お知らせ

2021.07.01

人間科学部・松永研究室の4年生達が、日本音楽知覚認知学会2021年度春季研究会において「ポスター発表選奨」を受賞しました

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2021年6月26日、人間科学部(松永研究室)の4年生研究グループの石本太一さん、山口基樹さん、菅原慧さんが、日本音楽知覚認知学会2021年度春季研究会において「ポスター発表選奨」を受賞しました。

本賞は、ポスター発表の中で優秀な研究発表をした研究者に贈られる賞です。
主に大学院生が発表している中で、学部生が本賞を受賞したのは快挙といえます。

研究内容

テーマ

大人にとって記憶しやすい音階、記憶しづらい音階:音楽訓練経験による差異

受賞者氏名

石本 太一、山口基樹、 菅原慧、 松永理恵

内容

私たちが音楽を十分に理解するには、音楽に関する潜在的知識(スキーマ)が必要であり、私たちは育つ文化の音楽をたくさん聞くことによって音楽のスキーマを獲得していきます。また、外国語を学ぶのと同様に、馴染みのない異文化の音楽でも、たくさん聞けばその文化の音楽スキーマを学習することができます。では、私たちはどのような異文化の音楽であっても、同じ容易さで、各文化の音楽スキーマを学習するのでしょうか。本研究では、この疑問に取り組み、異文化の音楽スキーマの学習のしやすさは同じではなく、音楽で使われる音階の構造に依存することを実験的に示しました。

受賞コメント

この度は、ポスター選奨を受賞することができ、大変嬉しく、光栄に存じます。
今回の受賞は、日頃から熱心にご指導くださった松永先生、共に取り組んだ同ゼミの山口さんと菅原さん、ポスター等発表資料の作成に当たりご助言をくださった非常勤助手の先生、さらには、実験にご協力いただいた参加者の皆様あってのことと存じます。この場を借りて心より感謝申し上げます。
今回の受賞を励みに、より一層研究にまい進する所存です。(発表代表者・石本)