で争われることが多い所得分類などを扱いました。

受賞のコメント

母校で執筆した博士論文を出版した書籍ではあるのですが、出版に向けては色々と大変なこともありました。
そんな中で、神奈川大学法学部というしっかりと研究できる環境を与えてもらったことで、出版のために色々と動くことができ、今回の受賞に至ったものと感じています。
租税資料館賞には修士論文向けの部門(奨励賞の部)もあるので、今後は修士課程で指導した大学院生にも受賞してもらえるように励みたいと思います。

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