お知らせ

2021.06.04

【総合理学研究所】安部 淳客員研究員らが発表した湘南ひらつかキャンパスをフィールドとしたハチの研究がPNAS(米国科学アカデミー紀要)に掲載されました。

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本学 総合理学研究所の安部 淳客員研究員らが発表した湘南ひらつかキャンパスをフィールドとしたハチの研究がPNAS(米国科学アカデミー紀要)にオンライン掲載されました。

【ポイント】
寄生バチの仲間が母親どうしの血縁関係によって息子と娘の割合を調節して産むことを発見

・ 寄生バチの仲間は一緒に産卵する母親の数によって息子と娘の割合を調節して産むことが知られて いましたが、メリトビアという寄生バチでは母親どうしの血縁関係によってもその割合を調節して産むことを、世界で初めて明らかにしました。
・血縁のある母親が一緒に産卵する状況で、常にオスを少なく産んでいました(オス率約 2%)。このような産み方は、血縁のある息子どうしのメスをめぐる競争を避けるための、母親どうしの協力的な産み方であることが理論的にも解析されました。