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2020.05.21

工学研究科 落合 弘也さん(松本太研究室)が、公益財団法人加藤科学振興会 令和2年度研究奨励金交付者に採択されました

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工学研究科 落合 弘也さん(松本太研究室)が、公益財団法人加藤科学振興会 令和2年度研究奨励金交付者に採択されました。

この研究奨励金は、日本の電気化学工業の発展に大きく貢献した化学者、加藤与五郎氏の若手研究者を育成する考えを基に、電気化学研究者を対象に研究活動を奨励、支援するため毎年授与されているものです。独創的な研究に意欲的に挑む若き学生の研究活動として、落合さんの研究が選ばれました。

奨励金の授与を受けて、落合さんは「この度は、新型コロナウイルスの影響で辛い思いをされている方々がいる中、名誉ある奨励事業に採択されたことを大変感謝しております。このような研究奨励金を頂けるのも、大変熱心に指導して頂いている先生方や先輩方の存在があってのものです。このチャンスを頂いたことに恥じぬように研究に励みたいと思っております」と、喜びと今後の意気込みを語ってくれました。

研究内容

テーマ「CO2 電解還元による有機物の生成を志向した新規 Pd 合金触媒の創出」

二酸化炭素の資源化において「電極触媒」を用いると、燃料として使用可能な一酸化炭素やギ酸、または炭化水素が生成します。一酸化炭素やギ酸を生成する触媒は多々ありますが、有機物を生成することができる単体触媒は銅(Cu)のみです。しかし、Cuでは反応に高いエネルギーを必要としまうため、新しい触媒開発が非常に重要です。そこで本研究ではCu金属触媒に代わる新規な触媒材料の創出に挑戦します。本研究の成果によって今までに例のない触媒能を兼ね備えた新材料の知見を提供することができると考えております。

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