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2018.07.13

工学研究科 原田菜摘さんが「第67回高分子学会年次大会」において、優秀ポスター賞を受賞しました

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工学研究科 原田菜摘さんが「第67回高分子学会年次大会」において、優秀ポスター賞を受賞しました。
本大会は、高分子科学に携わる研究者・技術者が最新の研究成果を発表し、また互いに密にコミュニケーションできる場を提供することを目的としております。今回受賞となった優秀ポスター賞は、ポスター発表943件中、受賞は55件と多数の応募があった中での受賞となりました。

原田さんの研究テーマは「様々な官能基で連結した二芳香環ジブロモアリレーン上の Pd 触媒の分子内移動と非等モル下重縮合への応用」です。
様々な官能基で連結した二芳香環ジブロモアリレーン上の Pd 触媒の分子内移動特性を調べた結果、2つのベンゼン環に挟まれたメチレン、酸素、ケト基、アミノ基、スルホニル基上を Pd 触媒が移動できることが明らかになりました。さらに、それらのジブロモ体を用いて非等モル下の鈴木・宮浦重縮合を行い、その結果について発表しました。

原田さんは、「初めての学会で不安ばかりでしたが、高分子学会年次大会という大規模な国内学会で、ポスター賞に選んでいただき大変嬉しく思います。また、有機合成や触媒化学などを専門とする研究者と様々な意見交換ができ、新たな視点からの質疑やコメントをいただける機会はとても貴重で、有意義な時間を過ごすことができました。またこの賞がいただけるように今後も努力していきたいと思います」とコメントされました。

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