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2021.09.24

理学部 木下佳樹教授が IEC TC 56 Dependability の chair に指名されました

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理学部 情報科学科 木下佳樹教授が、IEC TC 56 Dependability (国際電気標準会議第56技術委員会[総合信頼性]) のchair(議長)に指名されました。2021年9月から6年間の任期です。1906年設立のIECは、電気電⼦商品の品質基盤と国際貿易を支える活動を展開する非営利国際標準化機関です。TC56が所掌する総合信頼性とは「要求通りに要求時に遂行する能力」を指し、システム技術一般に求められる属性です。

木下教授らは、DEOSプロジェクト (科学技術振興機構CREST制度) などの研究によって「開放系総合信頼性」の概念を産み育てただけではなく、この考えを社会に普及させるために、標準化活動にも従事してきました。TC 56 chair としての活動により、研究成果が国際的に広く行き渡るきっかけとなることが期待されます。

<木下先生のコメント>

情報科学の中でもいわゆる純粋科学の色彩の濃いプログラム意味論の研究に携わっていた私が、社会貢献というお題をいただいて始めたのがソフトウェアの総合信頼性研究です。ソフトウェア・システム工学に関する標準化委員会 ISO/IEC JTC 1/SC 7でも活動してきた経験を活かし、TC 56との相互交流を促して、両分野における標準化の進歩に貢献できればと考えています。

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