お知らせ

2021.08.02

工学研究科の佐藤夏輝さん(博士課程前期1年)と菅原一将さん(同1年)が日本経営工学会2021年春季大会においてBest Presentation Awardを受賞しました

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2021年6月23日に開催された「日本経営工学会2021年春季大会」(主催:公益社団法人日本経営工学会)において、工学研究科の佐藤夏輝さん(博士課程前期1年)と菅原一将さん(同1年)がBest Presentation Awardを受賞しました。
本賞はポスター発表の中で優秀な研究発表をした研究者に贈られる賞であり、6名の受賞者のうち本学大学院生2名が占めたことは快挙といえます。

佐藤夏輝さん(博士課程前期1年)

研究内容

テーマ:「ロジスティック回帰による目的別不正会計の検知」

不正会計とは、実態と異なる財務会計情報を開示する行為であり、経済に混乱を招く社会問題です。不正会計検知モデルはこの問題を解決する方法として、監査実務での応用に期待されています。本研究の目的は、不正会計の目的の多様性を考慮した上で、不正会計検知モデルの構築を行うことです。研究成果として、不正会計の目的・手法別に検知モデルを構築することで、従来のモデルよりも検知精度が改善されることを示しました。

受賞コメント

この度の受賞を大変光栄に思います。研究を進めるにあたり、日頃からご指導いただいた平井裕久先生、小村亜唯子先生には心から感謝申し上げます。今回の受賞を糧に、今後もより一層、研究活動に励んで参ります。

菅原一将さん(博士課程前期1年)

研究内容

テーマ:「数理最適化に基づく仕出し弁当の自動献立作成」
法人向け仕出し弁当事業を行う企業の日替わり弁当の献立作成業務の効率化を研究。現状の献立作成は手作業のため時間がかかり、全ての条件をみたす料理の組合せを人の手で見つけることは困難であるため、企業が献立作成において考慮することをヒアリングし、それらを制約として数理モデルに組み込みました。そして、調理工程や料理の提供間隔など複数の観点で企業側が求める条件を満たす現実的な献立を数理最適化し、「献立自動作成モデル」を作成しました。

受賞コメント

このような賞を頂けたことを大変光栄に思います。私自身、学会発表が初めての経験で、とても緊張しました。また研究内容に加え、よりよい産学連携の実現へ向けて学生の代表として発表することにプレッシャーもありました。ですが、片桐先生のご指導をはじめ、一緒に研究をしてきた片桐研の仲間のおかげで、自信をもって学会に臨むことができました。賞を頂けたことを糧に、今後の研究により一層尽力したいと思います。

参照サイト