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2019.09.27

工学研究科 安藤風馬さんが、電気化学会関東支部第37回大会夏の学校において最優秀ポスター賞を受賞しました

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2019年9月10~11日に開催された電気化学会関東支部第37回大会夏の学校において、工学研究科応用化学専攻 安藤風馬さん(松本太研究室)が最優秀ポスター賞を受賞しました。夏の学校は、電気化学を専攻する関東近郊の学生の技術向上や研究発表による交流等を目的に電気化学会関東支部により毎夏開催されています。

受賞テーマは、「An Electrochemical Dealloying of Ordered Intermetallic Platinum-Lead (PtPb) Nanoparticles Supported on TiO2-Deposited Cup-Stacked Carbon Nanotube for Highly Efficient Catalysis toward Oxygen Reduction Reaction in Acidic Media」(担持体および第二元素を用いたPt系金属間化合物ナノ粒子のPt d-バンドセンターのチューニングによるORR活性の向上に関する検討)です。

安藤さんが取り組んでいるのは、水素と酸素を電気化学反応させて燃料とする「燃料電池」の研究です。水素側の触媒活性には白金(Pt)が有効ですが、酸素側は白金では反応が進みにくいという問題点がありました。そのため、(1)白金を載せるための土台(担持体)をカーボンから酸化チタンに替える、(2)白金を、第二元素を用いた白金系の金属間化合物に替える、という試みを行いORR活性(酸素還元反応)に変化がみられることを確認しました。

今回の受賞に対し、安藤さんは「大変光栄に思います。何年も続けてきた研究が認められたようで大変うれしく思うと同時に、より研究に専念しなければならないという重圧も感じました。今回の受賞においてご指導してくださった松本先生ならびに研究室の皆様に本当に感謝しています」と、喜びのコメントを寄せてくれました。

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