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2019.03.07

「日経サイエンス」2019年4月号特集「走る動物 ヒト」に人間科学部 衣笠竜太教授が取材掲載されました

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自然科学分野の最先端研究を取り上げる「日経サイエンス」誌の2019年4月号巻頭特集「走る動物 ヒト」において、人間科学部 衣笠竜太教授の研究内容およびコメントが掲載されました。

衣笠教授は、人類の歴史を今一度振り返り、世界随一の「4足走者」いとうけんいち氏の協力を得て、ヒトが速くなるため「4足走行」という新たな可能性を研究しています。

バイオメカニクス研究の進展で、ヒトの短距離走の記録は100年で大きく更新されました。衣笠教授は、本学工学部宇佐見義之准教授との共同研究の結果*に基づき、「2050年ごろには9秒を切っているかもしれませんよ、ただし4足で走れば」とコメントしています。衣笠教授らの論文では、1900年以降の2足走行と4足走行による100 mの世界記録を分析しました。その結果、4足走行による記録は2足走行のそれよりも大幅に更新されており、この傾向が今後も続いた場合、2048年に4足走行が2足走行を史上初めて追い抜く可能性があると結論付けています。

人類学者も注目する非常に興味深い研究内容となっていますので、ぜひご一読ください。

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