お知らせ

2019.06.26

工学部秋吉研究室の藤井直之さんと星野恵以子さんが「電気学会 電子・情報・システム部門 情報システム研究会」において「技術委員会奨励賞」を受賞しました

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工学部情報システム創成学科の藤井直之さんと工学研究科経営工学専攻の星野恵以子さんが、2019年5月27日に開催された「電気学会 電子・情報・システム部門 情報システム研究会」において、昨年の講演発表を対象にした選考で「技術委員会奨励賞」を受賞しました。同賞は、35歳以下の発表者に贈られる賞です。

 

藤井直之さん(情報システム創成学科 4年)
研究テーマ:「道路地図画像からの曲がり角密集地域抽出の実験」
交差点や曲がり角では、直線の道よりも事故が起こりやすいことが知られています。カーナビの経路策定などにおいて有用な曲がり角密集地域の位置情報を道路地図画像から得ることが本研究の目標です。実験では、画像処理やクラスタリングといった手法を用いて、曲がり角密集地域の自動検出を行い、その精度向上、さまざまな道路地図画像に対する適用に取り組みました。
受賞について:学部3年という早い時期に研究会に参加させて頂く機会を与えてくださった秋吉先生と研究室の先輩方には感謝の気持ちでいっぱいです。賞をいただいたことで、自分の取り組む研究の社会的意義とやりがいの大きさを改めて感じることができました。

 

星野恵以子さん(経営工学専攻 博士前期課程2年)
研究テーマ:「特許調査における文章間の編集距離を利用した関連公報抽出方式」
Word Mover’s Distanceという手法を用いて、特許文書に含まれる代表文同士の編集距離を計算し、特許文書同士の類似性を測る研究です。従来、すべての文章を入力していましたが、この研究では代表となる文章のみを用いることでどの程度の精度となるかを検証しました。
受賞について:1年間の卒業研究の集大成として受賞をすることができて、大変うれしく思います。秋吉先生のご指導と共に切磋琢磨した研究室の同期や後輩の皆さんのおかげだと心から感謝しています。この結果を踏まえ、修士論文にもつなげていきたいです。